今回は、8月16日~19日のシリーズで注目した試合やプレーを振り返ります。日本人選手が活躍した試合や、接戦の白熱した試合を中心に取り上げます。
目次
注目の試合
SD 5, COL 6 (AUG.16 @COL)
オールドルーキーが活躍し、COLロッキーズがサヨナラ勝ちした試合です。
この日が29歳の誕生日だったロッキーズのコナー・ジョーが、先頭打者ホームランで先制点をあげました。
.@cojo__18 BIRTHDAY BASH! 🎂🥳 pic.twitter.com/9x1kUBQJ8H
— Colorado Rockies (@Rockies) 2021年8月17日
3回裏ロッキーズは、ストーリーの2塁打とブラックモンの本塁打で、4点を追加。
先頭打者ホームランを打ったコナー・ジョーは、守備でも見せました。1アウトでランナー2塁の場面で、左中間に飛んだライナーの打球を、ダイビングキャッチでアウトに。抜ければ1点を追加される場面で、追加点を防ぐ大きなプレーでした。
.@cojo__18 making this catch look like a piece of 🎂 pic.twitter.com/ATT4WqaaEy
— Colorado Rockies (@Rockies) 2021年8月17日
その後SDパドレスは、マチャッドのタイムリーヒットで1点を返し、5対2と3点差にします。
9回表は、ロッキーズの抑えバードが登板し、ランナー2,3塁とされますが、2アウトまでいきます。その土壇場でパドレスのグリシャムが3ランホームランを打ち、5対5の同点としました。ポストシーズン進出がかかっているチームは粘りが違います。
Timely Trent!#HungryForMore pic.twitter.com/PyXXbNYCC5
— San Diego Padres (@Padres) 2021年8月17日
しかし、この日のロッキーズは諦めませんでした。9回裏、C.J.クロンがライトスタンドへホームランを打ち、6対5でサヨナラ勝ちしました。
GOOD OLD FASHIONED LODO MAGIC! 🔮 pic.twitter.com/fvP7XNYwzk
— Colorado Rockies (@Rockies) 2021年8月17日
29歳の誕生日を、自らのホームランとファインプレーで祝った、コナー・ジョーの今後の活躍に注目したいと思います。 最近になって打撃が開眼したようで、7月にMLBに再昇格してから、7本もホームランを打っています。
ワイルドカード争いをしているパドレスにとっては痛い敗戦です。下位のダイヤモンドバックス戦、ロッキーズ戦で勝ち星を増やしたいところですが、思うように勝てていません。
AUG.16 注目の選手
ジョーイ・ボット CIN 2000本安打達成
CINレッズのボットが、通算2000本安打を達成。今年は1000打点と300本塁打も記録。
Number 2,000. 🐐 pic.twitter.com/d423g5eOi3
— Cincinnati Reds (@Reds) 2021年8月17日
ブレット・フィリップス TB ランニングホームラン
TBレイズのフィリップスが快足を飛ばして、ランニングホームラン。
筒香嘉智 PIT 移籍後初ヒット
TB→LAD→PITと移籍をし、今年3チーム目となるPITパイレーツで期待に応え、移籍後初打席で初ヒットがツーベースヒットに。しかも、古巣のLAドジャース戦で、クローザーのジャンセンという一流投手から打ちましたので価値があります。来年もMLBで活躍するためにも、今季残り試合での活躍が求められます。
BOS 3, NYY 5 & BOS 0, NYY 2 (AUG.17 @NYY)
この日はダブルヘッダーで、NYヤンキースが第1戦を5対3、第2戦を2対0で連勝し、ついにBOSレッドソックスを勝率で上回り、東地区2位に浮上しました。
第1戦は、ボイトのタイムリーヒットなどで5点を取り、最終回の7回裏は1アウト満塁というピンチを迎えましたが、ロアイシガが、ヘルナンデスとレンフローを三振にとり、5セーブ目をあげました。
Let's go, Lo. @loaisiga43_ 😤 pic.twitter.com/Zhqwhlc0TH
— New York Yankees (@Yankees) 2021年8月17日
第2戦は、先発のギルが5回途中で交代しましたが、無失点で抑えました。ギルは今年8月にMLB初登板してから、3回先発して15回2/3を投げて、未だに自責点0を継続しています。8月に入ってからNYヤンキースは13勝4敗と快進撃を続けていますが、ギルはその一端を担っています。
Gil's here and he's historic. @thegil81 🙌 pic.twitter.com/B3L30vXoeW
— New York Yankees (@Yankees) 2021年8月18日
打撃面では、ボイトとスタントンのホームランで2点をあげました。 ボイトも8月に故障者リストから復帰してから、3本塁打、9打点と勝利に貢献しています。
Porch Poppin' 💪 pic.twitter.com/WuSaOlWjCF
— New York Yankees (@Yankees) 2021年8月17日
最後の7回裏は、グリーンが抑えて5セーブ目をあげました。ブルペン投手陣が、チャップマンの不在を感じさせない活躍をしています。
NYM 2, SF 3 (AUG.17 @SF)
SFジャイアンツは、NikeのCity Connect Jerseyシリーズの特別なユニフォームでプレーしました。守り勝つ野球が完璧にできていることを見せた試合でした。
SFジャイアンツ先発投手のウェッブと、NYメッツ先発投手のストローマンの投げ合いとなり、どちらもクォリティースタートで、いい投球をしました。
1回裏ジャイアンツが、ラステラの2ランホームランで先制点をあげました。
Tommy La STELLAR pic.twitter.com/PNH8a5LFZh
— SFGiants (@SFGiants) 2021年8月18日
4回表、1アウト1,3塁とピンチを招きましたが、ショートのクロフォードによる、ダブルプレーでピンチを切り抜けました。
Brandon ➡️ Brandon
— SFGiants (@SFGiants) 2021年8月18日
(#SFGiants x @Xfinity) pic.twitter.com/txyJ7duhRE
7回裏には、ロンゴリアのソロホームランで、1点を追加し、3対0とします。
LONG💣RIA pic.twitter.com/KfBxTqHms3
— SFGiants (@SFGiants) 2021年8月18日
先発投手のウェッブは、8回表に、アロンソに2ランホームランを打たれて降板しましたが、7回1/3を、8奪三振、2失点と、先発投手の役割をきっちり果たし、7勝目をあげました。
Eight strikeouts for @LoganWebb1053 tonight 👏
— SFGiants (@SFGiants) 2021年8月18日
(#SFGiants x @donjulio) pic.twitter.com/wZesXZbvbp
先発ローテーション、ブルペン投手陣と、完璧な陣容で、守備も見事なジャイアンツ。2位のLAドジャースが連勝しているので、負けられない試合が続きますが、この試合を終えて、78勝42敗。勝率.650は、両リーグトップです。
一方のメッツは、この敗戦で5連敗。勝率も5割を下回りました。オールスターゲーム前は、東地区唯一の勝率5割超えのチームでしたが、頼みの先発デグロムの離脱などもあり、優勝の可能性がどんどん遠ざかっていきます。
NYM 6, SF 2 (AUG.18 @SF)
地区優勝争いで、もう後がないNYメッツですが、延長戦の末、連敗を5で止めました。
SFジャイアンツの先発デスクラファニーは、守備の際に足首を痛め2回で降板しますが、後続の投手を、NYメッツ打線が打ちあぐねます。0対1とメッツが1点ビハインドで迎えた9回表、ジャイアンツ抑えのマギーからノーアウト1,3塁のチャンスを作り、デービスが犠牲フライで1対1の同点とし、延長戦に入りました。
延長11回表、コンフォートの二塁打で、2対1と、この試合初めて勝ち越します。
Big double from @mconforto8 to take the lead! #LGM pic.twitter.com/zm8WeMYic7
— New York Mets (@Mets) 2021年8月18日
しかし11回裏、ラステラにタイムリーヒットを打たれ、すぐさま2対2の同点となりました。
12回裏、ケビン・ピラーの3ランホームランなどで、4点をあげ、6対2で勝利しました。
.@KPILLAR4 with a 🚀 to get us back on top! #LGM pic.twitter.com/hdgi0DZO90
— New York Mets (@Mets) 2021年8月18日
メッツは勝率5割に戻し、地区首位のATLブレーブスとは4.5ゲーム差と、なんとか優勝争いに食らいついている状況です。この後LAドジャース4連戦、SFジャイアンツ3連戦と強豪チームとの対戦が続くため、厳しい状況には変わりありません。
AUG.18 注目の選手
フリーマン ATL サイクルヒット
ATLブレーブスのフリーマンが、自身2度目のサイクルヒットを達成。チームも11対9でMIAマーリンズに勝利し、3連勝スイープ。WASナショナルズ戦から2カード続けてスイープと、チームは絶好調で、2位PHIフィリーズに3.5ゲーム差をつけました。
大谷翔平 LAA 8勝目 & 40号ホームラン
先発投手の大谷翔平が、8回を投げて、6安打、8奪三振、1失点の好投で、8勝目。打者としては、8回表にライトスタンドへ40号ホームランを打ち、チームは3対1で勝利しました。通算500号ホームランを狙っていたミゲル・カブレラを投手としてしっかり押さえて、そのベテラン選手のカブレラの前でリーグ単独トップの40号ホームランを放つという大活躍。投手として二桁勝利し、打者としてホームラン王をとれば、チームが優勝しなくても、MVPは確実でしょう。
OAK 5, CWS 4 (AUG.19 @CWS)
OAKアスレチックスは、厳しいワイルドカード争いをしています。そのアスレチックスが、ホームラン攻勢でCHIホワイトソックスに辛勝し、連敗を脱出してスイープを免れました。
1点リードされて迎えた3回表、マーフィーがソロホームランを打ち、1対1の同点としました。
Murphy Moonshot 🚀 pic.twitter.com/C63cy06tp8
— Oakland A's (@Athletics) 2021年8月19日
その後、アスレチックスは押し出し四球で1点をリードしましたが、5回裏、ホワイトソックスのボーンの2ランホームランで、3対2と逆転されてしまいました。
6回表、チャップマンの本塁打で3対3の同点に追いつきました。
okay good.
— Oakland A's (@Athletics) 2021年8月19日
good good good. pic.twitter.com/SzJlAnmpkN
7回表、オルソンが、ライトスタンドへ高々と上がる打球で、2ランホームランを放ち、5対3として試合を決めました。
Death, taxes, and Matt Olson homers pic.twitter.com/ZWYs6vewks
— Oakland A's (@Athletics) 2021年8月19日
アスレチックスは、ワイルドカードを争うBOSレッドソックスにわずか0.5ゲーム差です。次のシリーズは、ナ・リーグ最高勝率SFジャイアンツ戦と、タフな負けられない試合が続きます。
順位(8月19日時点)
アメリカンリーグ:
①東地区:首位のTBレイズは4連勝し、2位NYヤンキースとの差を5ゲームに広げたままです。2位のNYヤンキースは7連勝でBOSレッドソックスを逆転し2位につけ、ワイルドカード争いでもリードしています。
②中地区:首位CHIホワイトソックスは2位のCLEインディアンスに11.5ゲーム差をつけ、地区優勝は、ほぼ確定といっていいでしょう。
③西地区:3位SEAマリナーズが3連勝し、ワイルドカード争いに食らいついています。2位のOAKアスレチックスは、首位HOUアストロズと2.5ゲーム差と逆転できる位置につけている一方、ワイルドカード争いでは、BOSレッドソックスに0.5ゲーム差、SEAマリナーズに3ゲーム差と激しい争いが続いています。
ナショナルリーグ:
①東地区:ATLブレーブスが6連勝し、2位のPHIフィリーズに4ゲーム差と大きくリードしました。
②中地区:首位MILブルワーズが2位のCINレッズとの差を8.5ゲームとし、地区優勝は、ほぼ確定といっていいでしょう。CINレッズは、ワイルドカード争いでSDパドレスに1ゲーム差まで迫り、STLカージナルスも、ワイルドカード争いでSDパドレスに3.5ゲーム差に迫っていて、逆転を狙える位置につけています。
③西地区:地区優勝争いは、上位3チームから、SFジャイアンツ、LAドジャースの2チームに絞られました。そのLAドジャースですが、地区優勝が難しくとも、ワイルドカード2番手と9.5ゲーム差もつけているので、ポストシーズン進出は確実です。3位のSDパドレスは、ワイルドカードの2番手を争うことになりますが、3連敗中で、CINレッズ、STLカージナルスが追いかけてきており、ウカウカしていられない状況になってきました。
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