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【MLB 2022年 レビュー】ボルチモア・オリオールズ

今回は、83勝79敗でア・リーグ東地区4位のボルチモア・オリオールズです。

2022年順位表

ボルチモア・オリオールズが2016年以来6年ぶりに勝率5割を上回りました。ポストシーズン進出こそ逃しましたが、開幕前には勝率5割を上回るとは予想できませんでしたので、期待を大きく上回る好成績でした。

2022年 ア・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ア・リーグ15チーム中、得点10位、打率 11位、出塁率 11位、OPS 10位と、チーム打撃はリーグで下位の成績です。

BALオリオールズ 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Adley Rutschman# 24 113 398 70 101 13 42 4 .254 .362 .445 .806
1B Ryan Mountcastle 25 145 555 62 139 22 85 4 .250 .305 .423 .729
2B Rougned Odor* 28 135 426 49 88 13 53 6 .207 .275 .357 .632
SS Jorge Mateo 27 150 494 63 109 13 50 35 .221 .267 .379 .646
3B Ramon Urias 28 118 403 50 100 16 51 1 .248 .305 .414 .720
LF Austin Hays 26 145 535 66 134 16 60 2 .250 .306 .413 .719
CF Cedric Mullins* 27 156 608 89 157 16 64 34 .258 .318 .403 .721
RF Anthony Santander# 27 152 574 78 138 33 89 0 .240 .318 .455 .773
DH Trey Mancini 30 92 354 39 95 10 41 0 .268 .347 .404 .751
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Robinson Chirinos 38 67 195 10 35 4 22 1 .179 .265 .287 .552
3B Tyler Nevin 25 58 157 17 31 2 16 0 .197 .299 .261 .560
OF Ryan McKenna 25 104 156 23 37 2 11 2 .237 .294 .340 .634
3B Gunnar Henderson* 21 34 116 12 30 4 18 1 .259 .348 .440 .788
UT Terrin Vavra* 25 40 89 14 23 1 12 0 .258 .340 .337 .677
OF Kyle Stowers* 24 34 91 11 23 3 11 0 .253 .306 .418 .724
  Team Totals 27.1 162 5429 674 1281 171 639 95 .236 .305 .390 .695
  Rank in 15 AL teams     8 10 11 8   5 11 11 7 10
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/18/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

一番の課題だったのが捕手のポジションでしたが、ルーキーのアドリー・ラッチマンが、規定打席不足ながらOPS .806、13本塁打という活躍で、レギュラーポジションを獲得しました。

アドリー・ラッチマン↓↓↓

アンソニー・サンタンダーが自己最多、チームトップの33本塁打を打つ活躍をしました。チーム全体でも二桁本塁打が9人もいて、どの打順でも本塁打を警戒するような打線になりました。

アンソニー・サンタンダー↓↓↓

他には、セドリック・マリンズが自己最多の34盗塁を記録し、ショートのホルヘ・マテオはそれを上回る35盗塁で、盗塁王のタイトルを獲得しました。

ホルヘ・マテオ↓↓↓

チーム打撃成績は、リーグ下位となる指標が多いですが、20代の選手が目立ち、今後が楽しみな打線になってきました。

投手成績

投手成績は防御率 9位、WHIP 10位、被打率 13位と、ア・リーグ15チーム中、下位の成績でした。

BALオリオールズ 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Jordan Lyles 31 12 11 4.42 32 32 0 179.0 94 88 144 91 4.40 1.385
SP Dean Kremer 26 8 7 3.23 22 21 0 125.1 48 45 87 124 3.80 1.253
SP Kyle Bradish 25 4 7 4.90 23 23 0 117.2 68 64 111 82 4.46 1.402
SP Spenser Watkins 29 5 6 4.70 23 20 0 105.1 59 55 63 85 4.24 1.415
SP Tyler Wells 27 7 7 4.25 23 23 0 103.2 49 49 76 94 4.52 1.138
SP Austin Voth 30 5 4 3.04 22 17 0 83.0 30 28 72 132 3.96 1.229
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Jorge Lopez 29 4 6 1.68 44 0 19 48.1 15 9 54 241 2.99 0.972
RP Dillon Tate 28 4 4 3.05 67 0 5 73.2 29 25 60 132 3.48 0.991
RP Bryan Baker 27 4 3 3.49 66 2 1 69.2 29 27 76 115 2.74 1.234
RP Félix Bautista 27 4 4 2.19 65 0 15 65.2 18 16 88 184 2.92 0.929
RP Cionel Pérez* 26 7 1 1.40 66 0 1 57.2 11 9 55 287 2.80 1.162
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Keegan Akin* 27 3 3 3.20 45 1 2 81.2 35 29 77 126 3.59 1.090
  Bruce Zimmermann* 27 2 5 5.99 15 13 0 73.2 52 49 49 67 6.06 1.480
  Joey Krehbiel 29 5 5 3.90 56 0 1 57.2 28 25 45 103 4.67 1.231
  Mike Baumann 26 1 3 4.72 13 4 0 34.1 19 18 23 86 3.87 1.515
  Nick Vespi* 26 5 0 4.10 25 0 1 26.1 12 12 28 99 4.48 1.405
  Team Totals 27.7 83 79 3.97 162 162 46 1433.1 688 632 1214 102 4.03 1.290
  Rank in 15 AL teams   7 9 9     5 11 9 9 12      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/18/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

先発投手では、ジョーダン・ライルズが1年間ローテーションを守りました。規定投球回数に達して二桁勝利を挙げたのは、FAで加入したジョーダン・ライルズ1人でした。前年ノーヒットノーランを達成したジョン・ミーンズが、トミージョン手術を受けて離脱しなかったら、ポストシーズン進出も夢ではありませんでした。早い復帰を願うばかりです。

ジョーダン・ライルズ↓↓↓

ブルペン投手では、クローザーのホルヘ・ロペスが、安定感のある投球で、防御率1点台、WHIP 1.00未満と、見事が投球をしていましたが、TDL前に放出してしまいました。しかしその後、フェリクス・バティスタが15セーブを挙げ、WHIP 1.00未満の活躍。中継ぎのディロン・テイトも、WHIP 1.00未満と安定した投球を見せました。

フェリクス・バティスタ↓↓↓

ディロン・テイト↓↓↓

開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

開幕前には、今年も地区最下位と予想していましたが、20代のブルペン投手陣が踏ん張り、前半戦を勝率5割で折り返しました。野手ではラッチマンが捕手のポジションを獲得したことが大きな要因です。投手は、ロペス、バティスタ、テイトといったブルペン投手陣が安定した投球をしたことが好結果につながりました。

まとめ

投手・打撃成績共に、リーグ下位の成績でありながら、ハイド監督の手腕で、勝率5割を上回る結果を残せました。ハイド監督は、最優秀監督賞のファイナリストに選出され、結果はCLEのフランコーナ監督に次ぐ2位でしたが、優勝もワイルドカードでもないにもかかわらず、ファイナリストに選出されたことから見ても、その手腕はかなり評価されています。シーズン終盤は、クローザーのロペスと、主力打者のマンシーニをTDL前に放出してもなお、勝率5割を維持したので、予想以上の成績でした。2人が残っていたら、ポストシーズン進出もあり得たかもしれません。来季の飛躍が楽しみなチームです。

ブランドン・ハイド監督↓↓↓

 

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