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【MLB2023】TDL移籍情報まとめ

 今回は、トレードデッドラインの移籍情報をまとめました。

目次

移籍情報

買い手側のチームとしては、TEXレンジャーズが、優勝に向けた気合を感じる補強をしました。売り手側のチームとしては、CHIホワイトソックス、KCロイヤルズ、STLカージナルス、NYメッツが、多くの主力選手を放出し、来年以降にかける姿勢を明確にしています。

補強後のTEXレンジャーズ投手陣↓↓↓

テキサス・レンジャーズの先発ローテーションは、デグロームを故障で欠いても、シャーザーとモンゴメリーが加わり7人に。マーティン・ペレスはブルペンに回るのでしょうか。ブルペンも、チャップマンとストラットンが加わり強化されました。

アロルディス・チャップマン (KC ⇒ TEX)

KCは7月初めに早々とクローザーのチャップマンをTEXに放出しました。

藤浪晋太郎(OAK ⇒BAL)

中継ぎに回ってから次第に成績も安定していましたが、まさか優勝争いをしているBALオリオールズに移籍するとは、予想もしなかったトレードでした。

ピアース・ジョンソン(COL ⇒ATL)

元阪神のピアース・ジョンソンが、COLからATLへ。今年はダニエル・バードに代わるクローザーとして活躍が期待されましたが、防御率6点台と安定した成績を残せませんでした。ポストシーズン進出確実のATLですが、唯一の弱点がブルペン投手陣です。ポストシーズンの活躍を期待します。

ルーカス・ジオリト & レイナルド・ロペス (CWS ⇒LAA)

先発のジオリトと、中継ぎのロペスの2人をCHIホワイトソックスから獲得したLAエンゼルスは、このトレードで、ワイルドカードの座を狙う姿勢が明確になりました。大谷選手のMVP獲得とポストシーズン進出が重なれば、来年以降の大谷選手残留の期待が大きくなるので、しっかりと補強して、ポストシーズンを果たしてほしいです。

ランス・リン & ジョー・ケリー (CWS ⇒LAD)

先発のリンと、中継ぎのケリーの2人がLAドジャースにトレード。ケリーは古巣復帰です。優勝争いやポストシーズンの重要な場面でカギとなる中継ぎ投手をLAドジャースは獲得しました。また先発投手の補強としては、シンダーガードをCLEに放出して、CWSからリンを獲得した形となりました。今年のリンは防御率こそ6点を超えていますが、毎試合6イニング程度をきちんと投げており、先発ローテーション4・5番手としては、シンダーガードより信頼できる投球をするでしょう。

ケンドール・グレーブマン (CWS ⇒HOU)

グレーブマンも古巣復帰です。優勝争いとポストシーズンに欠かせない、リリーフ投手をHOUは補強しました。

キケ・ヘルナンデス(BOS ⇒LAD)

ヘルナンデスは古巣LADにトレード。

カルロス・サンタナ(PIT⇒MIL)

37歳のサンタナがMILへトレード。MILブルワーズは、手薄なファーストとDHを補強しました。サンタナの選球眼と長打力は健在で、CLEとSEAでポストシーズンの経験も豊富なベテランです。

デービッド・ロバートソン(NYM⇒MIA)

このトレードでNYMは、ポストシーズン進出を諦めて売り手に回ったことが明確になりました。クローザーのロバートソンは、来季エドウィン・ディアスが復帰するNYMにとって、一番放出しやすい選手だったかもしれません。これでMIAマーリンズは、ポストシーズンに向けて安定したクローザーを確保しました。

ディラン・フローロ (MIA ⇔ MIN) ホルヘ・ロペス

MIAマーリンズは中継ぎのフローロを、MINツインズの同じく中継ぎ投手のロペスとトレードしました。今年は若干不調な両投手同士の交換ですので、どちらの投手にも新チームで挽回してほしいトレードです。

アーメド・ロサリオ (CLE ⇔ LAD) ノア・シンダーガード

CLEは先発ローテーション投手が故障がちで、先発投手が必要でした。LADは内野手に低打率の選手ばかりがそろっているため、コンタクト率の高い打者を求めていました。その両方の思惑が合致したトレードです。CLEは若手内野手の成長が見込まれるため、ロサリオを放出しやすく、LADはランス・リンを獲得したので、先発ローテーションのシンダーガードを放出することが可能となりました。お互いにメリットのあるトレードのように感じます。

マックス・シャーザー(NYM⇒TEX)

TEXレンジャーズは優勝に欠かせない先発投手を獲得しました。ポストシーズンの経験豊富なベテランで、しかも2024年もTEXと契約が残るので、デグロームがTJ手術で抜けた先発ローテーションの穴を、2024年も埋めてくれる意義のある補強です。

ジョーダン・モンゴメリー & クリス・ストラットン(STL⇒TEX)

TEXは先発左腕のモンゴメリーと、救援投手のストラットンを獲得しました。少し前にKCから獲得したチャップマンと、NYMから獲得したシャーザーを合わせて、先発投手2人と救援投手2人を獲得し、投手力がかなり強化されました。得点能力リーグトップのTEXが、これだけ投手を補強したので、ワールドシリーズ優勝を真剣に狙っていることが伝わってきます。

ジョーダン・ヒックス(STL⇒TOR)

クローザーのロマーノが7月29日に故障者リスト入りしましたが、その補強のために、ピッタリの選手を獲得しました。

CJ・クロン & ランダル・グリチャック(COL⇒LAA)

トラウト、レンドン、ウォード、ウルシェラと主力野手の故障者続出のLAAですが、攻撃力アップを図り、COLからクロンとグリチャックの2人を獲得しました。

アーロン・シバーレ (CLE⇒TB)

エフリン、マクラナハン、グラスノーに加えて、安定感のある先発ローテーション投手が加入しました。CLEは勝率5割前後ながら、地区優勝を狙える位置にいますが、売り手に回ったのでしょうか?シンダーガードを、ロサリオと交換で獲得していますので、売り手というわけでもなさそうです。CLEの立ち位置がつかめません。

ポール・シーウォールド (SEA⇔ARI) ジョシュ・ロハス& ドミニク・カンツォーネ

ARIは内野手2人と交換に、シーウォールドを獲得し、確固たるクローザーが不在のチームでしたので、貴重な補強をしました。

マーク・カナ (NYM⇒MIL)

ルーキーのサル・フレリックが攻守を連発して派手なMLBデビューをしましたが、MILの外野陣はイエリッチ以外は低打率です。カナの獲得は的確な補強です。

ジェイマー・キャンデラリオ (WAS⇒CHC)

シカゴ・カブスは売り手に回ると思いましたが、ワイルドカードを狙って買い手に回りました。長打力を期待して、キャンデラリオをWASから獲得。そしてマンシーニをDFAにしました。癌闘病から復帰してHOUでは活躍をしていましたが残念です。

AJ・ポロック (SEA⇒SF)

ポロックは、故障者リスト入りしており、SEAマリナーズで結果を残せませんでした。新天地ではどうでしょうか。

ジェイス・ピーターソン (OAK⇒ARI)

ARIは、トレードで放出したジョシュ・ロハスの代わりとなる選手を獲得しました。

リッチ・ヒル & ジー・マン・チョイ(PIT⇒SD)

動きがないので、ポストシーズン進出は諦めていたのかと思いましたが、SDがMILからベテランの投手と野手を獲得。ローテーション谷間の先発投手と、低打率に苦しんでいたDHの補強です。

ポール・デヨング (STL⇒TOR)

STLからショートのデヨングを獲得。

ブラッド ・ハンド (COL⇒ATL)

ATLは、ワールドシリーズ優勝に向けて、ブルペン投手陣を補強しました。

ジャスティン・バーランダー (NYM⇒HOU)

バーランダー放出は早くからニュースになっていましたが、最終的に古巣のHOUアストロズにトレードが決まりました。TEXレンジャーズの先発ローテーションが強力だと思っていましたが、HOUも負けず劣らず強力投手陣になりました。

マイケル・ロレンゼン (DET⇒PHI)

PHIは先発投手を補強しました。PHIは先発投手がそろっていますが、ロレンゼンは救援投手としても起用できますので、ポストシーズンでは柔軟な起用が考えられます。

ジェイク・バーガー (CWS⇒MIA)

MIAは今季長打力が花開いたバーガーを獲得。MIAは長打力強化を図っています。CWSはバーガーを放出しても、サードにはモンカダがいて、DHは候補が沢山いるので、今季25本塁打のバーガーを放出してでもプロスペクトの投手が欲しかったようです。

アンドリュー・チェイフィン (ARI ⇔ MIL) ピーター・ストレゼレッキ

MILは、経験豊富なベテラン左腕のチェイフィンを獲得。

ARIは、救援左腕のネルソンが安定しているので、左腕のチェイフィンを放出し、右腕のストレゼレッキを獲得。

トミー・ファム (NYM ⇒ ARI)

ARIはオールスターゲーム以降負け越しています。下降気味の打線に新戦力を投入しました。

ジャック・フラハティ (STL ⇒ BAL)

BALはクローザーが盤石ですので、先発投手が補強されると投手力が格段にアップします。

ギャレット・クーパー (MIA ⇒ SD)

SDはさらに打線も強化するため、クーパーをMIAから獲得。MIAはCLEからベルを獲得したので、クーパーを放出できました。

スコット・バーロウ (KC ⇒ SD)

SDは救援投手も獲得。SDパドレスは、1B/DH(右打者・左打者)、先発、救援とTDL最終日に一気に補強しました。

ライアン・ヤーブロー (KC ⇒ LAD)

LADは、故障者リスト入りしたカーシヨウの穴を埋めるため、先発左腕のヤーブローをKCから獲得。

ドミニク・レオン (NYM ⇒ LAA)

LAAはブルペン投手も強化しました。

ケイナン・ミドルトン (CWS ⇒ NYY)

今年は全く動きがないと思っていたNYヤンキースが、救援投手をCWSから獲得。

オースティン・ヘッジス (PIT⇒ TEX)

TEXは、ハイムが故障者リスト入りしたので、PITからヘッジスを獲得。

ジョシュ・ベル (CLE ⇔ MIA) ジーン・セグラ

MIAは長打力アップのためにベルを獲得。CLEはセグラをすぐにリリースするようですので、チーム総年俸抑制のためのトレードのようです。

ルイス・ウリアス (MIL⇒ BOS)

MILは打率の低迷している内野手のウリアスをBOSに放出。

まとめ

売り手で特に目立ったのは、ナ・リーグではNYMとSTL、ア・リーグではCWSとKCです。

買い手では、ワイルドカードの座を目指して、CHC、SD、LAAが補強をしました。この3チームともにワイルドカード3番目の座を確保するためには、3ゲーム近く挽回する必要があり、ライバルチームも沢山いますが、どうなるでしょうか。それとア・リーグ西地区の優勝争いをしているTEXとHOUは、今回のトレードで、両チームともに最強の先発投手陣となりました。積極的に補強したLAAも含めて、ア・リーグ西地区に注目したいです。

ポストシーズンに進出できる位置にいながら、あまり積極的に補強しなかったのがNYY、BOS、CLEの3チームです。NYYは救援投手を1人獲得したのみです。BOSは、内野手のヘルナンデスをLADに放出して、MILからウリアスを獲得しましたが、戦力アップとは言えません。CLEは、ベルとロサリオを放出し、シンダーガードを獲得と、こちらも戦力アップとは言い難いトレードです。CLEのライバルの、地区首位のMINも積極的に補強をしていませんので、CLEは今季地区優勝を狙えるかもしれません。

いろんな評価がありますが、今季はワイルドカード争いが、特にナ・リーグは接戦ですので、シーズン終盤まで目が離せません。

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