メジャーリーグ ファン ブログ

メジャーリーグ全30チームを網羅するように、メジャーリーグ移籍情報・順位予想・成績などをできるだけ公平な目線で書いています。

【MLB移籍情報】ニューヨーク・メッツの戦力補強

今週は菅野投手のポスティング移籍先が決まると思っていたら、読売巨人軍に残留ということになりました。

その代わり、フランシスコ・リンドーア内野手とカルロス・カラスコ投手がクリーブランド・インディアンスからニューヨーク・メッツへ移籍する大型トレードのニュースが飛び込んできました。今回のブログはNYメッツの戦力補強について書いていきます。

目次

  • インディアンス-メッツ トレード

まずは、トレードの概要から。

インディアンス→メッツ:リンドーアカラスコ

メッツ→インディアンス:ロサリオ、ジメネスと他2名

カラスコの獲得によって、弱点だったメッツの先発投手陣はかなり安定します。

リンドーアはロサリオが守っていたショートに入りますが、守備も打撃も格が違います。

それでは、メッツの戦力補強について投手・野手の順番に書いていきます。

トレードで獲得するカラスコを加えて、放出するポーセロ、ワカを抜いて、2020年の成績を入力して比較してみました。下の表をご覧ください。

2020年先発成績一覧

年齢 名前 防御率 先発 投球回 被安打 奪三振 WHIP
32 デグロム 4 2 2.38 12 68.0 47 104 0.96
32 ポーセロ 1 7 5.64 12 59.0 74 54 1.51
25 ピーターソン 6 2 3.44 9 49.2 36 40 1.21
31 ルーゴ 3 4 5.15 7 36.2 40 47 1.36
29 ワカ 1 4 6.62 7 34.0 46.0 37 1.56
29 マッツ 0 5 9.68 6 30.2 42.0 36 1.70
29.7 合計 15 24 4.95 53 278.0 285 318 1.36

移籍後のメンバーによる2020年先発成績一覧(ストローマンは2020年プレイしていないので、2019年のメッツでの成績を入れました。7月末に移籍してきたので2020年の試合数60試合とほぼ同じで比較可能だと思います)

年齢 名前 防御率 先発 投球回 被安打 奪三振 WHIP
32 デグロム 4 2 2.38 12 68.0 47 104 0.96
33 カラスコ 3 4 2.91 12 68.0 55 82 1.21
25 ピーターソン 6 2 3.44 9 49.2 36 40 1.21
31 ルーゴ 3 4 5.15 7 36.2 40 47 1.36
29 ストローマン 4 2 3.77 11 59.2 65 60 1.47
29 マッツ 0 5 9.68 6 30.2 42 36 1.70
29.8 合計 20 19 3.97 57 312.2 285 369 1.30

双方のチーム合計の数値を比較すると、以下のようになります。

勝利数:15→20

防御率:4.95→3.97

奪三振:318→369

WHIP:1.36→1.30

期待を裏切ったポーセロ、ワカの2人が抜け、カラスコ、ストローマンが入るので全ての数字が上昇します。これによりメッツの先発投手ローテーションは、デグロームカラスコというエース級の先発2人に、ストローマン、2020年にデビューしたピーターソンが続く体制になります。これに加えて2020年不調だったマッツが復調すれば先発投手陣は万全です。そうすれば、ルーゴがブルペンに戻れるので、救援投手陣も補強されます。

今回のトレードはリンドーアが注目されていますが、私はカラスコ獲得の方がメッツにとっては大きな意味があると思います。

  • 2020年成績比較  リンドーアvs ロサリオ

2020年のリンドーアとロサリオの成績と比較してみます。

年齢 名前 試合数 打数 本塁打 打点 盗塁 打率 出塁率 長打率 OPS
27 リンドーア 60 236 8 27 6 .258 .335 .415 .750
25 ロサリオ 46 143 4 15 0 .252 .272 .371 .643

リンドーアの通算成績は、打率.285,出塁率.346,長打率.488,OPS.833ですので、2020年のリンドーアOPSが.750と通算成績から見ると悪い成績でしたが、それでも、全ての項目でロサリオを上回っています。2016,19年はゴールドグラブ賞を受賞しており、守備面でも、ロサリオより上です。

  • NYメッツ 2020年成績から見る 2021年の見通し

 2020年メッツの成績はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

2020年メッツの主なスターティングラインナップは以下の通りでした。

守備位置 名前 打数 本塁打 打点 盗塁 打率 出塁率 長打率 OPS
ニモ 186 8 18 1 .280 .404 .484 .888
コンフォルト 202 9 31 3 .322 .412 .515 .927
デービス 190 6 19 0 .247 .371 .389 .761
スミス 177 10 42 0 .316 .377 .616 .993
カノ 171 10 30 0 .316 .352 .544 .896
アロンソ 208 16 35 1 .231 .326 .490 .817
マクニール 183 4 23 0 .311 .383 .454 .836
ラモス 142 5 15 0 .239 .297 .387 .684
ロサリオ 143 4 15 0 .252 .272 .371 .643

2021年は、以下のようになると予想されます。 (指名打者が使われないと仮定して)

守備位置 名前 打数 本塁打 打点 盗塁 打率 出塁率 長打率 OPS
リンドーア 236 8 27 6 .258 .335 .415 .750
ニモ 186 8 18 1 .280 .404 .484 .888
コンフォルト 202 9 31 3 .322 .412 .515 .927
スミス 177 10 42 0 .316 .377 .616 .993
アロンソ 208 16 35 1 .231 .326 .490 .817
マクニール 183 4 23 0 .311 .383 .454 .836
マッキャン 97 7 15 1 .289 .360 .536 .896
デービス 190 6 19 0 .247 .371 .389 .761

2021年メッツのスタメンは、OPSが.750を下回る選手が一人もいないという強力打線になります。唯一心配なのは、レフトのスミスの守備ぐらいです。ただ、ナ・リーグは2021年も指名打者制になる可能性もあるので、その場合はスミスが指名打者となるため、外野手が必要になります。下のツイッターにあるように、スプリンガー獲得も目論んでいるようです。スプリンガーも獲得したら、メッツがナ・リーグ東地区の優勝候補筆頭になるでしょう。

今年は、大型トレードは決まりますが、スプリンガーのようなフリーエージェントの大物選手の行き先が全然決まりません。コロナの影響で各球団支出を抑えているのでしょうか。フリーエージェントの選手たちの動向に注目していきます。

↓応援お願いします↓

にほんブログ村 野球ブログ MLB・メジャーリーグへ
にほんブログ村

こちらのランキングにも参加してます。ぽちっとクリックお願いします。

 ↓↓↓↓↓↓↓↓


メジャーリーグ人気ブログランキング