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【MLB 2022年 レビュー】ロサンゼルス・ドジャース

今回は、111勝51敗でナ・リーグ西地区優勝のロサンゼルス・ドジャースです。

2022年順位表

今シーズンのナ・リーグ西地区は、LAドジャースが独走していました。162試合あるうち、151日も首位を守り、最後は2位のSDパドレスに22ゲーム差をつけて優勝しました。2021年はSFジャイアンツが優勝したため、連続地区優勝が8年で途切れましたが、2022年は2年ぶりに地区優勝を果たしました。プレーオフ進出は2013年から10年連続です。しかし、レギュラーシーズンで22ゲーム差もつけたSDパドレスと、ディビジョンシリーズで対戦しましたが、1勝3敗で敗退しました。

2022年 ナ・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中、得点 1位、打率 2位、出塁率 1位、長打率 2位、OPS 1位と、チーム打撃成績は、どの項目も1位か2位という好成績でした。

LAドジャース 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Will Smith 27 137 508 68 132 24 87 1 .260 .343 .465 .807
1B Freddie Freeman* 32 159 612 117 199 21 100 13 .325 .407 .511 .918
2B Gavin Lux* 24 129 421 66 116 6 42 7 .276 .346 .399 .745
SS Trea Turner 29 160 652 101 194 21 100 27 .298 .343 .466 .809
3B Max Muncy* 31 136 464 69 91 21 69 2 .196 .329 .384 .713
LF Chris Taylor 31 118 402 45 89 10 43 10 .221 .304 .373 .677
CF Cody Bellinger* 26 144 504 70 106 19 68 14 .210 .265 .389 .654
RF Mookie Betts 29 142 572 117 154 35 82 12 .269 .340 .533 .873
DH Justin Turner 37 128 468 61 130 13 81 3 .278 .350 .438 .788
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
OF Trayce Thompson 31 74 205 35 55 13 39 4 .268 .364 .537 .901
C Austin Barnes 32 62 179 31 38 8 26 2 .212 .324 .380 .704
IF Hanser Alberto 29 73 156 13 38 2 15 0 .244 .258 .365 .623
LF Joey Gallo* 28 44 117 16 19 7 23 1 .162 .277 .393 .671
DH Edwin Rios* 28 27 86 12 21 7 17 0 .244 .293 .500 .793
DH Jake Lamb* 31 25 67 10 16 2 4 0 .239 .338 .433 .770
  Team Totals 29.7 162 5526 847 1418 212 812 98 .257 .333 .442 .775
  Rank in 15 NL teams     2 1 2 3   5 2 1 2 1
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/19/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

マックス・マンシーは規定打席に到達しながら打率2割以下、途中移籍のジョーイ・ギャロも打率2割以下、コディ・べリンジャーは2022年も不振を脱せず打率 .210と、低打率の選手を抱えながらも、チーム打率はリーグ2位、出塁率とOPSは1位を記録しました。チーム打撃成績を引っ張ったのは、100打点をあげたフレディ・フリーマントレイ・ターナーの内野手2人と、自身最多の35本塁打を打ったムーキー・ベッツです。3人ともオールスターに選出され、ターナーベッツはシルバースラッガー賞を受賞しました。ベッツはゴールドグラブ賞も受賞しました。

フレディ・フリーマン↓↓↓

トレイ・ターナー↓↓↓

ムーキー・ベッツ↓↓↓

投手成績

投手成績は、防御率・自責点・WHIP・被打率の全てが、ナ・リーグ15チーム中1位と、ほとんどの項目でトップの成績でした。

LAドジャース 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER ERA+ FIP WHIP
SP Tyler Anderson* 32 15 5 2.57 30 28 0 178.2 57 51 163 3.31 1.002
SP Julio Urias* 25 17 7 2.16 31 31 0 175.0 51 42 194 3.71 0.960
SP Tony Gonsolin 28 16 1 2.14 24 24 0 130.1 32 31 196 3.28 0.875
SP Clayton Kershaw* 34 12 3 2.28 22 22 0 126.1 36 32 184 2.57 0.942
SP Andrew Heaney* 31 4 4 3.10 16 14 0 72.2 34 25 136 3.75 1.087
SP Walker Buehler 27 6 3 4.02 12 12 0 65.0 30 29 105 3.81 1.292
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER ERA+ FIP WHIP
CL Craig Kimbrel 34 6 7 3.75 63 0 22 60.0 31 25 112 3.23 1.317
RP Evan Phillips 27 7 3 1.14 64 0 2 63.0 11 8 367 1.94 0.762
RP Phil Bickford 26 2 1 4.72 60 0 0 61.0 33 32 89 4.26 1.098
RP Alex Vesia* 26 5 0 2.15 63 0 1 54.1 14 13 195 2.12 1.123
RP Brusdar Graterol 23 2 4 3.26 46 1 4 49.2 20 18 129 2.95 0.987
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER ERA+ FIP WHIP
  Mitch White 27 1 2 3.70 15 10 0 56.0 25 23 114 3.95 1.250
  David Price* 36 2 0 2.45 40 0 2 40.1 11 11 172 3.88 1.165
  Ryan Pepiot 24 3 0 3.47 9 7 0 36.1 15 14 122 5.42 1.459
  Yency Almonte 28 0 0 1.02 33 0 1 35.1 4 4 414 3.17 0.792
  Caleb Ferguson* 25 1 0 1.82 37 1 0 34.2 9 7 232 3.00 1.154
  Dustin May 24 2 3 4.50 6 6 0 30.0 17 15 94 4.38 1.167
  Michael Grove 25 1 0 4.60 7 6 0 29.1 21 15 92 5.16 1.432
  Chris Martin 36 3 1 1.46 26 0 2 24.2 4 4 290 1.13 0.527
  Team Totals 28.8 111 51 2.80 162 162 43 1451.1 513 451 150 3.45 1.048
  Rank in 15 NL teams   1 15 1     5 1 1 1      
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Generated 10/19/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

トップクラスのチーム投手成績ですが、とにかく先発投手陣が盤石でした。1年間ローテーションを守った、タイラー・アンダーソン、フリオ・ウリアス、トニー・ゴンソリン、クレイトン・カーショウの4人は、全員防御率2点台で、WHIPはアンダーソンが1.002を記録し、他の3人は1.00未満という完璧な先発ローテーションが確立されていました。

タイラー・アンダーソン↓↓↓

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フリオ・ウリアス↓↓↓

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トニー・ゴンソリン↓↓↓

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クレイトン・カーショウ↓↓↓

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救援投手では、ベテランクローザーのクレイグ・キンブレルが22セーブをあげました。主に中継ぎとして1年間安定感のある投球をしたのが、エバン・フィリップスです。63イニングを投げて自責点がわずかに8点で、防御率1.14を記録。WHIPは 0.762とヒットによる出塁も、与四球も少ない投球をし、なおかつ77奪三振を記録しました。2021年にTBレイズからDFAされた選手とは思えない働きです。昨年フィリップスを獲得したLAドジャースのスカウトの眼力に感服します。

エバン・フィリップス↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

開幕前の上記のブログでは、ベリンジャーが復調すればリーグトップの強力打線になると予想していました。ベリンジャーは不振のままでしたが、リーグトップクラスの打線でした。投手は、オフの補強が上手くいき、前年同様にリーグトップクラスの成績でした。このチームの課題は、プレーオフの戦い方だけではないでしょうか。

まとめ

今オフは投手も野手も主力選手の多くがFAになるので、どれだけ引き留められるか、または抜けた穴を補強できるかが課題です。先発投手では、LAドジャースの顔でもあるカーショウとは再契約をしましたが、アンダーソン、ヒーニーの2人は、ア・リーグ西地区に移籍します。他のFA選手で、他球団に移籍が決まったのは、クローザーのキンブレル、ショートのトレイ・ターナー、サードのジャスティン・ターナー、外野のギャロなどです。そのうえ不振の続くベリンジャーを放出し、暴行疑惑で出場停止中だった先発投手バウアーとの契約も破棄するなど、主力選手の多くがチームを去ります。そういうチーム状況ですので、LAドジャースは2013年から2022年まで10年連続プレーオフに進出していますが、今後何年続けられるかにも注目したいです。

 

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