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ダルビッシュ7勝目【MLB2021】6月21日~24日(レギュラーシーズン)

今回は、6月21日~24日のシリーズで注目した試合やプレーを振り返ります。毎日1試合ないしは2試合を取り上げようと思ったのですが、面白い試合や、日本人が活躍する試合が多く、多くの試合を取り上げすぎて、投稿するブログ記事が長くなってしまいました。すみません。ご容赦ください。

目次

注目の試合

ATL 2, NYM 4 (JUN.21 @NYM) DH-1

NYメッツとATLブレーブスとのダブルヘッダー第1戦、メッツのデグロムが好投しました。

デグロムは、この日も5イニングを被安打1、6奪三振、自責点ゼロと、無失点に抑えました。最近の先発5試合では、1点も取られていません。これで今季の防御率が0.50と、信じられないレベルの投球を続けています。

この日は打者としては、ヒットを打てませんでしたが、守備でピッチャーライナーを好捕しました。

打撃陣は、5回裏に故障者リストから復帰したばかりのマクニールがヒットで出塁するなどし、1アウト満塁のチャンスを作りました。

リンドーアがアウトになるものの、スミスが2アウト満塁から走者一掃の二塁打を放ち、3点を挙げました。 

デグロムは、慎重を期し、70球、5回で降板しましたが、勝利投手となり、今季7勝目。今年は、ピッチング内容も良く、勝ち運にも恵まれています。故障だけには気を付けて、シーズン通しての活躍を期待します。 

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ATL 1, NYM 0 (JUN.21 @NYM) DH-2

ATLブレーブスのアクーニャが守備に、打撃に活躍した試合でした。

まず守備では、0対0の2回裏、ライト前ヒットで、1塁から3塁を狙った走者のアロンソを、ライトからサードへダイレクト送球する強肩で、タッチアウトに。NYメッツのチャンスの芽を摘みました。

打撃では、5回表に、先制のソロホームランを打ちました。20号ホームランで、トップのタティスに2本差に迫りました。

ブレーブスは、この1点を守り切り、1対0で勝利ました。この日のダブルヘッダーは、1勝1敗の引き分けです。

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LAD 2, SD 6 (JUN.21 @SD)

ナ・リーグ西地区のライバル対決3連戦の初戦は、パドレスが勝利。

初回に、マチャッドの3ランホームランなどで、4点を挙げ、試合を有利に進めました。

5回裏には、クローネンワースの2ランホームランで2点を追加しました。

この日のパドレスの先発投手は、ダルビッシュ有で、6イニングを被安打2、11奪三振で、7勝目を挙げました。この日も、変化球が冴えわたっていました。

この日の11奪三振で、ダルビッシュは、メジャー通算1,500奪三振をあげました。197試合目の登板で、1,500奪三振に到達し、200試合以下で1,500奪三振に達した選手は、メジャーリーグ史上初ということです。

パドレスは、この日の勝利で首位SFジャイアンツに4.5ゲーム差、2位LAドジャースに2.5ゲーム差に迫りました。 

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LAD 2, SD 3 (JUN.22 @SD)

ナ・リーグ西地区のライバル対決は、パドレスが連勝。

初回に、左投手のカーショウから、左打者のクローネンワースが2ランホームランで、2点を先制。

5回裏には、キムが、カーショウのカーブに全くタイミングが合っていないような空振りをした後、見事にタイミングを合わせて、レフトスタンドにホームランを打ちました。

ドジャースも粘ります。8回表には、スミスがサードゴロを打ち、マチャッドが上手くダブルプレーを完成させますが、その間に1点を取りました。 

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9回裏には、クローザーのマランソンが登板しますが、ドジャースは代打バーンズがホームランを打ち、1点差に迫りました。

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ドジャースの反撃もここまでで、マランソンがリーグトップの22セーブ目を挙げ、パドレスが連勝しました。

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WAS 3, PHI 2 (JUN.22 @PHI)

ナ・リーグ東地区の2位争いの対決で、最近好調のWASナショナルズが勝利しました。

ナショナルズの先発シャーザーは、5回を被安打わずか2本、8奪三振を奪い、6勝目をあげました。

この好投に対し、PHIフィリーズのジラルディ監督の取った行動は、今後様々な議論を呼ぶ態度でした。シャーザーが粘着物質を付けている疑いで、審判に確認を促しましたが、シャーザーからは、そういった違反は見つけられませんでした。疑いたくなるほど、素晴らしい変化球をなげていましたが、これでは、相手投手のリズムを狂わすことにもなります。さらに、シャーザーはイニング終了後、ベンチに戻る時にフィリーズベンチをにらみつけ、ベンチに戻ってもフィリーズベンチに向かって、「何もつけていない」というジェスチャーを見せると、ジラルディ監督が激昂します。ジラルディは退場となりました。

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ジラルディが怒るのは筋違いだと思いますが、問題は違反物についてチェックされることで、投手のリズムが狂うことです。監督にアピールする権利があるとしても、何らかの制限が必要です。さもないと、監督は調子のいい相手投手のリズムを崩すために、アピールすることが可能になってしまいます。以下のツィッターで、カーショウが提言しているように、アピールが失敗に終わったら、1回のチャレンジの権利を失うなどの、ペナルティがあるべきだと思います。カーショウの提言は、非常にいいアイデアだと思います。

試合内容に話を戻すと、初回はベルとゴームスのヒットなどで2点をあげ、3回にもゴームスが打点を挙げ、ナショナルズは3点を挙げました。一方、フィリーズは、2回にハーパーのソロホームラン。8回にはホスキンスのソロホームランで、3対2と1点差に迫ります。そこで、8回裏1アウトから、ナショナルズのクローザー、ハンドが登板します。9回裏、フィリーズも、1アウト満塁のチャンスを作って粘りますが、ハンドが無失点に抑えて16セーブ目を挙げました。

この結果、ナショナルズは、ナ・リーグ東地区2位のATLブレーブスにゲーム差なしに迫り、PHIフィリーズと並んで3位に浮上しました。ナショナルズは、先発投手が揃っているので、東地区で順位を上げていきそうな勢いを感じます。 

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SF 9, LAA 3 (JUN.23 @LAA)

大谷翔平が先発登板した試合です。

大谷は6回を9奪三振、1失点とクオリティスタート。

SFジャイアンツの先発ゴーズマンも、7回を1失点と、1対1の同点のまま9回を迎え、12回に両チームが1点ずつを加え、2対2となり、LAエンゼルスのレガーレスが、内野ゴロの間にホームインしたと思われましたが、ビデオ判定の結果、ジャイアンツのポージー捕手のタッチが早く、同点のまま延長13回に入りました。

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こうなると、ジャイアンツが波に乗ります。エンゼルスは、捕手のスズキが交代したため、ウォードが本職ではない捕手を務めたこともあり、中継ぎ投手も思うような投球ができませんでした。わずか2安打で7点も奪われ、最終的には9対3でジャイアンツが勝利しました。大谷選手は良いピッチングをしても、中継ぎ投手が逆転され勝利できない試合が多いです。 

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LAD 3, SD  5 (JUN.23 @SD)

ナ・リーグ西地区のライバル対決3連戦は、パドレスが3連勝スイープしました。

初回に、SDパドレスは、LAドジャース先発のバウアーから、クローネンワースとマチャッドのホームランで2点を先制。

4回表にドジャースが2点を返し、2対2の同点に追いつきますが、7回裏、カラティーニのホームランで、3対2と再びリードします。 昨年のサイヤング投手バウアーからホームラン3本で3点を取り、パドレス打線も調子が上向いてきたようです。

8回にドジャースはターナーのタイムリーヒットで3対3の同点に追いつきますが、8回裏、パドレスは、押し出し四球とカラティーニの犠牲フライで2点をとり、5対3とリードを奪います。最後は、マランソンが登板し、23セーブ目を挙げました。最終回の光ったプレーは、サードのマチャッドが、プホルスのサードライナーを地面スレスレでキャッチすると、すかさず二塁に送球し、飛び出したランナーをアウトにしてゲームセット。ホームランといい、守備といい、古巣ドジャース相手に、素晴らしいプレーを連発しました。

パドレスは3連勝スイープして、2位のドジャースに0.5ゲーム差にまで迫りました。一方のドジャースは、1位のSFジャイアンツに、4.0ゲーム差もつけられてしまいました。それにしても、今年のナ・リーグ西地区は、面白い試合ばかりで目が離せません。

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WAS 13, PHI 12 (JUN.23 @PHI)

ナ・リーグ東地区のライバルとの2連戦に連勝し、WASナショナルズは、東地区で単独2位に浮上しました。また、この試合は、シーソーゲームで非常に面白い試合でした。

4回までに、PHIフィリーズは、ハーパーのホームランなどで5対0と大きくリードしていました。

5回表に、WASナショナルズは、シュワーバーの3ランなどで、5点を奪い、5対5の同点となります。 シュワーバーは、ここ4試合で6ホームランと絶好調です。

直後の5回裏、今度はマカッチェンが満塁ホームランで、フィリーズが9対5とリードします。

すぐあとの6回表、ターナーの2点タイムリーヒット、ベルの満塁ホームランで、ナショナルズが11対9と、逆転しました。

フィリーズも負けておらず、7回に1点、8回に2点を挙げ、フィリーズが12対11と再逆転します。
今度は9回表に、ナショナルズのスターリン・カストロが、2点タイムリーヒットで、ナショナルズが13対12と再逆転し、勝利しました。ここまで逆転につぐ逆転の試合というのは、あまり記憶にありません。

直近10試合で、9勝1敗と好調のナショナルズ、この先が楽しみです。

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KC 5, NYY 6 (JUN.23 @NYY)

ナ・リーグばかり書いているような気がしますが、ア・リーグも面白い試合がありました。この試合もなかなかのシーソーゲームで、8回から試合が動きました。

2対2の同点の8回表、今年KCロイヤルズにFA加入したばかりのサンタナがホームランを打ち、3対2とロイヤルズがリードします。

直後の8回裏には、今季シーズン初めにTEXレンジャーズから放出され、NYヤンキースに加入したばかりのオドーアが、2ランホームランで、ヤンキースが4対3と逆転します。オドーアにとっては、ヤンキース入団は良い転機だったと思います。 

また、直後の9回表、NYヤンキースは、クローザーのチャップマンが登板しますが、押し出し四球を出し、オハーンに内野安打を打たれ、ロイヤルズが5対4と再逆転します。

そうなると9回裏は、ロイヤルズは、ホランドが登板します。しかし、ホランドがピリッとせず、ヤンキースは、サンチェスのホームランで5対5の同点に追いつきます。

 最後は、ボイトのレフトフェンス直撃のタイムリーで、ヤンキースがサヨナラ勝ち。

 ヤンキースは、首位のBOSレッドソックスと4.5ゲーム差で、これ以上引き離されるわけにはいかず、負けられない試合が続きます。

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BOS 0, TB 1 (JUN.24 @TB)

見事な投手戦。守備が試合の明暗を分けました。

5回裏、BOSレッドソックス、ライトのレンフローが、鋭いライナーをジャンピングキャッチ。

このファイインプレーもあり、レッドソックス先発のピベッタは、6回2/3をノーヒットピッチング。

TBレイズは、7回表、センター前ヒットで、2塁ランナーがホームインと思われましたが、キーマイヤーのバックホームで、ランナーをホームタッチアウトに。

0対0のまま9回裏を迎え、ヒットで出塁したレイズのマーゴットが、2塁へ盗塁し、キャッチャーの悪送球で、3塁まで進みます。次打者は敬遠四球とし、その次の打者メヒアの時に、レッドソックスのバーンズがワイルドピッチで、サヨナラとなりました。最終回の、エラーが試合を決定づけました。

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CHC 4, LAD 0 (JUN.24 @LAD)

今季7回目のノーヒットノーラン。今回は、1人の投手によるノーヒットノーランではなく、4人の投手で達成しました。

デイビーズが6回で94球に達していたので、ノーヒットピッチングでしたが、交代せざるを得ませんでした。後続のテペラ、チェイフィンが見事にノーヒットピッチングを繋げました。

そして最後は、クローザーのキンブレルが、四球で1人ランナーを出しながらも、3人を連続三振に打ち取りゲームセット。 

ドジャースは、これで4連敗。圧倒的な優勝候補でしたが、少し心配になってきました。

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順位(6月24日時点)

アメリカンリーグ:

①東地区:TBレイズがBOSレッドソックスとの3連戦を2勝1敗と勝ち越し、首位に返り咲きました。

②中地区:CLEインディアンスが、首位CHIホワイトソックスに2.0ゲーム差まで迫ってきました。

③西地区:HOUアストロズが連勝を11に伸ばし、OAKアスレチックスと2.0ゲーム差をつけました。

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ア・リーグ順位表 6/24時点(MLB公式サイトより)

ナショナルリーグ:

①東地区:NYメッツが東地区で唯一勝ち越しているチームで、首位をキープ。下位ではWASナショナルズが5連勝し、直近10試合を9勝1敗と好調で、ようやく勝率を5割としました。

②中地区:首位CHIカブスから3位CINレッズまで4ゲーム差以内で、一進一退の攻防です。4位のSTLカージナルスが4連敗し、首位争いから脱落しそうになっています。

③西地区:SDパドレスがLAドジャースに3連勝したことで、ドジャースとパドレスのゲーム差は無くなり、その間に勝ち星を重ねたSFジャイアンツが、2位に4.5ゲーム差をつけて、首位を独走しそうな勢いになってきました。

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ナ・リーグ順位表 6/24時点(MLB公式サイトより)

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