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【MLB 2021年 レビュー】ミルウォーキー・ブルワーズ

今回は、ナ・リーグ中地区優勝のミルウォーキー・ブルワーズです。

2021年順位表

今年は、95勝67敗で、ナ・リーグ中地区において地区優勝しました。9月に同地区2位のSTLカージナルスが17連勝をして猛追してきましたが、最後は5ゲーム差をつけて逃げ切りました。ポストシーズンでは、NLDSでATLブレーブスに1勝3敗で敗れました。2018年から4年連続でポストシーズンに進出していますが、ワールドシリーズに駒を進められていません。

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2021年 ナ・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中、打率14位、OPS 11位と、下位の成績ですが、総得点数は6位という成績で、低打率のわりに比較的得点数を稼いでおり、効率的な攻撃をしていたことがわかります。

MILブルワーズ 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Omar Narvaez* 29 123 391 54 104 11 49 0 .266 .342 .402 .743
1B Daniel Vogelbach* 28 93 215 30 47 9 24 0 .219 .349 .381 .730
2B Kolten Wong* 30 116 445 70 121 14 50 12 .272 .335 .447 .783
SS Willy Adames 25 99 365 61 104 20 58 4 .285 .366 .521 .886
3B Luis Urias 24 150 490 77 122 23 75 5 .249 .345 .445 .789
LF Christian Yelich* 29 117 399 70 99 9 51 9 .248 .362 .373 .736
CF Jackie Bradley Jr.* 31 134 387 39 63 6 29 7 .163 .236 .261 .497
RF Avisail Garcia 30 135 461 68 121 29 86 8 .262 .330 .490 .820
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
2B Jace Peterson* 31 94 259 36 64 6 31 10 .247 .348 .367 .714
CF Lorenzo Cain 35 78 257 40 66 8 36 13 .257 .329 .401 .729
OF Tyrone Taylor 27 93 243 33 60 12 43 6 .247 .321 .457 .778
C Manny Pina 34 75 180 27 34 13 33 0 .189 .293 .439 .732
3B Travis Shaw* 31 56 178 14 34 6 28 0 .191 .279 .337 .616
3B Eduardo Escobar# 32 48 179 27 48 6 25 0 .268 .342 .458 .800
1B Keston Hiura 24 61 173 16 29 4 19 3 .168 .256 .301 .557
1B Rowdy Tellez* 26 56 158 22 43 7 28 0 .272 .333 .481 .814
  Team Totals 28.8 162 5362 738 1251 194 700 82 .233 .317 .396 .713
  Rank in 15 NL teams     10 6 13 8   5 14 8 11 11
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Generated 10/30/2021.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

2021年ピックアップ野手

5月にTBレイズからトレードで獲得した、ウィリー・アダメスが、チームトップのOPSを記録する活躍を見せ、打線に活力を与えました。今季25本塁打、73打点は、自己ベストの成績です。

アダメス 打撃成績
Year Tm G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
2018 TBR 85 288 43 80 10 34 6 .278 .348 .406 .754
2019 TBR 152 531 69 135 20 52 4 .254 .317 .418 .735
2020 TBR 54 185 29 48 8 23 2 .259 .332 .481 .813
2021 合計 140 497 77 130 25 73 5 .262 .337 .481 .818
2021 TBR 41 132 16 26 5 15 1 .197 .254 .371 .625
2021 MIL 99 365 61 104 20 58 4 .285 .366 .521 .886
4 Yr 4 Yr 431 1501 218 393 63 182 17 .262 .331 .444 .776
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 11/18/2021.

ウィリー・アダメス↓↓↓

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サードのルイス・ウリアスが、期待通りに成長して、規定打席にも達し、打率.249、23本塁打、75打点、出塁率.345、OPS .789と活躍をしました。ウリアスアダメスの若手三遊間に期待です。

ルイス・ウリアス↓↓↓

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投手成績

チーム投手成績は、ナ・リーグ15チーム中、防御率3位、失点3位、WHIP3位、被打率2位と、投手成績はリーグ上位の成績でした。これは、西地区のLAドジャースとSFジャイアンツに次ぐ成績でした。先発ローテーションでは、バーンズウッドラフの2人が圧倒的な投球で、ペラルタハウザーも二桁勝利と、安定した先発ローテーションでした。ブルペン投手は、クローザーのヘイダーが34セーブをあげ、中継ぎのスーターが61試合に登板し、12勝5敗と、先発投手よりも多い勝ち星をあげる活躍をしました。今年は、投手陣がチームを優勝に導いたことがよくわかります。

MILブルワーズ 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Brandon Woodruff 28 9 10 2.56 30 30 0 179.1 54 51 211 166 2.96 0.965
SP Corbin Burnes 26 11 5 2.43 28 28 0 167.0 47 45 234 176 1.63 0.940
SP Freddy Peralta 25 10 5 2.81 28 27 0 144.1 47 45 195 152 3.12 0.970
SP Adrian Houser 28 10 6 3.22 28 26 0 142.1 61 51 105 132 4.33 1.279
SP Eric Lauer* 26 7 5 3.19 24 20 0 118.2 46 42 117 134 4.04 1.138
SP Brett Anderson* 33 4 9 4.22 24 24 0 96.0 52 45 58 101 4.39 1.354
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Josh Hader* 27 4 2 1.23 60 0 34 58.2 8 8 102 348 1.69 0.835
RP Brent Suter* 31 12 5 3.07 61 1 1 73.1 34 25 69 139 3.91 1.309
RP Brad Boxberger 33 5 4 3.34 71 0 4 64.2 26 24 83 128 3.65 1.067
RP Devin Williams 26 8 2 2.50 58 0 3 54.0 17 15 87 171 2.82 1.185
RP Hunter Strickland 32 3 2 1.73 35 0 0 36.1 8 7 38 247 3.67 0.908
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Aaron Ashby* 23 3 2 4.55 13 4 1 31.2 20 16 39 94 3.58 1.168
  Jake Cousins 26 1 0 2.70 30 0 0 30.0 9 9 44 159 3.84 1.167
  Miguel Sanchez 27 2 1 4.15 28 0 0 26.0 14 12 23 104 5.25 1.577
  Hoby Milner* 30 0 0 5.40 19 0 0 21.2 15 13 30 80 5.89 1.523
  Daniel Norris* 28 1 0 6.64 18 0 0 20.1 16 15 18 65 6.81 1.574
  Trevor Richards 28 3 0 3.20 15 0 0 19.2 7 7 25 135 3.98 1.220
  Team Totals 27.9 95 67 3.50 162 162 44 1436.0 623 558 1618 123 3.72 1.179
  Rank in 15 NL teams   3 13 3     4 3 3 3 1      
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Generated 11/18/2021.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

2021年ピックアップ投手

先発のコービン・バーンズは、28試合に先発し、11勝5敗、防御率2.43、234奪三振、WHIP 0.94という見事な成績で、サイヤング賞を受賞しました。自身初の最優秀防御率のタイトルも獲得しました。開幕から5月13日のSTLカージナルス戦まで、無四球で連続奪三振58というMLB記録を打ち立てるほど、コントロールが冴えわたりました。

コービン・バーンズ サイヤング賞受賞↓↓↓

もう一人、コービン・バーンズに負けず劣らずの活躍をしたのが、開幕投手を担ったブランドン・ウッドラフです。30試合に先発し、9勝10敗、防御率2.56、211奪三振、WHIP 0.965という成績で、二桁勝利こそできなかったものの、防御率2点台、WHIP 1.0以下という安定した成績でした。

ブランドン・ウッドラフ↓↓↓

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ブルペン投手では、クローザーのジョシュ・ヘイダーが、60試合、58回2/3を投げ、4勝2敗34セーブ、防御率1.23という成績で、ナ・リーグの最優秀救援投手に送られるトレバー・ホフマン賞を受賞しました。

ジョシュ・ヘイダー トレバー・ホフマン賞↓↓↓

中継ぎ投手では、左腕のブレント・スーターが61試合、73回1/3を投げ、12勝5敗、防御率3.07という成績で、自身初の二桁勝利をあげました。元々先発投手をしていたので、イニングまたぎは問題なく、今年は出場試合数より多いイニングを投げました。

 ブレント・スーター↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

野手は、開幕の予想がことごとく外れました。打線の中核を担うと思われた、ケイン、イエリッチ、ヒウラ、ブラッドリーJrが、期待を大きく下回る成績で、ショートのアルシアに至っては、シーズン早々にATLブレーブスにトレードで放出されました。それでも、チーム総得点がリーグ6位という成績をあげることができました。

投手は、予想通りというより、予想以上の成績でした。リンドロムではなく、ペラルタが先発ローテーションに定着したところが、開幕前の予想と異なったところでした。

まとめ

監督のクレイグ・カウンセルは、2016年に低迷しているチームの監督を率いてから、6年間監督を務め、2018年から4年連続ポストシーズンに進出する強いチームに成長させました。MILブルワーズを強いチームに変貌させたカウンセル監督ですが、まだ最優秀監督賞を受賞できていません。1982年から長いこと達成できていないワールドシリーズ進出をはたして、さらにその上の、チーム初のワールドシリーズ優勝を実現して、最優秀監督賞を受賞することを期待したいと思います。

クレイグ・カウンセル↓↓↓

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