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【MLB移籍情報】シカゴ・カブスの戦力補強(投手編)

前回はシカゴ・カブスの野手の戦力補強について書きましたので、今日はその続きで投手の補強について書いていきます。前回記事↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

目次

  • 主な退団選手(先発投手)

まずは退団した選手を見ていきましょう。

ダルビッシュトレードで、パドレスへ移籍。↓↓↓

レスター :FAで退団。ナショナルズと契約↓↓↓

チャットウッド:FAで退団。ブルージェイズと契約↓↓↓

キンタナ:2020年は登板数が少なかったですが、2019年までは先発ローテーションの一角を担っていました。 FAで退団し、エンゼルスと契約↓↓↓

ダルビッシュ、レスター、チャットウッド、キンタナと先発投手が4人も抜けてしまいました。

  • 主な入団選手(先発投手) 

デイビーズダルビッシュとのトレードで、SDパドレスからデイビーズを獲得しました。今年28歳と若く、毎年安定した成績を残す投手です。

デイビーズ 投手成績
Year Age Tm W L ERA GS IP SO WHIP
2015 22 MIL 3 2 3.71 6 34.0 24 1.206
2016 23 MIL 11 7 3.97 28 163.1 135 1.249
2017 24 MIL 17 9 3.90 33 191.1 124 1.354
2018 25 MIL 2 7 4.77 13 66.0 49 1.333
2019 26 MIL 10 7 3.55 31 159.2 102 1.290
2020 27 SDP 7 4 2.73 12 69.1 63 1.067
6 Yr 6 Yr 6 Yr 50 36 3.79 123 683.2 497 1.275
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ウィリアムズ:PITパイレーツからDFAとなっていた、トレバー・ウィリアムズと契約しました。4年間先発ローテーションの一角を担っている実績のある投手です。

ウィリアムズ 投手成績
Year Age Tm W L ERA GS IP SO WHIP
2016 24 PIT 1 1 7.82 1 12.2 11 1.895
2017 25 PIT 7 9 4.07 25 150.1 117 1.310
2018 26 PIT 14 10 3.11 31 170.2 126 1.178
2019 27 PIT 7 9 5.38 26 145.2 113 1.414
2020 28 PIT 2 8 6.18 11 55.1 49 1.572
5 Yr 5 Yr 5 Yr 31 37 4.43 94 534.2 416 1.337

実質的には昨年の先発投手陣からダルビッシュ、レスター、チャットウッドの3人が退団して、デイビーズ、ウィリアムズの2人を補充した形です。そうすると1人足りませんが、2021年の先発ローテーションがどのようになるか予想していきたいと思います。

  • 2021年先発ローテーション予想

2020年カブスの先発ローテーションのうち、2021年もチームに残留する選手の成績一覧は以下の通りです。↓↓↓

2020年カブス 先発投手成績
Name Age W L ERA GS IP SO WHIP
Kyle Hendricks 30 6 5 2.88 12 81.1 64 0.996
Alec Mills 28 5 5 4.48 11 62.1 46 1.155
Adbert Alzolay 25 1 1 2.95 4 21.1 29 1.172

移籍のデイビーズとウィリアムズに上記の3人を足すと、5人の先発ローテーションが確立します。昨年4試合に先発したアルゾレイが期待通りに1年間活躍することがポイントです。変化球で強力CHIホワイトソックス打線から8三振を奪ったピッチングを見るとかなり期待できます。↓↓↓


Adbert Alzolay Strikes Out 8 Over 5 Solid Innings

不安要素は、このアルゾレイが1年通して投げられるように成長するかどうかと、5人全員が右投げであるという2点です。

以下の2名が退団する選手です。
  1. ジェフレス(抑え):8セーブ、23.1イニング、WHIP0.94
  2. テペラ(中継ぎ):20.2イニング、WHIP1.40
ジェフレスが抜けたクローザーの獲得がポイントです。
ホルダー:NYヤンキースからFAのホルダーと契約。中継ぎ投手1人は補充できました。
ホルダー 投手成績
Year Age Tm W L ERA G IP SO WHIP
2016 23 NYY 0 0 5.40 8 8.1 5 1.440
2017 24 NYY 1 1 3.89 37 39.1 40 1.347
2018 25 NYY 1 3 3.14 60 66.0 60 1.091
2019 26 NYY 5 2 6.31 34 41.1 46 1.306
2020 27 NYY 3 0 4.98 18 21.2 14 1.662
5 Yr 5 Yr 5 Yr 10 6 4.38 157 176.2 165 1.285

スチュワート:BALオリオールズからFAになっていたスチュワートと契約。2020年は公式戦の登板がありませんが、MINツインズ在籍時は、先発でも中継ぎでも投げる使い勝手の良い選手です。先発ローテーションが1人欠けた場合には先発に回る可能性があります。

スチュワート 投手成績
Year Age Tm W L ERA G GS IP SO WHIP
2018 23 MIN 2 1 3.68 8 4 36.2 24 1.418
2019 24 MIN 2 2 6.39 9 2 25.1 10 1.461
2 Yr 2 Yr 2 Yr 4 3 4.79 17 6 62.0 34 1.435

その他、ジョー・ビアジーニ、アダム・モーガン、シェルビー・ミラーなど30代前半の実績ある投手とマイナー契約をしています。

2020年カブスブルペン投手陣のうち、2021年もチームに残留する選手の成績一覧は以下の通りです。↓↓↓

2020年シカゴ・カブス ブルペン投手成績
Name Age W L ERA G SV IP SO WHIP
Dan Winkler 30 0 0 2.95 18 0 18.1 18 1.200
Rowan Wick 27 0 1 3.12 19 4 17.1 20 1.385
Kyle Ryan* 28 1 0 5.17 18 1 15.2 11 1.404
Duane Underwood Jr. 25 1 0 5.66 17 0 20.2 27 1.500
Craig Kimbrel 32 0 1 5.28 18 2 15.1 28 1.435
Jason Adam 28 2 1 3.29 13 0 13.2 21 1.244

今季新加入のホルダー、スチュワートの他、マイナー契約の投手も含めるとブルペン投手陣の人数は揃いました。しかし、ジェフレスの抜けたクローザーを補強していません。キンブレルをクローザーにすると思われますが、カブスに移籍後の成績は冴えないので、ボストン・レッドソックス時代のような圧巻の投球を見せてほしいです。

キンブレル 投手成績
Year Age Tm W L ERA G SV IP SO WHIP
2010 22 ATL 4 0 0.44 21 1 20.2 40 1.210
2011 23 ATL 4 3 2.10 79 46 77.0 127 1.039
2012 24 ATL 3 1 1.01 63 42 62.2 116 0.654
2013 25 ATL 4 3 1.21 68 50 67.0 98 0.881
2014 26 ATL 0 3 1.61 63 47 61.2 95 0.908
2015 27 SDP 4 2 2.58 61 39 59.1 87 1.045
2016 28 BOS 2 6 3.40 57 31 53.0 83 1.094
2017 29 BOS 5 0 1.43 67 35 69.0 126 0.681
2018 30 BOS 5 1 2.74 63 42 62.1 96 0.995
2019 31 CHC 0 4 6.53 23 13 20.2 30 1.597
2020 32 CHC 0 1 5.28 18 2 15.1 28 1.435
11 Y 11 Y 11 Y 31 24 2.17 583 348 568.2 926 0.958

レッドソックス時代のキンブレル↓↓↓


Craig Kimbrel Ultimate 2017 Highlights

ブルペンは、キンブレルがクローザーの役割を果たせるか否かが、ポイントになります。

  • まとめ

投手陣は、先発もブルペンも人数は確保しましたが、期待と不安の入り混じる状況です。ナ・リーグ中地区は、他球団の補強があまり進んでいないので、クローザー候補の補強さえすれば、優勝候補になると思います。

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