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【MLB 2023年 レビュー】コロラド・ロッキーズ

今回は、ナ・リーグ西地区5位のコロラド・ロッキーズです。

2023年順位表

今年は59勝103敗で、ナ・リーグ西地区の最下位でした。2019年以降5年連続で勝率5割未満、2022年から2年連続で西地区最下位です。しかも今年の勝率.364は、球団創設以来最も低い勝率でした。

2023年 ナ・リーグ順位表(MLB公式サイトより)

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中本塁打数が13位と、球が飛ぶと言われる高地の球場という地の利を生かせませんでした。また出塁率がリーグ最下位で、得点数は9位という成績でした。

COLロッキーズ 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Elias Díaz 32 141 486 48 130 14 72 1 .267 .316 .409 .725
1B Elehuris Montero 24 85 284 40 69 11 39 0 .243 .290 .426 .716
2B Harold Castro* 29 99 258 24 65 1 31 1 .252 .275 .314 .589
SS Ezequiel Tovar 21 153 581 79 147 15 73 11 .253 .287 .408 .695
3B Ryan McMahon* 28 152 555 80 133 23 70 5 .240 .322 .431 .753
LF Jurickson Profar# 30 111 415 51 98 8 39 1 .236 .316 .364 .680
CF Brenton Doyle 25 126 399 48 81 10 48 22 .203 .250 .343 .593
RF Kris Bryant 31 80 300 36 70 10 31 0 .233 .313 .367 .680
DH Charlie Blackmon* 36 96 359 57 100 8 40 4 .279 .363 .440 .803
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
OF Nolan Jones* 25 106 367 60 109 20 62 20 .297 .389 .542 .931
OF Randal Grichuk 31 64 240 40 74 8 27 2 .308 .365 .496 .861
IF Alan Trejo 27 82 207 24 48 4 26 5 .232 .288 .343 .631
1B C.J. Cron 33 56 208 31 54 11 32 0 .260 .304 .476 .780
2B Brendan Rodgers 26 46 178 21 46 4 20 0 .258 .313 .388 .700
UT Michael Toglia# 24 45 141 18 23 4 9 1 .163 .224 .284 .507
1B Mike Moustakas* 34 47 115 21 31 4 17 0 .270 .360 .435 .795
C Austin Wynns 32 45 117 11 25 1 8 1 .214 .273 .282 .555
  Team Totals 28.3 162 5496 721 1368 163 685 76 .249 .310 .405 .715
  Rank in 15 NL teams     9 9 9 13   14 9 15 10 11
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/17/2023.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

今年はシーズン中に、ムスタカス、CJクロン、グリチャックの3選手をLAエンゼルスに放出しました。SDパドレスからFAで入団したプロファーも、シーズン終盤に古巣のパドレスに放出しました。このようにベテラン選手を放出し再建中のチームですが、ノーラン・ジョーンズブレントン・ドイルエセキエル・トーバーら若手選手の成長が感じられるシーズンでした。

ノーラン・ジョーンズが、最終戦で本塁打と盗塁をきめて、シーズン20本塁打20盗塁を達成しました。

ノーラン・ジョーンズ↓↓↓

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ルーキーのブレントン・ドイルは、打率こそ2割前半でしたが、126試合に出場し、ゴールドグラブ賞を受賞しました。

ショートのルーキー21歳のエセキエル・トーバーは積極的な打撃スタイルが持ち味で、15本塁打を打ち、更なる成長が期待できそうです。

エセキエル・ トーバー↓↓↓

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セカンドのブレンダン・ロジャースがケガのため今年は8月まで出場できませんでしたが、来年はロジャースとトーバーの二遊間の活躍に注目したいです。

投手成績

投手成績は防御率・自責点・奪三振が、ナ・リーグ15チーム中15位と、最下位の成績でした。

COLロッキーズ 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
SP Kyle Freeland* 30 6 14 5.03 29 29 0 155.2 187 87 42 94 100 5.30 1.471
SP Austin Gomber* 29 9 9 5.50 27 27 0 139.0 164 85 43 87 92 5.43 1.489
SP Chase Anderson 35 1 6 5.75 17 17 0 81.1 88 52 32 62 88 5.89 1.475
SP Ty Blach* 32 3 3 5.54 20 13 0 78.0 104 48 24 50 91 5.63 1.641
SP Chris Flexen 28 2 4 6.27 12 12 0 60.1 74 42 19 45 81 5.92 1.541
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
CL Pierce Johnson 32 1 5 6.00 43 0 13 39.0 47 26 25 58 85 4.54 1.846
RP Jake Bird 27 3 3 4.33 70 3 0 89.1 94 43 27 77 117 3.55 1.354
RP Justin Lawrence 28 4 7 3.72 69 0 11 75.0 65 31 36 78 136 3.76 1.347
RP Brent Suter* 33 4 3 3.38 57 2 0 69.1 65 26 25 55 150 3.44 1.298
RP Daniel Bard 38 4 2 4.56 50 0 1 49.1 35 25 49 47 111 6.13 1.703
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
  Connor Seabold 27 1 7 7.52 27 13 0 87.1 116 73 28 67 67 5.75 1.649
  Peter Lambert 26 3 7 5.36 25 11 0 87.1 93 52 28 71 94 5.44 1.385
  Ryan Feltner 26 2 4 5.82 10 10 0 43.1 45 28 28 38 87 4.18 1.685
  Matt Koch 32 3 2 5.12 39 1 0 38.2 41 22 9 27 99 5.07 1.293
  Brad Hand* 33 3 1 4.54 40 0 0 35.2 35 18 16 41 112 4.01 1.430
  Karl Kauffmann 25 2 5 8.23 11 3 0 35.0 42 32 16 16 62 5.91 1.657
  Gavin Hollowell 25 2 0 5.88 26 0 1 33.2 30 22 18 32 86 6.58 1.426
  Noah Davis 26 0 4 8.70 8 6 0 30.0 43 29 15 26 59 6.02 1.933
  Germán Márquez 28 2 2 4.95 4 4 0 20.0 19 11 3 17 103 4.61 1.100
  José Ureña 31 0 4 9.82 5 5 0 18.1 27 20 14 9 52 10.95 2.236
  Team Totals 29.5 59 103 5.67 162 162 32 1414.0 1598 891 586 1129 89 5.24 1.545
  Rank in 15 NL teams   15 1 15     15 15 15 15 11 15      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/17/2023.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

先発投手では、フリーランドとゴンバーの2人が、1シーズンローテーションを守りましたが、2人とも防御率5点台という成績でした。シーズン中にSEAから移籍のフレクセンと、TBから移籍のアンダーソンは、それぞれ2勝と1勝と、先発投手の補強にはなりませんでした。先発投手陣は投壊と言っていい成績でした。

カイル・フリーランド↓↓↓

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救援投手では、クローザーを期待されたピアース・ジョンソンは、期待に応えられず、43試合に登板し、防御率6.00、WHIP1.846という成績でしたが、シーズン中にATLに移籍すると、24試合に登板し、防御率0.76、WHIPも0.887という素晴らしい成績を収め、ATLの優勝に貢献しました。クアーズフィールドは打者有利の球場とはいえ、ここまで成績が違うと驚きます。昨オフにMILから移籍のブレント・スーターは、昨年から成績を落とすことなく、3年連続で、50試合以上、60イニング以上を投げ、防御率も3点台をキープしました。打者では新戦力が出現していますが、投手では安定した投球をする若手の投手がなかなか現れません。

ブレント・スーター↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

野手は戦力ダウン、投手は補強が少なく昨年同様リーグ下位の成績と、開幕前の予想通りの結果となりました。

まとめ

野手は若手の新戦力が出現してきていて、クリス・ブライアントとブレンダン・ロジャースの2人が1シーズン故障なく活躍できれば、戦力は整いそうです。問題は投手です。投手有利の球場のため、FAで良い投手を獲得することが難しい事情がありますので、プロスペクトの成長に期待したいです。

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