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【MLB移籍情報】TBレイズの戦力補強

前回記事の続きで、TBレイズの戦力補強について書いていきます。

目次

  • 主な退団・FA選手

主な退団選手を列記すると以下のようになります。

  1. 捕手 ぺレス:PITパイレーツへ
  2. 捕手 ズニーノ:FA TBレイズと再契約
  3. 外野手 レンフロー:FA BOSレッドソックスと契約
  4. 先発投手 スネル:トレードでSDパドレスへ
  5. 先発投手 モートン:FA ATLブレーブスへ
  6. 救援投手 ループ:FA NYメッツへ

このリストを見ると、獲得する必要があるのは、控え捕手1人、外野手1人、先発投手2人、救援投手1人となります。外野手は、2020年ポストシーズンに大活躍し、ポストシーズン新記録となる10本のホームランを打ったアロサレーナがいるので、補強は不要どころか、大きな戦力アップとなります。↓↓↓

救援投手も、現有戦力で十分な人数がいますので、補強は不要でしょう。そうすると、控え捕手1人、先発投手2人の補強が必要となります。 

  • 主な入団選手

SDパドレスとスネル投手とトレードで入団した選手が以下の4名です。↓↓↓

右上の欄にいるメヒアが控え捕手になると予想されます。左上のパティーノ投手は、先発投手候補の1人で、2021年ブレークが予想されるプロスペクトです。↓↓↓

先発投手は、NYメッツからFAになっていたワカ投手と契約しました。↓↓↓

ワカ投手は、ここ2年はWHIPが1.50を上回り、成績を落としている点が気がかりです。

ワカ 投手成績
Year Age Tm W L ERA G IP SO WHIP
2013 21 STL 4 1 2.78 15 64.2 65 1.098
2014 22 STL 5 6 3.20 19 107.0 94 1.196
2015 23 STL 17 7 3.38 30 181.1 153 1.213
2016 24 STL 7 7 5.09 27 138.0 114 1.478
2017 25 STL 12 9 4.13 30 165.2 158 1.358
2018 26 STL 8 2 3.20 15 84.1 71 1.233
2019 27 STL 6 7 4.76 29 126.2 104 1.563
2020 28 NYM 1 4 6.62 8 34.0 37 1.559
8 Yr 8 Yr 8 Yr 60 43 4.01 173 901.2 796 1.334

先発投手は前回ブログに書いたように、PITパイレーツFAになっていたアーチャー投手と契約し、2年半ぶりのレイズ復帰となりました。↓↓↓

アーチャーもワカと同様に最近2年は成績を落としています。成績は前回記事をご参照ください。↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

このように先発投手はワカとアーチャーの2人を獲得し補強が完了しました。2人に若干不安な点はありますが、プロスペクトのパティーノなど有望な選手も保有しているので、バックアップは十分という印象です。
  • 2021年予想戦力(野手)

2020年レイズの主な野手のうち、2021年もチームに残留する選手の成績一覧です。↓↓↓

2020年 レイズ 打撃成績
Pos Name Age G AB HR RBI SB BA OBP SLG OPS
1B Ji-Man Choi* 29 42 122 3 16 0 .230 .331 .410 .741
2B Brandon Lowe* 25 56 193 14 37 3 .269 .362 .554 .916
SS Willy Adames 24 54 185 8 23 2 .259 .332 .481 .813
3B Yandy Díaz 28 34 114 2 11 0 .307 .428 .386 .814
DH Austin Meadows* 25 36 132 4 13 2 .205 .296 .371 .667
CF Kevin Kiermaier* 30 49 138 3 22 8 .217 .321 .362 .683
UT Yoshi Tsutsugo* 28 51 157 8 24 0 .197 .314 .395 .708
IF Joey Wendle* 30 50 168 4 17 8 .286 .342 .435 .777
RF Manuel Margot 25 47 145 1 11 12 .269 .327 .352 .679
UT Mike Brosseau 26 36 86 5 12 2 .302 .378 .558 .936
C Mike Zunino 29 28 75 4 10 0 .147 .238 .360 .598
LF Randy Arozarena 25 23 64 7 11 4 .281 .382 .641 1.022
C Kevan Smith 32 17 31 1 8 0 .258 .378 .452 .830
  Team Totals 27.2 60 1975 80 274 48 .238 .328 .425 .753
  Rank in 15 AL teams     8 7   4 11 4 8 6
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 2/7/2021.

2020年のレイズは、OPSがア・リーグ6位とずば抜けて良い成績ではありませんでしたが上位の成績を残しました。2021年も戦力に大きな変化はありませんが、アロサレーナは、シーズン通して出場すれば、相当な成績向上が見込めます。各選手がいろいろなポジションを守れるので、右・左投手用に打線も組み替えられますし、調子の良し悪しでも打線が組み替えられる層が厚い戦力です。日本人の筒香選手は、外野・DHでは、メドウズやマーゴットとレギュラーを争い、三塁手としては、ディアスやウェンドルと争うことになります。レギュラーのポジションを獲得するには、昨年より成績が向上しないと厳しそうな印象です。このように選手の層が厚いと、切磋琢磨するので、結果としてチーム成績が向上することが見込まれます。今年もTBレイズは、強力打線のNYヤンキース、大幅な戦力補強をしたTORブルージェイズと優勝争いをしそうです。個人的には筒香選手がスタメンで活躍することを期待しています。

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  • 2021年予想戦力(投手)

2020年レイズの主な投手のうち、2021年もチームに残留する選手の成績一覧です。↓↓↓
2020年 レイズ 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP SO WHIP
SP Tyler Glasnow 26 5 1 4.08 11 11 0 57.1 91 1.134
SP Ryan Yarbrough* 28 1 4 3.56 11 9 0 55.2 44 1.186
SP Josh Fleming* 24 5 0 2.78 7 5 0 32.1 25 1.082
CL Nick Anderson 29 2 1 0.55 19 0 6 16.1 26 0.490
RP Pete Fairbanks 26 6 3 2.70 27 2 0 26.2 39 1.388
RP Ryan Thompson 28 1 2 4.44 25 1 1 26.1 23 1.405
CL Diego Castillo 26 3 0 1.66 22 0 4 21.2 23 1.062
RP  Trevor Richards 27 0 0 5.91 9 4 0 32.0 27 1.719
RP  Aaron Slegers 27 0 0 3.46 11 1 2 26.0 19 0.885
RP  John Curtiss 27 3 0 1.80 17 3 2 25.0 25 0.960
RP  Ryan Sherriff* 30 1 0 0.00 10 0 1 9.2 2 0.828
  Team Totals 27.9 40 20 3.56 60 60 23 527.2 552 1.219
  Rank in 15 AL teams   1 15 2     1 2 2  
2020年のレイズは、防御率がア・リーグ2位と、投手力で優勝したチームでした。中継ぎではループが抜けましたが、上記だけでも8人もブルペン投手がいますので、前年と同様の成績を期待できるでしょう。クローザーは、昨年同様アンダーソンとカスティーヨが併用されるでしょう。心配な点は先発投手です。スネルとモートンが抜けて、近年成績が振るわないワカとアーチャーが加入するからです。
  • リッチ・ヒルと契約 *2月15日更新

MINツインズからFAになっていたリッチ・ヒルと、1年・250万ドルで契約しました。↓↓↓

ヒル 投手成績
Year Age Tm W L ERA G GS IP SO WHIP
2005 25 CHC 0 2 9.13 10 4 23.2 21 1.775
2006 26 CHC 6 7 4.17 17 16 99.1 90 1.228
2007 27 CHC 11 8 3.92 32 32 195.0 183 1.195
2008 28 CHC 1 0 4.12 5 5 19.2 15 1.576
2009 29 BAL 3 3 7.80 14 13 57.2 46 1.873
2010 30 BOS 1 0 0.00 6 0 4.0 3 1.500
2011 31 BOS 0 0 0.00 9 0 8.0 12 0.750
2012 32 BOS 1 0 1.83 25 0 19.2 21 1.424
2013 33 CLE 1 2 6.28 63 0 38.2 51 1.733
2014 34 TOT 0 0 3.38 16 0 5.1 9 2.438
2015 35 BOS 2 1 1.55 4 4 29.0 36 0.655
2016 36 TOT 12 5 2.12 20 20 110.1 129 0.997
2017 37 LAD 12 8 3.32 25 25 135.2 166 1.091
2018 38 LAD 11 5 3.66 25 24 132.2 150 1.123
2019 39 LAD 4 1 2.45 13 13 58.2 72 1.125
2020 40 MIN 2 2 3.03 8 8 38.2 31 1.164
16 Y     67 44 3.79 292 164 976.0 1035 1.222
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 2/15/2021.

ベテランですので、1年間休まずプレーするのは難しいかもしれません。レイズは5人先発ローテーション投手がいますので、誰かが故障したり、復調しなかった時のカバーにもなりますので、ヒル投手の獲得で、レイズの投手陣は盤石となった印象です。

  • 2021年先発ローテーション予想

ローテーションは、以下のようになると予想されます。
  1. グラスノー
  2. ヤーブロー
  3. フレミング
  4. アーチャー
  5. ワカ
  6. ヒル(2月15日追記)
この5人に加えて、今年ブレークしそうなプロスペクトに、パティーノ、マッケイ、マクラナハンの3人がいます。↓↓↓

仮に、アーチャーやワカが復調しない場合や、先発・ブルペン問わず、ケガで誰かが離脱した場合に、このプロスペクトの中から活躍する選手が出てくるはずです。大物をFAで契約しなくても、レイズは優勝争いをできる戦力を揃えたと思います。

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