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【MLB 2023年 レビュー】シアトル・マリナーズ

2023年レビュー ア・リーグ マリナーズ

今回は、ア・リーグ西地区3位のシアトル・マリナーズです。

2023年順位表

今年は88勝74敗で、ア・リーグ西地区の3位でした。昨年は21年ぶりにプレーオフに進出したので、今季もコンテンダーとして、地区優勝またはワイルドカードによるプレーオフ進出が期待されましたが、TORブルージェイズに1ゲーム差で進出を逃しました。

2023年　ア・リーグ順位表　(MLB公式サイトより)

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ア・リーグ15チーム中、得点と本塁打数は7位、打率は11位ながら、出塁率7位、長打率9位、OPS9位という成績で、リーグ中ほどの成績でした。

SEAマリナーズ　打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Cal Raleigh# 26 145 513 78 119 30 75 0 .232 .306 .456 .762
1B Ty France 28 158 587 79 147 12 58 1 .250 .337 .366 .703
2B Kolten Wong* 32 67 194 21 32 2 19 1 .165 .241 .227 .468
SS J.P. Crawford* 28 145 534 94 142 19 65 2 .266 .380 .438 .818
3B Eugenio Suárez 31 162 598 68 139 22 96 2 .232 .323 .391 .714
LF Jarred Kelenic* 23 105 372 44 94 11 49 13 .253 .327 .419 .746
CF Julio Rodríguez 22 155 654 102 180 32 103 37 .275 .333 .485 .818
RF Teoscar Hernández 30 160 625 70 161 26 93 7 .258 .305 .435 .741
DH Mike Ford* 30 83 219 32 50 16 34 0 .228 .323 .475 .798
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
2B José Caballero 26 104 231 37 51 4 26 26 .221 .343 .320 .663
UT Dylan Moore 30 67 145 18 30 7 19 7 .207 .303 .428 .731
C Tom Murphy 32 47 145 19 42 8 17 0 .290 .335 .538 .873
LF Dominic Canzone* 25 44 135 19 29 5 13 1 .215 .248 .407 .656
DH AJ Pollock 35 49 127 15 22 5 15 0 .173 .225 .323 .547
2B Josh Rojas* 29 46 125 24 34 4 14 6 .272 .321 .400 .721
  Team Totals 27.8 162 5500 758 1332 210 728 118 .242 .321 .413 .734
  Rank in 15 AL teams     8 7 10 7   5 11 7 9 9
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 12/12/2023.

（青字太文字：シーズン中に他球団から移籍してきた選手）

（赤字斜体字：シーズン中に他球団に移籍した選手）

今季は、出塁率.380のJ.P.クロフォードと、本塁打32本のフリオ・ロドリゲス、本塁打30本の捕手カル・ローリーが打線の中心となって活躍しました。

J.P.クロフォードは、打率.266ながら、リーグトップの94四球を記録し、.380という高い出塁率で、リードオフマンの役割を果たしました。

J.P.クロフォード↓↓↓

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フリオ・ロドリゲスは、32本塁打、37盗塁で、30-30を記録しました。

投手成績

投手成績は防御率・自責点が、ア・リーグ15チーム中リーグ1位の成績でした。奪三振数はリーグ6位ですが、与四球がリーグ1位と、先発のジョージ・カービーをはじめ、制球力の良い投手が多かったことで、WHIPもリーグ1位と、多くのチーム投手成績指標は、リーグトップの成績でした。

SEAマリナーズ　投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER HR BB SO ERA+ FIP WHIP
SP Luis Castillo 30 14 9 3.34 33 33 0 197.0 160 73 28 56 219 121 3.81 1.096
SP George Kirby 25 13 10 3.35 31 31 0 190.2 179 71 22 19 172 120 3.34 1.038
SP Logan Gilbert 26 13 7 3.73 32 32 0 190.2 169 79 29 36 189 108 3.85 1.075
SP Bryce Miller 24 8 7 4.32 25 25 0 131.1 124 63 18 26 119 93 3.98 1.142
SP Bryan Woo 23 4 5 4.21 18 18 0 87.2 75 41 13 31 93 96 4.36 1.209
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER HR BB SO ERA+ FIP WHIP
CL Paul Sewald 33 3 1 2.93 45 0 21 43.0 30 14 5 14 60 139 2.95 1.023
RP Matt Brash 25 9 4 3.06 78 0 4 70.2 65 24 3 29 107 132 2.26 1.330
RP Justin Topa 32 5 4 2.61 75 0 3 69.0 61 20 4 18 61 155 3.15 1.145
RP Gabe Speier* 28 2 2 3.79 69 0 1 54.2 47 23 7 11 64 107 3.35 1.061
RP Andrés Muñoz 24 4 7 2.94 52 0 13 49.0 40 16 2 22 67 138 2.70 1.265
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER HR BB SO ERA+ FIP WHIP
  Marco Gonzales* 31 4 1 5.22 10 10 0 50.0 55 29 5 18 34 78 4.28 1.460
  Tayler Saucedo* 30 3 2 3.59 52 0 1 47.2 41 19 2 23 43 113 3.82 1.343
  Chris Flexen 28 0 4 7.71 17 4 0 42.0 59 36 11 19 29 53 6.64 1.857
  Trevor Gott 30 0 3 4.03 30 0 0 29.0 33 13 2 8 32 101 2.98 1.414
  Isaiah Campbell 25 4 1 2.83 27 0 1 28.2 22 9 2 13 33 144 3.32 1.221
  Trent Thornton 29 1 2 2.08 23 1 0 26.0 23 6 5 5 21 197 4.72 1.077
  Team Totals 27.2 88 74 3.74 162 162 44 1449.1 1300 602 184 421 1459 109 3.88 1.187
  Rank in 15 AL teams   6 10 1     5 4 4 1 4 1 6      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 12/12/2023.

（青字太文字：シーズン中に他球団から移籍してきた選手）

（赤字斜体字：シーズン中に他球団に移籍した選手）

先発投手では、ルイス・カスティーヨ、ジョージ・カービー、ローガン・ギルバートの3人が、1年間ローテーションを守り、規定投球回数に達し、3人とも二桁勝利を記録しました。

ルイス・カスティーヨは、奪三振率が向上し、オールスターゲームにも選出されました。

ルイス・カスティーヨ↓↓↓

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今季MLB2年目のジョージ・カービーは、9イニング当たりの与四球数がリーグトップとなるなど、制球力がある投手で、彼もオールスターに選出されました。

ジョージ・カービー↓↓↓

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救援投手では、クローザーのポール・シーウォルドの前半戦の活躍がチームを支えました。シーウォルドがトレードでARIに移籍後は、アンドレス・ムニョスがクローザーを担いました。

アンドレス・ムニョス↓↓↓

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救援投手陣で、今季成長したのは、マット・ブラッシュとジャスティン・トーパです。2人とも70試合以上、70イニング近くを投げるなど大車輪の活躍でした。トーパは、32歳にして初めてMLBでフルシーズン活躍をしました。

 マット・ブラッシュ↓↓↓

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ジャスティン・トーパ↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

開幕前の予想では、投手はリーグ上位、打撃はリーグ中位と予想しており、予想通りの成績でした。

まとめ

今季は1ゲーム差でプレーオフ進出を逃したマリナーズですが、転機はクローザーのポール・シーウォルドのトレードだったと思います。シーウォルドとのトレードで獲得したジョシュ・ロハスは、大不振のコルトン・ウォンに代わってセカンドを守り、一定の成績は残したので、トレードそのものは失敗ではありませんでしたが、なにしろシーウォルドが移籍したARIダイヤモンドバックスは、ワールドシリーズ進出を果たしたのですから、タラればを考えてしまいます。

来季に向けては、投手成績は安定していますので、課題は打線の強化です。

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