メジャーリーグ ファン ブログ

メジャーリーグ全30チームを網羅するように、メジャーリーグ移籍情報・順位予想・成績などをできるだけ公平な目線で書いています。

【MLB 2021年 レビュー】ボストン・レッドソックス

今回は、澤村拓一投手の所属するア・リーグ東地区2位のボストン・レッドソックスです。

2021年順位表

今年は、92勝70敗で、ア・リーグ東地区2位となり、ワイルドカードでポストシーズンに進出しました。前半戦は、TBレイズと首位を争っていましたが、最終的には8ゲーム差の2位という結果でした。ポストシーズンでは、同地区のNYヤンキースにワイルドカードゲームで勝ち、ALDSでは、同地区1位のTBレイズに3勝1敗で勝利しました。最後はALCSで、HOUアストロズに2勝4敗で敗れました。

f:id:supertommy:20211006100304p:plain

2021年 ア・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ア・リーグ15チーム中、得点4位、打率3位、OPS 3位と、上位の成績でした。本塁打30本以上が2人、20本以上が4人もいる長打力のある打線で、高い得点力を誇りました。その一方、チーム盗塁数は、わずかに40個で、ア・リーグ最下位の成績でした。チーム全体の盗塁数40個は、ア・リーグ盗塁王のメリフィールド1人の盗塁数と同じです。

BOSレッドソックス 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Christian Vazquez 30 138 458 51 118 6 49 8 .258 .308 .352 .659
1B Bobby Dalbec 26 133 417 50 100 25 78 2 .240 .298 .494 .792
2B Christian Arroyo 26 57 164 22 43 6 25 1 .262 .324 .445 .769
SS Xander Bogaerts 28 144 529 90 156 23 79 5 .295 .370 .493 .863
3B Rafael Devers* 24 156 591 101 165 38 113 5 .279 .352 .538 .890
LF Alex Verdugo* 25 146 544 88 157 13 63 6 .289 .351 .426 .777
CF Enrique Hernandez 29 134 508 84 127 20 60 1 .250 .337 .449 .786
RF Hunter Renfroe 29 144 521 89 135 31 96 1 .259 .315 .501 .816
DH J.D. Martinez 33 148 570 92 163 28 99 0 .286 .349 .518 .867
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
2B Marwin Gonzalez# 32 77 242 25 49 2 20 3 .202 .281 .285 .567
C Kevin Plawecki 30 64 157 15 45 3 15 0 .287 .349 .389 .737
UT Kyle Schwarber* 28 41 134 34 39 7 18 0 .291 .435 .522 .957
LF Franchy Cordero* 26 48 127 12 24 1 9 1 .189 .237 .260 .497
UT Danny Santana# 30 38 116 15 21 5 14 4 .181 .252 .345 .597
CF Jarren Duran* 24 33 107 17 23 2 10 2 .215 .241 .336 .578
  Team Totals 28.1 162 5495 829 1434 219 783 40 .261 .328 .449 .777
  Rank in 15 AL teams     3 4 3 6   15 3 4 2 3
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/30/2021.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

2021年ピックアップ野手

TBレイズから移籍のハンター・レンフローが、前年の打率 .156という絶不調から復活し、打率 .259、31本塁打、96打点、OPS .816という自己ベストの成績を収めました。

ハンター・レンフロー↓↓↓

Embed from Getty Images

 

レギュラー選手は、ほぼ固定できたのですが、唯一セカンドのポジションだけが不安定でした。外野手のカイル・シュワーバーをTD前にトレードで獲得し、ユーティリティプレーヤーで、今年はセンターを守っていたエンリケ・ヘルナンデスにセカンドを守らせることで対応しました。シュワーバーは、打率、出塁率、OPSが移籍前のWASナショナルズでの成績を上回り、期待以上の活躍で、チームに貢献しました。

シュワーバー 2021年打撃成績
Year Tm G AB R H HR RBI BB BA OBP SLG OPS
2021 TOT 113 399 76 106 32 71 64 .266 .374 .554 .928
2021 WSN 72 265 42 67 25 53 31 .253 .340 .570 .910
2021 BOS 41 134 34 39 7 18 33 .291 .435 .522 .957
7 Yr   664 2205 371 522 153 350 338 .237 .343 .493 .836
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 11/15/2021.

カイル・シュワーバー↓↓↓

Embed from Getty Images

 

シーズン最終盤の9月に、LAエンゼルスから放出されたホセ・イグレシアスを獲得し、セカンドを守らせるなど、最後までセカンドだけは、固定できませんでした。

ホセ・イグレシアス↓↓↓

Embed from Getty Images

 

投手成績

チーム投手成績は、ア・リーグ15チーム中防御率7位、失点9位、WHIP12位、被打率14位という成績で、どちらかと言えば、リーグで下位に位置する成績でした。それでも、奪三振数は、リーグ3位で、先発投手、ブルペン投手とも、投球回数以上の三振数を奪う投手が多くいました。2020年の惨憺たる成績と比べると、大きく向上しました。先発の3本柱は、30試合以上登板し、1年間ローテーションを守りました。クローザーのマット・バーンズが、前半戦好投していたのですが、8月に絶不調に陥り、シーズン終盤は、ブルペン投手のやり繰りに苦労しました。それが、TBレイズに大きくゲーム差を広げられて2位に甘んじた原因です。

BOSレッドソックス 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Nathan Eovaldi 31 11 9 3.75 32 32 0 182.1 81 76 195 126 2.79 1.190
SP Eduardo Rodriguez* 28 13 8 4.74 32 31 0 157.2 87 83 185 100 3.32 1.389
SP Nick Pivetta 28 9 8 4.53 31 30 1 155.0 80 78 175 104 4.28 1.303
SP Garrett Richards 33 7 8 4.87 40 22 3 136.2 86 74 115 97 4.72 1.595
SP Martin Perez* 30 7 8 4.74 36 22 0 114.0 71 60 97 100 4.82 1.509
SP Tanner Houck 25 1 5 3.52 18 13 1 69.0 32 27 87 134 2.58 1.130
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Matt Barnes 31 6 5 3.79 60 0 24 54.2 25 23 84 125 3.21 1.116
RP Adam Ottavino 35 7 3 4.21 69 0 11 62.0 31 29 71 113 3.96 1.452
RP Hirokazu Sawamura 33 5 1 3.06 55 0 0 53.0 24 18 61 155 5.00 1.453
RP Josh Taylor* 28 1 0 3.40 61 0 1 47.2 18 18 60 140 2.83 1.427
RP Darwinzon Hernandez* 24 2 2 3.38 48 0 0 40.0 17 15 54 141 4.80 1.500
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Garrett Whitlock 25 8 4 1.96 46 0 2 73.1 22 16 81 241 2.84 1.105
  Chris Sale* 32 5 1 3.16 9 9 0 42.2 19 15 52 150 3.69 1.336
  Phillips Valdez 29 2 0 5.85 28 0 1 40.0 29 26 35 81 4.67 1.350
  Matt Andriese 31 2 3 6.03 26 0 1 37.1 29 25 38 79 4.70 1.768
  Hansel Robles 30 0 1 3.60 27 0 4 25.0 11 10 33 133 3.37 1.360
  Team Totals 29.6 92 70 4.26 162 162 49 1419.0 749 671 1527 111 3.95 1.378
  Rank in 15 AL teams   4 11 7     2 10 9 7 3      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/30/2021.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

2021年ピックアップ投手

先発投手では、2020年を全休したエドゥアルド・ロドリゲスが戦列復帰し、今シーズンの成績は、31先発、13勝8敗、防御率4.47と、2019年以来2年ぶりに二桁勝利を達成し、チームの勝ち頭になりました。

エドゥアルド・ロドリゲス↓↓↓

Embed from Getty Images

 

もう1人先発投手で、トミー・`ジョン手術で2020年を全休したクリス・セールが、8月に復帰すると、8月26日のMINツインズ戦で、3者連続3球三振を記録し、復帰後すぐに3連勝を飾りました。今季は、9試合に先発し、5勝1敗、防御率3.16という成績でした。

3者連続3球三振のクリス・セール↓↓↓

 

ブルペン投手では、クローザーのマット・バーンズが、オールスターゲームに選出されるほど、7月までは素晴らしい投球をしていました。今季の成績は、60試合登板、6勝5敗24セーブ、防御率3.79でした。

マット・バーンズ↓↓↓

Embed from Getty Images

 

今年は、澤村拓一投手が、BOSレッドソックスに加入しました。今季は55試合に登板し、5勝1敗、防御率3.06と、MLB初年度で、立派な成績を収めました。WHIPは1.453と若干高めなので、もう少し四球を減らせれば、安心して任せられる中継ぎ投手となるでしょう。

澤村拓一↓↓↓

Embed from Getty Images

 

開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

野手は、ほぼ開幕前の予想通りで、投手は、予想以上の成績を上げました。

まとめ

かつてBOSレッドソックスは、1918年から2004年にワールドシリーズで優勝するまで86年間も優勝できず、べーブルースを放出したことによる、「バンビーノの呪い」と言われていました。しかし、2004年に優勝した後は、実に4回もワールドシリーズ優勝をしています。21世紀に入ってからの21年間で4回優勝はレッドソックスだけです。今後、常勝チームになるためには、核となる投手が必要です。後半戦から復帰した、クリス・セールが、来年エース級の活躍ができると優勝に近づきそうです。

 

↓応援お願いします↓

にほんブログ村 野球ブログ MLB・メジャーリーグへ
にほんブログ村

こちらのランキングにも参加してます。ぽちっとクリックお願いします。

 ↓↓↓↓↓↓↓↓


メジャーリーグ人気ブログランキング

【MLB 2021年 レビュー】セントルイス・カージナルス

今回は、ナ・リーグ中地区2位のセントルイス・カージナルスです。

2021年順位表

今年のSTLカージナルスは、オールスター前の前半戦では44勝46敗と負け越していましたが、後半戦を46勝26敗という圧倒的な強さで20も勝ち越し、90勝72敗でナ・リーグ中地区の2位となり、ワイルドカード2位でポストシーズンに進出しました。9月10日から28日にかけて17連勝したことで、CIN, PHI, SD, NYMの5チームで混戦状態だったワイルドカード2位争いから一気に抜け出しました。

f:id:supertommy:20211006172907p:plain

2021年 ナ・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中、得点10位、打率5位、OPS 8位と、中ほどの成績でした。アレナド、オニール、ゴールドシュミットと、本塁打30本以上が3人もいる割に、チーム総得点がリーグ10位なのは、若干物足りない感じです。

STLカージナルス 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Yadier Molina 38 121 440 45 111 11 66 3 .252 .297 .370 .667
1B Paul Goldschmidt 33 158 603 102 177 31 99 12 .294 .365 .514 .879
2B Tommy Edman# 26 159 641 91 168 11 56 30 .262 .308 .387 .695
SS Paul DeJong 27 113 356 44 70 19 45 4 .197 .284 .390 .674
3B Nolan Arenado 30 157 593 81 151 34 105 2 .255 .312 .494 .807
LF Tyler O'Neill 26 138 482 89 138 34 80 15 .286 .352 .560 .912
CF Harrison Bader 27 103 367 45 98 16 50 9 .267 .324 .460 .785
RF Dylan Carlson# 22 149 542 79 144 18 65 2 .266 .343 .437 .780
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
MI Edmundo Sosa 25 113 288 39 78 6 27 4 .271 .346 .389 .735
2B Matt Carpenter* 35 130 207 18 35 3 21 2 .169 .305 .275 .581
C Andrew Knizner 26 63 161 18 28 1 9 0 .174 .281 .236 .517
OF Justin Williams* 25 51 119 10 19 4 11 0 .160 .270 .261 .531
RF Lars Nootbaar* 23 58 109 15 26 5 15 2 .239 .317 .422 .739
  Team Totals 28.5 162 5351 706 1303 198 678 89 .244 .313 .412 .725
  Rank in 15 NL teams     11 10 8 6   3 5 11 7 8
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/30/2021.
2021年ピックアップ野手

今年のSTLカージナルスで特筆すべきは、5人もゴールドグラブ賞を獲得したことでしょう。1チームから5人もゴールドグラブ賞を獲得したのは、MLB記録です。

ファースト:ゴールド・シュミット↓↓↓

セカンド:トミー・エドマン↓↓↓

サード:ノーラン・アレナド↓↓↓

レフト:タイラー・オニール↓↓↓

センター:ハリソン・ベイダー↓↓↓

 

投手成績

チーム投手成績は、ナ・リーグ15チーム中防御率7位、自責点7位、WHIP 9位と、リーグで中ほどの成績でした。ブルペン投手は、レイエスガジェゴスの2人が1年間フルに活躍していましたが、先発投手は、ベテランのウェインライト頼みでした。TDL前のトレードで、その先発投手を補強するために、レスターハップの2人のベテラン投手を補強し、2人で9勝をあげたことは、後半戦にチーム勝率が上昇した大きな要因です。

STLカージナルス 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Adam Wainwright 39 17 7 3.05 32 32 0 206.1 72 70 174 127 3.66 1.057
SP Kwang Hyun Kim* 32 7 7 3.46 27 21 1 106.2 46 41 80 112 4.34 1.284
SP Carlos Martinez 29 4 9 6.23 16 16 0 82.1 58 57 57 62 4.76 1.372
SP Jack Flaherty 25 9 2 3.22 17 15 0 78.1 35 28 85 121 4.22 1.060
SP John Gant 28 4 6 3.42 25 14 0 76.1 32 29 56 114 5.12 1.572
SP Johan Oviedo 23 0 5 4.91 14 13 0 62.1 39 34 51 79 5.27 1.572
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Alex Reyes 26 10 8 3.24 69 0 29 72.1 32 26 95 120 4.40 1.355
RP Giovanny Gallegos 29 6 5 3.02 73 0 14 80.1 28 27 95 129 2.75 0.884
RP Genesis Cabrera* 24 4 5 3.73 71 0 0 70.0 31 29 77 104 3.28 1.257
RP Ryan Helsley 26 6 4 4.56 51 0 1 47.1 24 24 47 85 3.99 1.415
RP Andrew Miller* 36 0 0 4.75 40 0 0 36.0 19 19 40 82 4.50 1.583
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Jake Woodford 24 3 4 3.99 26 8 0 67.2 32 30 50 98 4.50 1.345
  Jon Lester* 37 4 1 4.36 12 12 0 66.0 34 32 40 89 5.40 1.424
  J.A. Happ* 38 5 2 4.00 11 11 0 54.0 24 24 45 97 4.61 1.278
  Miles Mikolas 32 2 3 4.23 9 9 0 44.2 24 21 31 92 4.40 1.209
  Wade LeBlanc* 36 0 1 3.61 12 8 0 42.1 17 17 23 108 5.58 1.441
  T.J. McFarland* 32 4 1 2.56 38 0 0 38.2 11 11 21 153 3.79 1.060
  Daniel Ponce de Leon 29 1 1 6.21 24 2 2 33.1 24 23 24 63 6.11 1.620
  Luis Garcia 34 1 1 3.24 34 0 2 33.1 12 12 34 121 2.72 0.990
  Kodi Whitley 26 0 0 2.49 25 0 0 25.1 8 7 27 158 2.97 1.066
  Team Totals 30.7 90 72 3.98 162 162 50 1417.0 672 626 1225 98 4.30 1.300
  Rank in 15 NL teams   4 12 7     3 8 6 7 15      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/30/2021.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

2021年ピックアップ投手

先発投手アダム・ウエインライトの今季の成績は、32先発、17勝7敗、防御率3.05と、フルシーズン活躍し、40歳のベテランとは思えない奮闘ぶりです。ウエインライトは、9月3日に、モリーナと300試合先発バッテリーというMLB歴代4位の記録をつくりました。この伝説のバッテリーも、2022年シーズン限りでモリーナが引退することを発表したので、2022年で見納めになりそうです。

アダム・ウェインライト↓↓↓

Embed from Getty Images

 

ブルペン投手では、アレックス・レイエスが、クローザーとして活躍しました。69試合登板、10勝8敗29セーブ、防御率3.24という自己ベストの成績で、クローザーの地位を獲得し、オールスターゲームにも選出されました。

アレックス・レイエス↓↓↓

Embed from Getty Images

 

ジオバニー・ガジェゴスが、中継ぎ、抑えとして期待に応える活躍しました。2019年に66試合に登板して中継ぎ投手の地位を獲得して以来、安定した投球を続けています。今季は、73試合登板、6勝5敗14セーブ、防御率3.02という成績でした。

ジオバニー・ガジェゴス↓↓↓

Embed from Getty Images

 

開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

野手のスタメンは、開幕前の予想通りでした。投手では、ブルペン投手陣は、ほぼ予想通りでしたが、先発投手陣は、フラハーティとマイコラスが、1年間フルに活躍できなかったことが誤算でした。

まとめ

チームは2019年から3年連続でポストシーズン進出を果たしています。2016~18年の3年間はポストシーズン進出を逃していましたが、2018年のシーズン途中で就任したマイク・シルト監督が流れを変えました。フルシーズン監督をした初年度の2019年に地区優勝して、マイク・シルトは最優秀監督賞を受賞しました。そのマイク・シルトは今季で退任し、来季は、今季までベンチコーチだったオリバー・マーモルが監督に就任します。マーモルは、2011年からカージナルス組織でコーチを経験し、選手を知り尽くしています。年齢も35歳を若く、期待できそうです。

マイク・シルト↓↓↓

Embed from Getty Images

 

新監督オリバー・マーモル↓↓↓

 

↓応援お願いします↓

にほんブログ村 野球ブログ MLB・メジャーリーグへ
にほんブログ村

こちらのランキングにも参加してます。ぽちっとクリックお願いします。

 ↓↓↓↓↓↓↓↓


メジャーリーグ人気ブログランキング

【MLB 2021年 レビュー】ニューヨーク・ヤンキース

今回は、ア・リーグ東地区3位のニューヨーク・ヤンキースです。ポストシーズンに進出するも、ALWCでBOSレッドソックスに敗れました。

2021年順位表

今年は、92勝70敗で、ア・リーグ東地区の3位でしたが、TORブルージェイズを1ゲーム差上回り、ポストシーズン進出を果たしました。2017年から5年連続でポストシーズンに進出です。

f:id:supertommy:20211006100304p:plain

2021年 ア・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ジャッジ、スタントン、サンチェス、ルメイユ、ボイトと、名前だけ上げると、最強打線のイメージですが、ア・リーグ15チーム中、得点10位、打率13位と、意外にも下位に位置していました。本塁打は多く、チーム222本塁打はア・リーグ3位と上位だったので、OPSが7位とリーグの中ほどに位置しています。それでも、チーム総得点がア・リーグ10位という結果でした。

NYヤンキース 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Gary Sanchez 28 117 383 54 78 23 54 0 .204 .307 .423 .730
1B Anthony Rizzo* 31 49 173 32 43 8 21 2 .249 .340 .428 .768
2B DJ LeMahieu 32 150 597 84 160 10 57 4 .268 .349 .362 .711
SS Gleyber Torres 24 127 459 50 119 9 51 14 .259 .331 .366 .697
3B Gio Urshela 29 116 420 42 112 14 49 1 .267 .301 .419 .720
LF Joey Gallo* 27 58 188 33 30 13 22 0 .160 .303 .404 .707
CF Brett Gardner* 37 140 387 47 86 10 39 4 .222 .327 .362 .689
RF Aaron Judge 29 148 550 89 158 39 98 6 .287 .373 .544 .916
DH Giancarlo Stanton 31 139 510 64 139 35 97 0 .273 .354 .516 .870
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
IF Rougned Odor* 27 102 322 42 65 15 39 0 .202 .286 .379 .665
1B Luke Voit 30 68 213 26 51 11 35 0 .239 .328 .437 .764
OF Clint Frazier 26 66 183 20 34 5 15 2 .186 .317 .317 .633
C Kyle Higashioka 31 67 193 20 35 10 29 0 .181 .246 .389 .635
LF Miguel Andujar 26 45 154 19 39 6 12 0 .253 .284 .383 .667
IF Tyler Wade* 26 103 127 31 34 0 5 17 .268 .354 .323 .677
CF Aaron Hicks# 31 32 108 13 21 4 14 0 .194 .294 .333 .627
  Team Totals 29.4 162 5331 711 1266 222 666 63 .237 .322 .407 .729
  Rank in 15 AL teams     15 10 13 3   10 13 5 7 7
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/30/2021.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

2021年ピックアップ野手

今年は、アーロン・ジャッジジャンカルロ・スタントンの中軸2人がは活躍しましたが、その周りを打つ打者の打率が低かったことが、チームの総得点が大きく増えなかった理由です。

アーロン・ジャッジは、2020年わずか28試合の出場でしたが、今年はケガでほとんど離脱することなく148試合に出場、規定打席にも達し、打率.287、39本塁打、98打点という成績で、オールスターにも選出されました。

アーロン・ジャッジ↓↓↓

Embed from Getty Images

 

ジャンカルロ・スタントンは、2019年が18試合、2020年は23試合の出場と2年続けて活躍できていませんでしたが、今年は5月に半月ほど故障者リスト入りした程度で、139試合に出場し、規定打席にも達し、打率.273、35本塁打、97打点という成績で、2018年以来の本塁打30本以上の活躍でした。

ジャンカルロ・スタントン↓↓↓

Embed from Getty Images

 

投手成績

チーム投手成績は、ア・リーグ15チーム中、防御率・自責点・WHIP・被打率の全てが3位と、上位に位置する成績でした。今年のヤンキースは、重量打線ではなく、投手陣の活躍でポストシーズン進出を果たしました。

NYヤンキース 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Gerrit Cole 30 16 8 3.23 30 30 0 181.1 69 65 243 133 2.92 1.059
SP Jordan Montgomery* 28 6 7 3.83 30 30 0 157.1 73 67 162 112 3.69 1.278
SP Jameson Taillon 29 8 6 4.30 29 29 0 144.1 73 69 140 100 4.43 1.206
SP Domingo German 28 4 5 4.58 22 18 0 98.1 52 50 98 94 4.31 1.180
SP Nestor Cortes Jr.* 26 2 3 2.90 22 14 0 93.0 32 30 103 148 3.78 1.075
SP Corey Kluber 35 5 3 3.83 16 16 0 80.0 37 34 82 112 3.85 1.338
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Aroldis Chapman* 33 6 4 3.36 61 0 30 56.1 23 21 97 128 3.99 1.314
RP Chad Green 30 10 7 3.12 67 0 6 83.2 32 29 99 138 3.59 0.884
RP Lucas Luetge* 34 4 2 2.74 57 1 1 72.1 30 22 78 157 2.84 1.134
RP Jonathan Loaisiga 26 9 4 2.17 57 0 5 70.2 19 17 69 199 2.58 1.019
RP Wandy Peralta* 29 3 3 2.95 46 1 3 42.2 19 14 35 146 4.39 1.313
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Michael King 26 2 4 3.55 22 6 0 63.1 29 25 62 121 3.86 1.279
  Luis Cessa 29 3 1 2.82 29 0 0 38.1 17 12 31 153 3.56 1.252
  Albert Abreu 25 2 0 5.15 28 0 1 36.2 21 21 35 84 5.90 1.255
  Andrew Heaney* 30 2 2 7.32 12 5 0 35.2 29 29 37 59 6.93 1.346
  Luis Gil 23 1 1 3.07 6 6 0 29.1 11 10 38 141 4.40 1.330
  Clay Holmes 28 5 2 1.61 25 0 0 28.0 8 5 34 270 2.10 0.786
  Joely Rodriguez* 29 1 0 2.84 21 0 0 19.0 8 6 17 154 3.01 1.421
  Zack Britton* 33 0 1 5.89 22 0 1 18.1 14 12 16 74 5.46 1.691
  Justin Wilson* 33 1 1 7.50 21 0 0 18.0 17 15 15 58 6.78 1.500
  Team Totals 29.1 92 70 3.74 162 162 47 1435.1 669 596 1569 115 3.90 1.209
  Rank in 15 AL teams   4 11 3     3 4 5 3 2      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/30/2021.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

2021年ピックアップ投手

先発投手では、ゲリット・コールが、30試合に先発し、16勝8敗、防御率3.23、243奪三振と、期待通りにエースと言える活躍で16勝をあげ、最多勝のタイトルを獲得しました。

ゲリット・コール↓↓↓

Embed from Getty Images

 

今年のブルペン投手陣は、クローザーのチャップマンはもちろんのこと、グリーンリットキーロアイシガと中継ぎ投手陣が獅子奮迅の活躍でした。ブルペン投手のチーム成績は、防御率3.56、WHIP 1.21という結果で、どちらもTBレイズに次ぐア・リーグ2位の成績でした。中でもチャド・グリーンは、63試合、83回2/3を投げ、10勝7敗6セーブと、中継ぎ投手ながら、二桁勝利をあげました。

チャド・グリーン↓↓↓

Embed from Getty Images

 

開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

今年の結果は、開幕前の予想通りと言っていいでしょう。野手は、2020年首位打者のルメイユの打率が.268と若干物足りないですが、ジャッジとスタントンが、期待通りに1年通して活躍しました。投手は、中継ぎ投手リットキーが、期待以上に活躍し、ベテランの先発投手クルーバーも16試合先発で5勝3敗と、往年の成績ではありませんが、2019年の2勝、2020年の0勝と比べると、復調しました。

まとめ

NYヤンキースは、2017年から5年連続ポストシーズン進出を果たしています。過去20年を見ても、ポストシーズン進出を逃したのは、2008、13、14、16年の4回だけしかなく、そのいずれもがジョー・ジラルディ監督です。ジラルディは、2020年からPHIフィリーズの監督になりましたが、PHIフィリーズではまだポストシーズン進出を果たしていません。現監督のアーロン・ブーンは、2018年にNYヤンキースの監督に就任以来、毎年ポストシーズン進出を果たしていますので、今後もブーン監督に期待したいです。近年のMLBは、TBレイズ、CHIホワイトソックス、SFジャイアンツ、LAドジャースなど、ブルペン投手陣が良いチームが、ポストシーズン進出を決める傾向にあります。NYヤンキースは30歳を越えたブルペン投手が多いので、若手投手の成長に期待したいです。

 

↓応援お願いします↓

にほんブログ村 野球ブログ MLB・メジャーリーグへ
にほんブログ村

こちらのランキングにも参加してます。ぽちっとクリックお願いします。

 ↓↓↓↓↓↓↓↓


メジャーリーグ人気ブログランキング

 

【MLB 2021年 レビュー】シンシナティ・レッズ

今回は、秋山翔吾選手の所属するナ・リーグ中地区3位のシンシナティ・レッズです。

2021年順位表

今年は、83勝79敗で、ナ・リーグ中地区の3位でした。9月上旬までは、ワイルドカード2位の座を争っていましたが、STLカージナルスの17連勝で、ポストシーズン進出を絶たれました。

f:id:supertommy:20211006172907p:plain

2021年 ナ・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中、得点4位、打率2位、OPS2位という強力打線です。ボット、カステヤーノスの2人がOPS .900を上回り、規定打席不足ながらウィンカーもOSP .949と、3人もOPS .900超えの選手がいて、ボット、カステヤーノス、スアレスの3人が本塁打30本超えと、長打力のある打線でした。これでは、秋山の出番はなかなか巡ってきません。

CINレッズ 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Tucker Barnhart* 30 116 348 41 86 7 48 0 .247 .317 .368 .685
1B Joey Votto* 37 129 448 73 119 36 99 1 .266 .375 .563 .938
2B Jonathan India 24 150 532 98 143 21 69 12 .269 .376 .459 .835
SS Kyle Farmer 30 147 483 60 127 16 63 2 .263 .316 .416 .732
3B Eugenio Suarez 29 145 505 71 100 31 79 0 .198 .286 .428 .713
LF Jesse Winker* 27 110 423 77 129 24 71 1 .305 .394 .556 .949
CF Tyler Naquin* 30 127 411 52 111 19 70 5 .270 .333 .477 .809
RF Nick Castellanos 29 138 531 95 164 34 100 3 .309 .362 .576 .939
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
UT Tyler Stephenson 24 132 350 56 100 10 45 0 .286 .366 .431 .797
3B Mike Moustakas* 32 62 183 21 38 6 22 0 .208 .282 .372 .653
OF Aristides Aquino 27 84 174 25 33 10 23 2 .190 .299 .408 .707
CF Shogo Akiyama* 33 88 162 16 33 0 12 2 .204 .282 .253 .535
LF Max Schrock* 26 53 125 19 36 3 14 1 .288 .328 .448 .776
CF Nick Senzel 26 36 111 18 28 1 8 2 .252 .323 .315 .638
  Team Totals 28.9 162 5423 786 1352 222 756 36 .249 .328 .431 .759
  Rank in 15 NL teams     4 4 3 4   15 2 4 3 2
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/27/2021.
2021年ピックアップ野手

ベテランとルーキーを1人ずつ取り上げます。

37歳ベテランのジョーイ・ボットが、打率.266、36本塁打、99打点、OPS .938という成績で、2017年以来はじめて30本を超えるホームランを打ちました。往年の成績を知っていると打率3割に満たないのは寂しいですが、37歳にしてこの成績は立派です。8月には2000本安打を達成しました。

ジョーイ・ボット↓↓↓

Embed from Getty Images

 

ルーキーのジョナサン・インディアが、打率.269、21本塁打、98得点、69打点、OPS .835という成績で、新人王を獲得しました。98得点は、チームトップで、1番打者としてチームを引っ張りました。

ジョナサン・インディア↓↓↓

Embed from Getty Images

 

インディアが新人王を獲得↓↓↓

 

投手成績

チーム投手成績は、ナ・リーグ15チーム中防御率10位、失点10位、WHIP10位、被打率9位と、リーグで下位の成績でした。特に課題はブルペン投手陣です。クローザーを固定できず、10セーブ以上を挙げた投手がおりませんでした。40試合以上投げている投手の成績を見ると、全員防御率4点以上で、安心して任せられる中継ぎ投手もいませんでした。

CINレッズ 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Luis Castillo 28 8 16 3.98 33 33 0 187.2 94 83 192 120 3.75 1.364
SP Tyler Mahle 26 13 6 3.75 33 33 0 180.0 78 75 210 127 3.80 1.233
SP Wade Miley* 34 12 7 3.37 28 28 0 163.0 64 61 125 141 3.97 1.325
SP Sonny Gray 31 7 9 4.19 26 26 0 135.1 67 63 155 114 3.99 1.219
SP Vladimir Gutiérrez 25 9 6 4.74 22 22 0 114.0 61 60 88 101 5.22 1.412
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Heath Hembree 32 2 7 6.38 45 0 8 42.1 33 30 68 75 4.52 1.205
RP Amir Garrett* 29 0 4 6.04 63 0 7 47.2 34 32 61 79 4.89 1.573
RP Lucas Sims 27 5 3 4.40 47 0 7 47.0 26 23 76 109 3.00 1.106
RP Sean Doolittle* 34 3 1 4.46 45 0 1 38.1 21 19 41 107 4.55 1.513
RP Ryan Hendrix 26 5 1 5.97 36 0 0 31.2 23 21 35 80 5.85 1.547
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Jeff Hoffman 28 3 5 4.56 31 11 0 73.0 41 37 79 105 5.20 1.575
  Tony Santillan 24 1 3 2.91 26 4 0 43.1 15 14 56 165 4.62 1.269
  Tejay Antone 27 2 0 2.14 23 0 3 33.2 8 8 42 224 3.26 0.891
  Brad Brach 35 1 2 6.30 35 0 1 30.0 26 21 33 76 5.04 1.600
  Michael Lorenzen 29 1 2 5.59 27 0 4 29.0 18 18 21 86 4.17 1.379
  Luis Cessa 29 2 1 2.05 24 0 0 26.1 7 6 23 235 3.13 0.987
  Carson Fulmer 27 0 0 6.66 20 0 0 25.2 20 19 24 72 4.69 1.519
  Cionel Pérez* 25 1 2 6.38 25 0 0 24.0 21 17 25 76 6.30 1.708
  Mychal Givens 31 1 1 4.22 23 0 8 21.1 11 10 20 114 4.34 1.453
  Art Warren 28 3 0 1.29 26 0 0 21.0 3 3 34 375 1.84 0.905
  Justin Wilson* 33 0 0 2.81 21 0 0 16.0 5 5 14 172 3.55 1.313
  Team Totals 28.8 83 79 4.40 162 162 41 1434.1 760 702 1524 109 4.34 1.357
  Rank in 15 NL teams   6 10 10     6 4 10 10 3      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/27/2021.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

2021年ピックアップ投手

ウェイド・マイリーが、5月7日にCLEインディアンス戦でノーヒッターを達成しました。今シーズンの成績は、28先発、12勝7敗、防御率3.37と、2019年以来2年ぶりに二桁勝利を達成しました。

ウェイド・マイリー↓↓↓

 

先発投手のルイス・カスティーヨは、33先発、187回2/3登板、防御率3.98、192奪三振と、まずまずの成績でしたが、8勝16敗と8試合も負け越す結果となりました。与四球75がリーグトップで、自身の四球の多さが、課題の一つです。

ルイス・カスティーヨ↓↓↓

Embed from Getty Images

 

開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

2020年は、投高打低でしたが、2021年は、打高投低の成績でした。野手では、ウィンカー、ネイキン、ボット、インディアが、期待以上の成績を上げたのが大きかったです。投手は、エースのバウアーと、クローザーのイグレシアスが抜けて、戦力低下は否めないと予想していましたので、予想通りの結果です。

まとめ

チームは2年続けて、勝率5割を上回りました。もう少し勝ち星が上乗せされれば、ポストシーズン進出が可能です。このチームに必要なのは、クローザーを含む、ブルペン投手陣の強化です。ただ、ノーヒッターを達成したマイリーがCHIカブスに移籍することが決まっており、先発投手も必要です。オフの補強は、投手に注目したいです。

 

↓応援お願いします↓

にほんブログ村 野球ブログ MLB・メジャーリーグへ
にほんブログ村

こちらのランキングにも参加してます。ぽちっとクリックお願いします。

 ↓↓↓↓↓↓↓↓


メジャーリーグ人気ブログランキング

【MLB 2021年 レビュー】トロント・ブルージェイズ

今回は、ア・リーグ東地区4位のトロント・ブルージェイズです。

2021年順位表

今年は、91勝71敗で、ア・リーグ東地区の4位でした。最後までポストシーズン進出を争いましたが、1ゲーム差でチャンスを逃しました。

f:id:supertommy:20211006100304p:plain

2021年 ア・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ア・リーグ15チーム中、得点3位、打率2位、OPS1位と、素晴らしい打撃成績でした。2人も40本塁打以上を打つ打者がいたので、チーム本塁打数が262本と、ア・リーグトップの成績でした。6人も規定打席に到達し、レギュラークラスの選手が安定していました。前半戦を故障で欠場したスプリンガーと、三塁手、捕手だけが、固定できなかったポジションです。ゲレーロJr.、セミエン、ビシェット、ヘルナンデスと、4人も100打点を超える選手がいました。打撃は良いこと尽くめです。

TORブルージェイズ 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Reese McGuire* 26 78 198 22 50 1 10 0 .253 .310 .343 .654
1B Vladimir Guerrero Jr. 22 161 604 123 188 48 111 4 .311 .401 .601 1.002
2B Marcus Semien 30 162 652 115 173 45 102 15 .265 .334 .538 .873
SS Bo Bichette 23 159 640 121 191 29 102 25 .298 .343 .484 .828
3B Santiago Espinal 26 92 222 32 69 2 17 6 .311 .376 .405 .781
LF Lourdes Gurriel Jr. 27 141 500 62 138 21 84 1 .276 .319 .466 .785
CF Randal Grichuk 29 149 511 59 123 22 81 0 .241 .281 .423 .703
RF Teoscar Hernandez 28 143 550 92 163 32 116 12 .296 .346 .524 .870
DH George Springer 31 78 299 59 79 22 50 4 .264 .352 .555 .907
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
3B Cavan Biggio* 26 79 250 27 56 7 27 3 .224 .322 .356 .678
C Danny Jansen 26 70 184 32 41 11 28 0 .223 .299 .473 .772
C Alejandro Kirk 22 60 165 19 40 8 24 0 .242 .328 .436 .764
DH Rowdy Tellez* 26 50 139 12 29 4 8 0 .209 .272 .338 .610
LF Corey Dickerson* 32 46 131 16 37 4 15 4 .282 .329 .450 .779
IF Joe Panik* 30 42 114 9 28 2 11 0 .246 .293 .351 .644
  Team Totals 26.8 162 5476 846 1455 262 816 81 .266 .330 .466 .797
  Rank in 15 AL teams     4 3 2 1   7 2 3 1 1
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/27/2021.

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

2021年ピックアップ野手

MVPは逃しましたが、ヴラディミール・ゲレーロJr.は、22歳にして、父親も達成できたかった本塁打王を獲得しました。

ヴラディミール・ゲレーロJr.↓↓↓

Embed from Getty Images

 

ゲレーロJr.は、ハンク・アーロン賞も獲得しました↓↓↓

 

マーカス・セミエンは、ポジションがショートからセカンドに代わり、負担が増えると思われましたが、守備ではゴールドグラブ賞を獲得し、打撃では自己ベストの45本塁打、102打点をあげました。

マーカス・セミエン↓↓↓

Embed from Getty Images

 

 

投手成績

チーム投手成績は、ア・リーグ15チーム中、防御率5位、失点5位、WHIP4位、被打率5位と、リーグ上位の成績でした。

TORブルージェイズ 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Robbie Ray* 29 13 7 2.84 32 32 0 193.1 62 61 248 154 3.69 1.045
SP Hyun Jin Ryu* 34 14 10 4.37 31 31 0 169.0 85 82 143 100 4.02 1.225
SP Steven Matz* 30 14 7 3.82 29 29 0 150.2 70 64 144 115 3.79 1.334
SP Alek Manoah 23 9 2 3.22 20 20 0 111.2 44 40 127 136 3.80 1.048
SP Ross Stripling 31 5 7 4.80 24 19 0 101.1 55 54 94 91 5.21 1.273
SP Jose Berrios 27 5 4 3.58 12 12 0 70.1 30 28 78 123 3.28 1.095
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Jordan Romano 28 7 1 2.14 62 0 23 63.0 17 15 85 205 3.15 1.048
RP Tim Mayza* 29 5 2 3.40 61 0 1 53.0 21 20 57 129 3.09 0.981
RP Trent Thornton 27 1 3 4.78 37 3 0 49.0 33 26 52 92 5.46 1.429
RP Adam Cimber 30 2 2 1.69 39 0 1 37.1 10 7 30 261 2.82 0.964
RP Rafael Dolis 33 2 3 5.63 39 0 3 32.0 21 20 39 79 4.36 1.750
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Anthony Kay* 26 1 2 5.61 11 5 0 33.2 22 21 39 79 5.43 1.663
  Trevor Richards 28 4 2 3.31 32 0 0 32.2 13 12 37 134 4.61 0.796
  Joel Payamps 27 0 2 2.70 22 0 0 30.0 10 9 22 164 4.20 1.067
  Tyler Chatwood 31 1 2 5.46 30 0 1 28.0 17 17 32 81 3.81 1.429
  Tayler Saucedo* 28 0 0 4.56 29 0 0 25.2 14 13 19 97 3.60 1.247
  Anthony Castro 26 1 2 4.74 25 0 1 24.2 15 13 32 93 4.02 1.257
  Ryan Borucki* 27 3 1 4.94 24 0 0 23.2 14 13 21 90 5.66 1.225
  Brad Hand* 31 0 2 7.27 11 0 0 8.2 10 7 5 63 7.55 1.846
  Joakim Soria 37 0 0 7.88 10 0 0 8.0 7 7 9 58 5.67 1.500
  Team Totals 29.0 91 71 3.91 162 162 34 1405.1 663 610 1468 113 4.18 1.231
  Rank in 15 AL teams   6 10 5     12 13 4 5 5      
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/27/2021.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

2021年ピックアップ投手

先発投手のロビー・レイは、32試合に先発し、13勝7敗、防御率2.84、248奪三振と、自己ベストの成績を上げました。防御率と奪三振がリーグトップの成績で、サイヤング賞を受賞しました。元々三振を多く取る投手でしたが、今年はコントロールが良くなったことが、成績向上の要因です。

ロビー・レイ↓↓↓

Embed from Getty Images

 

先発のスティーブン・マッツは、今年は14勝7敗、防御率3.82、144奪三振という成績で、昨年の0勝から完全復活しました。

スティーブン・マッツ↓↓↓

Embed from Getty Images

 

ブルペン投手では、昨年までわずか30イニングしかMLBでの経験がなかったジョーダン・ロマーノが、クローザーとして活躍しました。63試合登板、7勝1敗23セーブ、防御率2.14という、期待を大きく上回る成績をあげました。28歳と遅咲きの投手です。

ジョーダン・ロマーノ↓↓↓

Embed from Getty Images

 

開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

野手の誤算は、スプリンガーと、ビジオが多くの試合を欠場したことです。特にスプリンガーの前半戦の欠場がなければ、ポストシーズン進出もあり得たかもしれません。投手では、クローザーを期待して獲得したイエーツが出場できませんでしたが、代わりにロマーノがクローザーを担いました。また、前年大不振のマッツが、自己ベストの15勝をあげ、期待に応えました。

まとめ

FAで抜けるセミエンの穴が気になりますが、ゲレーロJr.、ビシェット、ビジオという、2世大リーガーがチームの中心を担いますので、攻撃力は心配いらなそうです。投手では、FAでロビー・レイが抜けると、かなり厳しいので、オフにどのような投手を補強するのか注目したいです。

 

↓応援お願いします↓

にほんブログ村 野球ブログ MLB・メジャーリーグへ
にほんブログ村

こちらのランキングにも参加してます。ぽちっとクリックお願いします。

 ↓↓↓↓↓↓↓↓


メジャーリーグ人気ブログランキング