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【MLB 2022年 レビュー】サンディエゴ・パドレス

今回は、89勝73敗でナ・リーグ西地区2位、ワイルドカードでポストシーズンに進出したサンディエゴ・パドレスです。

2022年順位表

ア・リーグ東地区では首位LAドジャースに22ゲーム差の2位でしたが、今年は2年ぶりにポストシーズン進出を果たしました。2021年は積極的な補強をしたにもかかわらず負け越したため、2022年から監督をボブ・メルビンに交代しました。メルビン監督は期待にこたえ、ワイルドカードの座を確保しました。ポストシーズンでは、メッツに2勝1敗、ドジャースに3勝1敗と、レギュラーシーズンで100勝した両チームに勝ちこし、NLSCに進出しました。

2022年 ナ・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中、得点 8位、打率 8位、出塁率 4位、OPS 9位と、チーム打撃成績は、リーグ中ほどの成績でした。

SDパドレス 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Austin Nola 32 110 347 40 87 4 40 2 .251 .321 .329 .649
1B Eric Hosmer* 32 90 335 32 91 8 40 0 .272 .336 .391 .727
2B Jake Cronenworth* 28 158 587 88 141 17 88 3 .240 .333 .394 .727
SS Ha-Seong Kim 26 150 517 58 130 11 59 12 .251 .325 .383 .708
3B Manny Machado 29 150 578 100 172 32 102 9 .298 .366 .531 .898
LF Jurickson Profar# 29 152 575 82 140 15 58 5 .243 .331 .391 .723
CF Trent Grisham* 25 152 451 58 83 17 53 7 .184 .284 .341 .626
RF Juan Soto* 23 52 182 31 43 6 16 0 .236 .388 .390 .778
DH Luke Voit 31 82 298 38 67 13 48 1 .225 .317 .416 .733
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
UT Wil Myers 31 77 261 29 68 7 41 2 .261 .315 .398 .713
C Jorge Alfaro 29 82 256 25 63 7 40 1 .246 .285 .383 .667
OF Jose Azocar 26 98 202 24 52 0 10 5 .257 .298 .332 .629
DH Josh Bell# 29 53 177 26 34 3 14 0 .192 .316 .271 .587
1B Brandon Drury 29 46 168 25 40 8 28 0 .238 .290 .435 .724
RF Nomar Mazara* 27 55 159 16 42 2 18 0 .264 .316 .352 .668
SS CJ Abrams* 21 46 125 16 29 2 11 1 .232 .285 .320 .605
  Team Totals 28.3 162 5468 705 1318 153 682 49 .241 .318 .382 .700
  Rank in 15 NL teams     7 8 8 12   14 8 4 11 9
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/19/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

長打力に欠ける打線でしたが、マニー・マチャッドが本塁打32本、102打点と1人奮起しました。

マニー・マチャッド↓↓↓

バイクによるケガと、薬物違反で欠場を余儀なくされたタティス Jr.に代わり、ショートのポジションをカバーしたのが、昨年韓国球界から加入したハソン・キムです。打撃成績としては、規定打席に到達し、打率 .251、本塁打11本、59打点、12盗塁を記録し、守備もうまく、ゴールドグラブ賞のファイナリストに選出されました。

ハソン・キム↓↓↓

投手成績

投手成績は、防御率・自責点は、ナ・リーグ5位、WHIP・被打率は、ナ・リーグ4位と、上位に位置する成績でした。

SDパドレス 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Yu Darvish 35 16 8 3.10 30 30 0 194.2 67 67 197 121 3.31 0.950
SP Joe Musgrove 29 10 7 2.93 30 30 0 181.0 67 59 184 127 3.59 1.083
SP Sean Manaea* 30 8 9 4.96 30 28 0 158.0 95 87 156 75 4.53 1.297
SP Blake Snell* 29 8 10 3.38 24 24 0 128.0 51 48 171 111 2.80 1.203
SP Mike Clevinger 31 7 7 4.33 23 22 0 114.1 56 55 91 86 4.97 1.198
SP MacKenzie Gore* 23 4 4 4.50 16 13 0 70.0 35 35 72 83 4.11 1.471
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Taylor Rogers* 31 1 5 4.35 42 0 28 41.1 22 20 48 86 2.34 1.113
RP Nabil Crismatt 27 5 2 2.94 50 1 0 67.1 29 22 65 128 3.22 1.173
RP Luis Garcia 35 4 6 3.39 64 0 3 61.0 28 23 68 111 2.60 1.213
RP Steven Wilson 27 4 2 3.06 50 1 1 53.0 20 18 53 123 4.13 1.057
RP Tim Hill* 32 3 0 3.56 55 0 0 48.0 20 19 25 106 3.47 1.229
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Nick Martinez 31 4 4 3.47 47 10 8 106.1 44 41 95 108 4.43 1.288
  Robert Suarez 31 5 1 2.27 45 0 1 47.2 13 12 61 166 3.22 1.049
  Craig Stammen 38 1 2 4.43 33 1 0 40.2 22 20 35 85 5.15 1.352
  Adrián Morejón* 23 5 1 4.24 26 0 0 34.0 18 16 28 89 3.88 1.176
  Josh Hader* 28 1 1 7.31 19 0 7 16.0 14 13 22 52 3.42 1.625
  Team Totals 30.3 89 73 3.81 162 162 48 1443.1 660 611 1451 99 3.82 1.199
  Rank in 15 NL teams   5 11 5     3 5 5 5 5      
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Generated 11/12/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)
チーム投手成績が上位だったのは、先発投手の活躍によるところが大きかったです。ダルビッシュ有、ジョー・マスグローブ、シェーン・マネイア、ブレイク・スネルの先発ローテーションの4人は安定していました。特にダルビッシュ有は、30試合に先発し、25試合QSと抜群の安定感でした。

ダルビッシュ有↓↓↓

ジョー・マスグローブも、30試合に先発し、21試合QS、防御率 2.93、WHIP 1.083と安定した投球を続けました。

ジョー・マスグローブ↓↓↓

救援投手陣は、クローザーのロジャースをMILに放出し、MILからヘイダーを獲得するというトレードを、TDL前に行いましたが、ヘイダーがSD移籍後に記録した成績は、防御率7点台と不安定なものでした。そのヘイダーもポストシーズンでは、防御率0.00、4セーブと活躍をしました。

ジョシュ・ヘイダー↓↓↓

また、日本球界からMLBに5年ぶりに復帰したニック・マルチネスが、先発と救援の両方にフル回転の活躍で、4勝4敗8セーブを記録しました。ポストシーズンでも、7試合、11イニングを投げて、1失点と好投しました。

ニック・マルチネス↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

開幕前に上記のブログで、「打線は前年からの上積みがなく、先発投手はクレビンジャーの復帰で強力になるが、クローザーが誰になるのかわからない」と予想していました。開幕前の予想はほぼ当たっていたのですが、同地区のSFジャイアンツと比較すると投手力が劣るので、ポストシーズン進出は逃すと予想していましたが、それは良い方に外しました。

まとめ

2022年のクローザーは、前半戦は防御率4点台のロジャース、後半戦は防御率7点台のヘイダーと、投手のやり繰りが難しい状況だったと思います。強固な先発ローテーションを軸に、就任1年目のボブ・メルビン監督が上手くやり繰りしました。ボブ・メルビン監督は、前年OAKアスレチックスで、前半戦に救援投手陣を酷使して、後半戦に失速したと批判をされていましたが、今年はうまいやり繰りで、2年ぶりのポストシーズン進出を果たしました。2023年は、ソト、マチャッドとFAでBOSから移籍するボガーツを中心に得点力が増せば、強力先発投手陣と相まって、勝ち星の上積みが期待できそうです。

 

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