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【MLB 2023年 レビュー】サンフランシスコ・ジャイアンツ

今回は、ナ・リーグ西地区4位のサンフランシスコ・ジャイアンツです。

2023年順位表

前半戦は49勝41敗と勝ち越しており、ワイルドカード争いをしていましたが、残念ながら後半戦に失速し、79勝83敗で、ナ・リーグ西地区の4位という結果でした。2021年には107勝をあげて地区優勝をしましたが、そのオフに捕手のポージーが引退すると、2022年は勝率5割で地区3位、2023年は負け越して地区4位と、チーム状況は下降傾向です。

2023年 ナ・リーグ順位表(MLB公式サイトより)

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。打率、長打率、OPS、安打数、盗塁数が、ナ・リーグ15チーム中最下位という成績でした。

SFジャイアンツ 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Patrick Bailey# 24 97 326 29 76 7 48 1 .233 .285 .359 .644
1B LaMonte Wade Jr.* 29 135 429 64 110 17 45 2 .256 .373 .417 .790
2B Thairo Estrada 27 120 495 63 134 14 49 23 .271 .315 .416 .731
SS Brandon Crawford* 36 93 283 31 55 7 38 3 .194 .273 .314 .587
3B J.D. Davis 30 144 480 61 119 18 69 1 .248 .325 .413 .738
LF Mitch Haniger 32 61 211 27 44 6 28 1 .209 .266 .365 .631
CF Luis Matos 21 76 228 24 57 2 14 3 .250 .319 .342 .661
RF Michael Conforto* 30 125 406 58 97 15 58 4 .239 .334 .384 .718
DH Joc Pederson* 31 121 358 59 84 15 51 0 .235 .348 .416 .764
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
1B Wilmer Flores 31 126 405 51 115 23 60 0 .284 .355 .509 .863
OF Mike Yastrzemski* 32 106 330 54 77 15 43 2 .233 .330 .445 .775
UT Blake Sabol* 25 110 310 36 73 13 44 4 .235 .301 .394 .695
IF Casey Schmitt 24 90 253 28 52 5 30 2 .206 .255 .324 .580
OF Austin Slater 30 89 185 24 50 5 20 2 .270 .348 .400 .748
IF David Villar 26 46 124 15 18 5 12 1 .145 .236 .315 .550
2B Brett Wisely* 24 51 120 10 21 2 8 2 .175 .231 .267 .497
C Joey Bart 26 30 87 9 18 0 5 0 .207 .263 .264 .528
  Team Totals 28.6 162 5412 674 1271 174 651 57 .235 .312 .383 .695
  Rank in 15 NL teams     11 14 15 9   15 15 14 15 15
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 11/28/2023.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

今季SFジャイアンツで活躍したのは、元NYメッツのJD・デービスと、ウィルマー・フローレスの2人です。

2022年のシーズン中にダリン・ラフとの1対4のトレードで、NYメッツから移籍した1人がJD・デービスです。今季のJD・デービスは規定打席数に達し、チーム打点トップとなる69打点を記録しました。今季の結果をだけでも、SFジャイアンツがかなり得をしたトレードでした。

JD・デービス↓↓↓

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ウィルマー・フローレスは、今期もユーティリティプレーヤーとして、一塁、三塁、DH、二塁と複数のポジションで出場し、規定打席には不足しましたが、チームトップとなる23本塁打を打ち、OPS.863という好成績を残しました。

ウィルマー・フローレス↓↓↓

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元NYメッツで今季FAで加入したマイケル・コンフォルトは、今期の成績が打率.239、本塁打15本にとどまり、左打者不利のオラクルパークで苦戦する結果となりました。

マイケル・コンフォルト↓↓↓

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投手成績

投手成績は防御率・自責点は、ナ・リーグ15チーム中3位、与四球はナ・リーグで最も少ない403個で、WHIPはリーグ4位と、多くの指標で上位の成績でした。

SFジャイアンツ 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
SP Logan Webb 26 11 13 3.25 33 33 0 216.0 201 78 31 194 130 3.16 1.074
SP Alex Cobb 35 7 7 3.87 28 28 0 151.1 163 65 37 131 109 4.01 1.322
SP Anthony DeSclafani 33 4 8 4.88 19 18 0 99.2 105 54 20 79 87 4.35 1.254
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
CL Camilo Doval 25 6 6 2.93 69 0 39 67.2 51 22 26 87 145 2.77 1.138
RP Tyler Rogers 32 4 5 3.04 68 0 2 74.0 66 25 19 60 139 3.76 1.149
RP Ryan Walker 27 5 3 3.23 49 13 1 61.1 61 22 24 78 131 3.68 1.386
RP Taylor Rogers* 32 6 4 3.83 60 0 2 51.2 39 22 25 64 111 3.91 1.239
RP Scott Alexander* 33 7 3 4.66 55 8 1 48.1 55 25 11 31 91 3.26 1.366
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
  Sean Manaea* 31 7 6 4.44 37 10 1 117.2 104 58 42 128 95 3.90 1.241
  Alex Wood* 32 5 5 4.33 29 12 0 97.2 98 47 42 74 98 4.47 1.433
  Ross Stripling 33 0 5 5.36 22 11 0 89.0 104 53 16 70 79 5.21 1.348
  Jakob Junis 30 4 3 3.87 40 4 1 86.0 90 37 21 96 109 3.74 1.291
  Tristan Beck 27 3 3 3.92 33 3 2 85.0 83 37 21 68 108 4.00 1.224
  Keaton Winn 25 1 3 4.68 9 5 1 42.1 36 22 8 35 91 4.37 1.039
  John Brebbia 33 3 5 3.99 40 10 0 38.1 31 17 14 47 106 3.93 1.174
  Kyle Harrison* 21 1 1 4.15 7 7 0 34.2 29 16 11 35 102 5.53 1.154
  Luke Jackson 31 2 2 2.97 33 0 0 33.1 26 11 15 43 143 3.29 1.230
  Sean Hjelle 26 2 1 6.52 15 0 0 29.0 38 21 13 31 65 4.22 1.759
  Team Totals 29.9 79 83 4.02 162 162 50 1434.2 1395 641 403 1359 105 3.92 1.253
  Rank in 15 NL teams   10 6 3     3 10 11 3 1 11      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 11/28/2023.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

投手陣全体の成績は、リーグ上位でしたが、先発投手で1年間ローテーションを守ったのは、ウェブとカッブの2人だけでした。ローガン・ウェブは、33試合に先発し、200イニング以上を投げ、防御率3点台と、中4日ないしは5日の登板を1シーズン続けて、安定した成績を残しました。WHIPはナ・リーグ2位の1.074で、サイヤング賞を受賞したブレイク・スネルを上回る成績でした。

ローガン・ウェブ↓↓↓

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救援投手では、クローザーのカミロ・ドバルが、ナ・リーグトップとなる33セーブを挙げました。

カミロ・ドバル↓↓↓

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また、双子の兄のテイラー・ロジャースがFAとなり、SFジャイアンツと3年契約を結んだことで、双子のロジャース兄弟が、同一チームで投げることになりました。2人ともチームの期待に応え、60試合以上に登板し、防御率3点台という成績を残しました。

ロジャース兄弟↓↓↓

開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

投手は開幕前の予想通り、リーグ上位の成績をあげました。打線は、新戦力として加入したコンフォートとハニガーの活躍を期待していましたが、どちらも低打率で、本塁打も期待ほど打てず、それ以外の選手も期待を裏切る低打率にあえぎ、チーム打撃成績は、リーグ最低打率という結果となりました。

まとめ

2023年は投高打低の成績でした。本拠地のオラクルパークは、打者不利の球場で、本塁打30本以上を打つ選手がほとんどいないことで有名です。バリー・ボンズが2004年に45本塁打を打って以降、このチームからシーズン30本塁打以上を打つ選手が出ていません。球場による不利という状況もありますが、リーグ最下位の打率、長打率、OPSを記録した打線の立て直しが、チーム再建のカギを握ります。

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