今回は、8月13日~15日のシリーズで注目した試合やプレーを振り返ります。日本人選手が活躍した試合や、接戦の白熱した試合を中心に取り上げます。
目次
注目の試合
LAD 6, NYM 5 (AUG.13 @NYM)
LAドジャースが、ついに延長戦で勝利しました。今年のドジャースは、この試合に入る前の段階で、延長戦の勝敗が1勝12敗、1点差ゲームの勝敗が13勝21敗と、延長戦と接戦に弱いチームというイメージが出来上がっていました。接戦に弱いことが、得失点差は両リーグ通じてトップなのに、地区2位に甘んじている原因です。
この試合は、6回を終えた段階で、4対0とLAドジャースがリードしていました。5回まで先発左腕のウリアスがNYメッツ打線をわずか2安打に抑え、6回はクネイブルが無失点に抑えていました。
7回裏は、グラテロルが2三振で2アウトを取った後、代打コンフォートに二塁打を打たれました。ここで、左腕のブルールに投手交代しました。メッツ打線は先発左腕ウリアスを打ちあぐねていましたし、スミス、ニモと左打者が続くので、左投げのブルールへの交代は定石ですが、この投手交代が裏目にでました。スミスにタイムリーヒット、ニモは四球、右打者のアロンソは敬遠四球で、続く左打者のマクニールにタイムリーをうたれ、ついに1点差の4対3となり、ようやく投手をトレイネンに交代しましたが、パスボールで4対4の同点とされてしまいました。ことごとく監督の采配が外れました。
TIE BALLGAME! #LGM pic.twitter.com/H7VGrMG0RW
— New York Mets (@Mets) 2021年8月14日
そんな重苦しかったであろう雰囲気の中、延長10回表、ドジャースのスミスが、2ランホームランを打ち、6対4と勝ち越しました。
Shining in New York Citi. pic.twitter.com/TTxxBWEFss
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) 2021年8月14日
10回裏は、9回から登板しているクローザーのジャンセンが、内野ゴロの間に1点は失ったものの、自責点0に抑えて、6対5で勝利しました。
Friday night dub. pic.twitter.com/JjSkXThOZY
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) 2021年8月14日
地区首位争いをしているチーム同士の対決は、 熱い戦いになります。
SD 2, ARI 3 (AUG.13 @ARI)
年間100敗はするのではないかと予想されている、ARIダイヤモンドバックスですが、この日はサヨナラ勝ちをおさめました。
そんなダイヤモンドバックスですが、この日は、SDパドレス先発のスネルから、バーショがタイムリーヒット、マルテがホームランを打ち、2対0とダイヤモンドバックスがリードしました。
Getting the scoring started tonight. pic.twitter.com/CUNEGnswoq
— Arizona Diamondbacks (@Dbacks) 2021年8月14日
Absolutely crushed. And @ketel_marte4 knew it. pic.twitter.com/0LaURSgfZx
— Arizona Diamondbacks (@Dbacks) 2021年8月14日
打者だけでなく、先発投手のバンガーナーも、SDパドレス打線を6回まで無失点に抑えていました。
しかし7回表に、パドレスのマイヤーズが、バンガーナーから2ランホームランを打ち、2対2の同点としました。バンガーナーは、昨年SFジャイアンツからARIダイヤモンドバックスに移籍して以来、往年の投球が見られなくなっていましたが、直近の4試合は、クオリティスタートを続けており、次第に調子を取り戻している感じです。
Friday the 13th. #WilPower pic.twitter.com/BJbLm06mmm
— San Diego Padres (@Padres) 2021年8月14日
バンガーナーの後を、クラーク、クリッパードと繋いで、9回まで無失点に抑えると、9回裏、投手交代したばかりのスタメンから、バーショがソロホームランを打ち、ダイヤモンドバックスがサヨナラ勝ちしました。
The #VarShow has a happy ending! pic.twitter.com/31fJ8w6HgL
— Arizona Diamondbacks (@Dbacks) 2021年8月14日
SDパドレスにとっては、前日のダルビッシュに続き、スネルの先発したこの日も敗れて2連敗。最下位ダイヤモンドバックス相手で2連敗は痛い敗戦です。
TOR 2, SEA 3 (AUG.13 @SEA)
好守備のファインプレーが沢山あった試合です。両チームのファインプレーの数々を並べてみます。
SPRINGS in his shoes 🤩 pic.twitter.com/Z8FK4jPf5J
— Toronto Blue Jays (@BlueJays) 2021年8月14日
🍍 on 🍕: 👎@yunitogurriel at 1B: 👍 pic.twitter.com/KPB0RUw02K
— Toronto Blue Jays (@BlueJays) 2021年8月14日
好プレーの連続で、2対2の同点のまま9回表を迎えました。TORブルージェイズは、1アウト満塁とチャンスを広げ、セミエンがファーストファールフライを打ち、三塁ランナーがタッチアップでホームインしました。ギリギリのタイミングでしたが、球審の判定はセーフ。しかし、ビデオ判定の結果アウトとなり、スコアは2対2の同点のままです。
2対2と同点の9回裏、今度は、SEAマリナーズの攻撃。2アウト満塁から、期待の新人ケレニックが押し出し四球を選んでサヨナラ勝ち。ケレニックは今年5月にデビューして以来、当たりの止まっていた時期が長かったですが、8月に入ってからは、ホームラン4本、二塁打2本、この日までのOPSが.880とようやく期待に違わぬ打撃を見せるようになりました。今後の成長が楽しみです。
You literally can't spell walk-off without walk. #SeaUsRise pic.twitter.com/HfCAbwI74i
— Seattle Mariners (@Mariners) 2021年8月14日
ワイルドカード争いをしているチーム同士の対戦で、もう負けられないSEAマリナーズがサヨナラ勝ちで、何とか勝利をものにしました。
LAD 2, NYM 1 (AUG.14 @NYM)
LAドジャースが、前日に続いて延長戦で勝利しました。苦手としていた延長戦と1点差ゲームで、2試合連続勝利です。
ドジャース先発のビューラーが、7回を10奪三振で、コンフォートの本塁打による1点に抑えました。
Walker Buehler, ladies and gentlemen. pic.twitter.com/qZqqBS4QJi
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) 2021年8月15日
0対1で迎えた7回表、スミスが2試合連続ホームランで、1対1の同点に追いつきました。
Apple jack! pic.twitter.com/jMy2LF2luC
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) 2021年8月15日
試合を決めたのは、ベリンジャーで、10回表に二塁打を打ち、2対1と勝ち越しました。
LGBelli. pic.twitter.com/8WdYTfa30U
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) 2021年8月15日
9回からビックフォード、クネイブルとつないで、NYメッツの反撃を許さず、2対1で勝利しました。
NYY 7, CWS 5 (AUG.14 @CWS)
抜きつ抜かれつのシーソーゲームで、延長10回に決着がつきました。
NYヤンキースはギャロのホームランなどで、3回までに3点をあげ、CHIホワイトソックスはロバートのホームランなどで、3回までに同じく3点をあげ、3対3の同点のまま試合は7回まで進みました。
8回表、ヤンキースのジャッジが、ホワイトソックスのキンブレルからセンターへホームランを打ち、4対3と勝ち越しました。
#AllRise on the South Side. pic.twitter.com/wdZzgfcVpk
— New York Yankees (@Yankees) 2021年8月15日
ホワイトソックスは、9回裏2アウトランナー無しの場面で、アブレイユが同点となるソロホームランを打ち、延長戦に突入しました。
M-V-P! M-V-P! pic.twitter.com/8NbuJ9MA4g
— Chicago White Sox (@whitesox) 2021年8月15日
10回表、ホワイトソックス抑えのヘンドリックスから、ヤンキースのジャッジがタイムリーヒット、ギャロが2ランホームランを打ち、7対4と勝ち越しました。
Gallo with a G. pic.twitter.com/pgOE0ElSIo
— New York Yankees (@Yankees) 2021年8月15日
10回裏、ホワイトソックスは、ヤンキース抑えのブリットンを攻め、ロバートのタイムリーヒットなどで、1点を返しましたが、反撃はここまで。ヤンキースは投手をアブレイユに交代し後続を抑え、7対5で勝利しました。
AUG.14 大活躍の選手
ギルバート ARI ノーヒットノーラン
ARIダイヤモンドバックスのギルバートは、MLB初勝利をノーヒットノーランで飾りました。しかもMLB初先発で、ノーヒットノーランを達成しました。初先発でノーヒットノーランを達成した選手は過去にもいるそうで、今回で4人目です。今年はノーヒットノーランを達成する投手が多く、これで8人目です。ギルバートは、ポストシーズン進出をかけて戦っているSDパドレスを相手に達成しましたので、今後の活躍が楽しみです。
The 1st pitcher to throw a no-hitter in his first Major League start since 1953.
— Arizona Diamondbacks (@Dbacks) 2021年8月15日
Tyler, this is your night. pic.twitter.com/OrVtMwzedo
大谷翔平 LAA 39号ホームラン
1番DHで出場した大谷翔平が、先頭打者ホームランを打ちました。これが39号でゲレーロJr.に4本差をつけました。
A pitcher with a side hustle hitting homers. pic.twitter.com/aRb0enkIkJ
— Los Angeles Angels (@Angels) 2021年8月15日
前田健太 MIN 6勝目
6月頃までは打ち込まれる試合が多かった印象ですが、7月以降調子を上げています。今年はポストシーズン進出の見込みがないMINツインズですが、マエケンには二桁勝利を達成してもらいたいです。
Six scoreless frames from @maeken1988. 💪💪💪#MNTwins pic.twitter.com/I6BQvyxuwr
— Minnesota Twins (@Twins) 2021年8月15日
ATL 6, WAS 5 (AUG.15 @WAS)
昨年の地区優勝チームのATLブレーブスが、ついに首位に立った試合です。
— Atlanta Braves (@Braves) 2021年8月15日
スワンソンの3試合連続ホームランで、3回表で3対0とリードしました。
Good afternoon. He did it again 😱#ForTheA pic.twitter.com/3D8bTHD0C9
— Atlanta Braves (@Braves) 2021年8月15日
その後3対3の同点とされますが、5回表、フリーマン、ライリーの2者連続ホームラン等で3点を追加し、6対3と勝ち越しました。
🔙2⃣🔙@SUBWAY | #ForTheA pic.twitter.com/tiqOrtNij9
— Atlanta Braves (@Braves) 2021年8月15日
5回裏、WASナショナルズに2点を取られ、6対5と1点差に詰め寄られますが、6回から、パイレーツから獲得したリチャード・ロドリゲス、マツェック、ジャクソンが8回まで無失点に抑えます。9回は、抑えのスミスが登板し、2四球でランナーを2人出すものの、最後は三塁線を抜けるような鋭い当たりを、サードのライリーが好捕し、ゲームセット。
What a play by @austinriley1308 to end it!@MizunoBsballNA | #ForTheA pic.twitter.com/Mo5fSyAXth
— Atlanta Braves (@Braves) 2021年8月15日
スミスは25セーブ目を上げました。ついにブレーブスが東地区首位に立ちました。TDL前のトレードでは、積極的な補強をしていましたので、俄然優勝の可能性が高くなってきました。 ↓↓↓(こちらを参照:ナ・リーグ移籍情報)
順位(8月15日時点)
アメリカンリーグ:
①東地区:BOSレッドソックスが3連勝し、首位のTBレイズに3ゲーム差まで詰め寄ってきました。
②中地区:首位CHIホワイトソックスが2位のCLEと10ゲーム差です。
③西地区:SEAマリナーズが、ワイルドカード争いで5.5ゲーム差と、なんとか頑張っている状況です。
ナショナルリーグ:
①東地区:ついにATLブレーブスが首位に立ちました。PHIフィリーズ、NYメッツとの争いになりますが、NYメッツのスケジュールは、SFジャイアンツ、LAドジャース、NYヤンキースとの対戦が組まれているので、かなり厳しい戦いとなりそうです。PHIフィリーズは対戦相手に恵まれているので、ALTブレーブスとPHIフィリーズの一騎打ちとなると予想しています。
②中地区:MILブルワーズが独走しています。CINレッズは首位ブルワーズとゲーム差が縮まりませんが、ワイルドカード争いでは、SDパドレスに2.5ゲーム差にまで迫ってきました。
③西地区:上位3チームのハイレベルな争いが続いています。LAドジャースは首位と4.5ゲーム差で、まだ首位を狙えますが、3位SDパドレスは10ゲームも離され、ワイルドカードしかポストシーズン進出のチャンスはなさそうです。ワイルドカード争いでは、CINレッズに2.5ゲーム差まで迫られています。
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