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【MLB 2023年 レビュー】シカゴ・ホワイトソックス

今回は、ア・リーグ中地区4位のシカゴ・ホワイトソックスです。

2023年順位表

今年は61勝101敗で、ア・リーグ中地区4位でした。2年前の2021年は地区優勝し、昨年は勝率5割を残したチームですが、今年は100敗以上を喫してしまい、チームは下降線をたどっています。

2023年 ア・リーグ順位表 (MLB公式サイトより)

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ア・リーグ15チーム中、得点とOPSは14位、打率、長打率は12位という、ほとんどの指標がリーグ下位の位置する成績でした。

CHI ホワイトソックス 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Yasmani Grandal# 34 118 363 33 85 8 33 0 .234 .309 .339 .647
1B Andrew Vaughn 25 152 566 67 146 21 80 0 .258 .314 .429 .743
2B Elvis Andrus 34 112 374 39 94 6 44 12 .251 .304 .358 .662
SS Tim Anderson 30 123 493 52 121 1 25 13 .245 .286 .296 .582
3B Yoán Moncada# 28 92 334 39 87 11 40 1 .260 .305 .425 .730
LF Andrew Benintendi* 28 151 562 72 147 5 45 13 .262 .326 .356 .682
CF Luis Robert Jr. 25 145 546 90 144 38 80 20 .264 .315 .542 .857
RF Oscar Colás* 24 75 245 32 53 5 19 4 .216 .257 .314 .571
DH Eloy Jiménez 26 120 456 50 124 18 64 0 .272 .317 .441 .758
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
UT Gavin Sheets* 27 118 311 24 63 10 43 1 .203 .267 .331 .599
3B Jake Burger 27 88 294 44 63 25 52 1 .214 .279 .527 .806
C Seby Zavala 29 66 161 15 25 7 16 1 .155 .207 .304 .511
2B Lenyn Sosa 23 52 164 12 33 6 14 0 .201 .224 .348 .571
2B Zach Remillard 29 54 147 16 37 1 18 4 .252 .295 .320 .615
2B Romy Gonzalez 26 44 93 11 18 3 14 7 .194 .208 .376 .585
OF Trayce Thompson 32 36 82 5 14 1 3 2 .171 .261 .232 .493
  Team Totals 27.9 162 5501 641 1308 171 617 86 .238 .291 .384 .675
  Rank in 15 AL teams     7 14 12 11   11 12 15 12 14
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/24/2023.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

前年と比較すると、チーム打率も得点能力も落ちてしまいました。アブレイユがFAで抜けましたが、中距離打者のベニンテンディを獲得したので、多少は戦力ダウンすると予想していましたが、予想以上に悪くなりました。ティム・アンダーソンは、5年ぶりに打率3割に到達できず、エロイ・ヒメネスとヨアン・モンカダは、ケガによる離脱で規定打席に到達できないなど、主力打者が期待通りに活躍できなかったことが、チーム低迷の要因です。そんなチームでしたが、ジェイク・バーガールイス・ロバート Jr.が長打力を発揮し、打線を引っ張りました。

ジェイク・バーガーは、MIAマーリンズにトレードされるまで25本塁打を打ち、今期は長打力が開花し、前半戦はチームの中心打者として活躍しました。昨年まで通算9本塁打の打者とは思えない成長ぶりです。マーリンズに移籍してからも9本塁打をうち、今季は34本塁打を打ちました。

ジェイク・バーガー↓↓↓

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ルイス・ロバート Jr.は、今季初めて規定打席に到達し、自己最多となる38本塁打を打ちました。38本塁打は、大谷(LAA)、ガルシア(TEX)に次ぐア・リーグ3位の成績です。自身初めてオールスターゲームに選出されるなど、充実したシーズンでした。

ルイス・ロバート Jr.↓↓↓

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投手成績

投手成績は防御率・自責点・WHIPが、ア・リーグ15チーム中13位と、リーグ下位の成績でした。

CHI ホワイトソックス 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
SP Dylan Cease 27 7 9 4.58 33 33 0 177.0 172 90 79 214 98 3.72 1.418
SP Mike Clevinger 32 9 9 3.77 24 24 0 131.1 121 55 40 110 118 4.28 1.226
SP Michael Kopech 27 5 12 5.43 30 27 0 129.1 115 78 91 134 82 6.46 1.593
SP Lucas Giolito 28 6 6 3.79 21 21 0 121.0 106 51 42 131 118 4.43 1.223
SP Lance Lynn 36 6 9 6.47 21 21 0 119.2 130 86 45 144 69 5.19 1.462
SP Touki Toussaint 27 4 6 4.97 19 15 0 83.1 66 46 52 83 90 4.95 1.416
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
CL Kendall Graveman 32 3 4 3.48 45 0 8 44.0 33 17 20 42 129 4.82 1.205
RP Gregory Santos 23 2 2 3.39 60 0 5 66.1 69 25 17 66 132 2.65 1.296
RP Aaron Bummer* 29 5 5 6.79 61 0 0 58.1 53 44 36 78 66 3.58 1.526
RP Reynaldo López 29 2 5 4.29 43 0 4 42.0 33 20 22 52 105 4.52 1.310
RP Keynan Middleton 29 2 2 3.96 39 0 2 36.1 33 16 16 47 113 4.58 1.349
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
  Jesse Scholtens 29 1 9 5.29 26 11 1 85.0 100 50 30 58 84 5.31 1.529
  Tanner Banks* 31 1 4 4.43 32 3 1 61.0 59 30 16 51 101 4.70 1.230
  Bryan Shaw 35 0 0 4.14 38 0 4 45.2 39 21 17 40 108 3.87 1.226
  Jimmy Lambert 28 2 3 5.26 35 1 1 37.2 41 22 20 41 85 6.20 1.619
  Joe Kelly 35 1 5 4.97 31 0 1 29.0 26 16 12 41 91 3.22 1.310
  José Ureña 31 0 3 4.10 5 5 0 26.1 23 12 8 20 110 4.74 1.177
  Team Totals 29.2 61 101 4.87 162 162 28 1431.2 1372 774 654 1470 92 4.71 1.415
  Rank in 15 AL teams   13 3 13     14 11 11 13 14 4      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/24/2023.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

全体的にはリーグ下位の成績ですが、奪三振数はリーグ4位と上位の成績でした。但し、与四球はリーグ14位、被打率リーグ11位ということからも、三振は取るけれど、四球を出して打たれるという様子が目に浮かびます。先発投手のシーズ、コペック、救援投手のグレーブマン、バマー、ロペスなどは、そういう傾向にありました。

先発投手では、シーズ、コペックは、1年間ローテーションを守りましたが、期待したほどの活躍ができませんでした。優勝争いから脱落したことから、トレードデッドライン前に、リンとジオリトを放出して、チームは立て直しを図っています。そのような投手陣ですが、CLEガーディアンズをDFAされたトゥーキー・トゥーサンを6月に獲得すると、15試合に先発し、4勝をあげました。

トゥーキー・トゥーサン↓↓↓

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救援投手では、グレーブマンをトレードで放出後、クローザーを任されたグレゴリー・サントスが期待に応え、5セーブをあげました。今季は60試合に登板し、防御率3点台の成績でした。

グレゴリー・サントス↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

開幕前の予想通り、投手も野手も前年より戦力ダウンは否めないという予想は当たりました。しかし100敗以上もするとは予想していませんでした。

まとめ

野手は、20代の選手が多く伸びしろもあり、エロイ・ヒメネス、ヨアン・モンカダら主力選手が、ケガなく出場してくれれば、十分な戦力を備えています。

投手は、ディラン・シーズとマイケル・コペックといった先発投手が安定した投球で、防御率3点台、WHIP 1.300程度の成績をあげられるようになれば、ギャレット・クロシェといった地力のある救援投手もいるので、優勝争いに加われるチームに変貌すると期待しています。

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