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【MLB 2023年 レビュー】シンシナティ・レッズ

今回は、ナ・リーグ中地区3位のシンシナティ・レッズです。

2023年順位表

今年は82勝80敗で、ナ・リーグ中地区の3位でした。過去10年でポストシーズンに進出したのは短縮シーズンの2020年1回のみです。2012年を最後に地区優勝から遠ざかっています。今季は若手が台頭し、前半戦を50勝41敗と9つ勝ち越して地区優勝も期待されたのですが、8月・9月に負け越してしまい、残念ながらポストシーズンには進出できませんでした。しかし若手の台頭が見られ、今後に期待できるチームに成長しました。

2023年 ナ・リーグ順位表(MLB公式サイトより)

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。打率は、ナ・リーグ15チーム中9位ながら、得点、出塁率、長打率、OPSは、15チーム中5位と、リーグ上位の成績でした。

CINレッズ 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Tyler Stephenson 26 142 465 59 113 13 56 0 .243 .317 .378 .696
1B Spencer Steer 25 156 582 74 158 23 86 15 .271 .356 .464 .820
2B Jonathan India 26 119 454 78 111 17 61 14 .244 .338 .407 .746
SS Elly De La Cruz# 21 98 388 67 91 13 44 35 .235 .300 .410 .710
3B Nick Senzel 28 104 301 49 71 13 42 6 .236 .297 .399 .696
LF Stuart Fairchild 27 97 219 34 50 5 28 10 .228 .321 .388 .710
CF TJ Friedl* 27 138 488 73 136 18 66 27 .279 .352 .467 .819
RF Will Benson* 25 108 287 51 79 11 31 19 .275 .365 .498 .863
DH Christian Encarnacion-Strand 23 63 222 29 60 13 37 2 .270 .328 .477 .805
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
MI Matt McLain 23 89 365 65 106 16 50 14 .290 .357 .507 .864
OF Jake Fraley* 28 111 336 41 86 15 65 21 .256 .339 .443 .783
IF Kevin Newman 29 74 225 28 57 3 28 8 .253 .311 .364 .675
1B Joey Votto* 39 65 208 26 42 14 38 0 .202 .314 .433 .747
C Luke Maile 32 74 179 17 42 6 25 2 .235 .308 .391 .699
UT Jose Barrero 25 46 133 15 29 2 17 3 .218 .295 .323 .619
RF Wil Myers 32 37 127 11 24 3 12 2 .189 .257 .283 .541
3B Noelvi Marte 21 35 114 15 36 3 15 6 .316 .366 .456 .822
  Team Totals 26.8 162 5499 783 1371 198 747 190 .249 .327 .420 .746
  Rank in 15 NL teams     7 5 8 7   1 9 5 5 5
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 12/8/2023.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

今季は、エリー・デラクルーズ、マット・マクレイン、スペンサー・スティアー、ウィル・ベンソン、クリスチャン・エンカーナシオン=ストランドなど、ルーキーの活躍が目立ったシーズンでした。

エリー・デラクルーズ、マット・マクレイン、スペンサー・スティアー↓↓↓

エリー・デラクルーズは、デビューからわずか15試合でサイクルヒットを打ちました。また、ショートから一塁への凄いスピードの送球を見せたり、二盗、三盗、本盗を一気に決めるなど、走攻守すべてで能力の高さを示しました。

エリー・デラクルーズのサイクルヒット↓↓↓

ルーキーのマット・マクレインは、衝撃的なデビューを果たしたデラクルーズと比べるとインパクトは低いですが、規定打席不足ながら、打率.290、本塁打16本、OPS.864とチームでもトップクラスの成績を残しました。

マット・マクレイン↓↓↓

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ルーキーのスペンサー・スティアーは、チームトップの23本塁打を打ちました。長年レッズのファーストはジョーイ・ボットでしたが、そのポジションの後継者が現れました。

スペンサー・スティアー↓↓↓

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投手成績

投手成績は、防御率・自責点がナ・リーグ15チーム中13位、WHIPは12位と、リーグ下位の成績でした。先発投手では二桁勝利投手、規定投球回数に到達した投手がいない状況でしたが、リリーフ投手が踏ん張りました。セーブ数がリーグトップで、50試合・50イニング以上を投げた投手が7人おり、そのすべてが安定した成績を残しました。

CINレッズ 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
SP Graham Ashcraft 25 7 9 4.76 26 26 0 145.2 148 77 52 111 96 5.06 1.373
SP Brandon Williamson* 25 5 5 4.46 23 23 0 117.0 111 58 39 98 102 4.63 1.282
SP Hunter Greene 23 4 7 4.82 22 22 0 112.0 111 60 48 152 95 4.25 1.420
SP Andrew Abbott* 24 8 6 3.87 21 21 0 109.1 100 47 44 120 118 4.20 1.317
SP Luke Weaver 29 2 4 6.87 21 21 0 97.0 125 74 34 85 67 5.86 1.639
SP Ben Lively 31 4 7 5.38 19 12 0 88.2 96 53 25 79 85 5.35 1.365
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
CL Alexis Díaz 26 9 6 3.07 71 0 37 67.1 44 23 36 86 149 3.52 1.188
RP Ian Gibaut 29 8 4 3.33 74 0 3 75.2 69 28 28 69 137 4.07 1.282
RP Buck Farmer 32 4 5 4.20 71 0 3 75.0 58 35 29 70 109 4.62 1.160
RP Lucas Sims 29 7 3 3.10 67 0 3 61.0 33 21 39 72 148 4.37 1.180
RP Alex Young* 29 4 2 3.86 63 0 1 53.2 53 23 20 50 119 4.99 1.360
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
  Fernando Cruz 33 1 2 4.91 58 2 0 66.0 52 36 28 98 93 2.83 1.212
  Derek Law 32 4 6 3.60 54 3 2 55.0 50 22 26 45 127 4.62 1.382
  Nick Lodolo* 25 2 1 6.29 7 7 0 34.1 50 24 10 47 73 5.79 1.748
  Daniel Duarte 26 3 0 3.69 31 0 1 31.2 24 13 20 23 125 5.84 1.389
  Luis Cessa 31 1 4 9.00 7 6 0 26.0 46 26 12 11 51 5.41 2.231
  Sam Moll* 31 2 0 0.73 25 0 0 24.2 13 2 11 22 633 3.34 0.973
  Kevin Herget 32 1 2 5.18 14 0 1 24.1 26 14 6 13 89 5.31 1.315
  Connor Phillips 22 1 1 6.97 5 5 0 20.2 18 16 13 26 66 5.92 1.500
  Team Totals 27.5 82 80 4.83 162 162 53 1439.1 1426 772 613 1381 95 4.79 1.417
  Rank in 15 NL teams   8 7 13     1 6 12 13 15 8      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 12/8/2023.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

先発投手では、規定投球回数に達した選手が1人もいませんでしたが、その中でも目立ったのは、奪三振率の高いハンター・グリーンの投球です。9月20日のMIN戦では、7イニングと14奪三振という圧巻の投球を披露しました。来季はシーズン通して安定した成績を期待したいです。

ハンター・グリーン↓↓↓

救援投手では、MLB2年目のクローザーのアレックシス・ディアスが、期待に応え37セーブを挙げる活躍をしました。また多くの中継ぎ投手が今年は活躍をしました。イアン・ギバウトバック・ファーマーの2人は、70試合・70イニング以上を投げる大車輪の働きでした。それ以外にも50試合・50イニング以上を投げた中継ぎ投手がルーカス・シムズを筆頭に4人もいるなど、ブルペン投手陣が安定していました。

アレックシス・ディアス↓↓↓

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イアン・ギバウト↓↓↓

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バック・ファーマー↓↓↓

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ルーカス・シムズ↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

野手は捕手以外の補強が少なく、開幕前はリーグ下位に甘んじると予想していましたが、若手の台頭でリーグ上位の成績をあげました。投手も補強が少なく、開幕前はリーグ下位と予想していました。予想通り全体的にはリーグ下位の成績でしたが、リリーフ投手陣の活躍で、延長戦10勝5敗、1点差ゲーム34勝29敗と、接戦に強いチームになりました。ポストシーズン進出こそ逃しましたが、このような嬉しい誤算で、シーズン終盤までポストシーズン進出を争いました。

まとめ

野手は若手の新戦力が出現してきました。これらの新戦力が、来季以降シーズン通して活躍すると、強力打線になりそうです。投手は先発投手の整備が課題です。救援投手は戦力が整っていますので、先発投手が揃うと、面白いチームになりそうです。

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