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【MLB 2023年 レビュー】セントルイス・カージナルス

今回は、ナ・リーグ中地区5位のセントルイス・カージナルスです。

2023年順位表

今年は71勝91敗で、ナ・リーグ中地区の最下位でした。セントルイス・カージナルスが地区最下位になるとは予想できませんでした。MLBが東・中・西の3地区制に変更した1994年以降で、セントルイス・カージナルスが地区最下位になったのは、初めてのことです。カージナルスが地区最下位だったのは、まだMLBが26球団しかなく、ナ・リーグが東西2地区制だった1990年にさかのぼります。その時は70勝92敗で、ナ・リーグ東地区6チーム中6位でした。

2023年 ナ・リーグ順位表(MLB公式サイトより)

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中本塁打数が5位、打率7位、OPS 6位と、リーグでも中ほどの成績でした。ところが得点数はリーグ10位と下位の成績で、効率のいい攻撃ができなかったことを物語っています。

STL カージナルス 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Willson Contreras 31 125 428 55 113 20 67 6 .264 .358 .467 .826
1B Paul Goldschmidt 35 154 593 89 159 25 80 11 .268 .363 .447 .810
2B Nolan Gorman* 23 119 406 59 96 27 76 7 .236 .328 .478 .805
SS Paul DeJong 29 81 279 38 65 13 32 4 .233 .297 .412 .710
3B Nolan Arenado 32 144 560 71 149 26 93 3 .266 .315 .459 .774
LF Tyler O'Neill 28 72 238 27 55 9 21 5 .231 .312 .403 .715
CF Lars Nootbaar* 25 117 426 74 111 14 46 11 .261 .367 .418 .784
RF Jordan Walker 21 117 420 51 116 16 51 7 .276 .342 .445 .787
DH Alec Burleson* 24 107 315 34 77 8 36 3 .244 .300 .390 .691
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
UT Tommy Edman# 28 137 479 69 119 13 47 27 .248 .307 .399 .705
2B Brendan Donovan* 26 95 327 48 93 11 34 5 .284 .365 .422 .787
OF Dylan Carlson# 24 76 219 27 48 5 27 3 .219 .318 .333 .651
C Andrew Knizner 28 70 224 30 54 10 31 2 .241 .288 .424 .712
SS Masyn Winn 21 37 122 8 21 2 12 2 .172 .230 .238 .467
OF Richie Palacios* 26 32 93 9 24 6 16 2 .258 .307 .516 .823
  Team Totals 27.6 162 5510 719 1376 209 697 101 .250 .326 .416 .742
  Rank in 15 NL teams     5 10 7 5   12 7 7 6 6
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/26/2023.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

チームの主軸であるゴールドシュミットとアレナドの今年の成績を見ると、年齢的に下り坂に差し掛かってきた印象を受けました。特に、昨年まで10年連続ゴールドグラブ賞という抜群の守備力を誇っていたアレナドは、今年はゴールドグラブ賞の最終選考3人からも漏れてしまいました。一方若手選手に目を向けると、ルーキーのジョーダン・ウォーカーは、開幕戦から先発出場し、しかも開幕戦から12試合連続ヒットを打つ活躍をしました。

ジョーダン・ウォーカー↓↓↓

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また、WBCでの活躍で日本でも有名になったラーズ・ヌートバーは、シーズン初めこそケガで出遅れましたが、最終的には規定打席に到達し、チームトップの出塁率を記録するなど、1番バッターとしての役割を果たしました。

ラーズ・ヌートバー↓↓↓

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投手成績

投手成績は防御率・自責点が、ナ・リーグ15チーム中12位、WHIPは13位、奪三振数は14位と、多くの指標がリーグ下位の成績でした。

STL カージナルス 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
SP Miles Mikolas 34 9 13 4.78 35 35 0 201.1 226 107 39 137 91 4.27 1.316
SP Jordan Montgomery* 30 6 9 3.42 21 21 0 121.0 116 46 35 108 127 3.73 1.248
SP Jack Flaherty 27 7 6 4.43 20 20 0 109.2 116 54 54 106 98 4.20 1.550
SP Steven Matz* 32 4 7 3.86 25 17 0 105.0 108 45 32 98 113 3.75 1.333
SP Adam Wainwright 41 5 11 7.40 21 21 0 101.0 151 83 41 55 59 5.99 1.901
SP Dakota Hudson 28 6 3 4.98 18 12 0 81.1 88 45 34 45 88 5.06 1.500
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
CL Ryan Helsley 28 3 4 2.45 33 0 14 36.2 22 10 17 52 179 2.25 1.064
RP Andre Pallante 24 4 1 4.76 62 0 0 68.0 76 36 30 43 92 4.59 1.559
RP Drew VerHagen 32 5 1 3.98 60 0 0 61.0 52 27 26 60 110 4.93 1.279
RP Giovanny Gallegos 31 2 4 4.42 56 0 10 55.0 54 27 12 59 99 4.37 1.200
RP Chris Stratton 32 1 1 4.19 42 0 1 53.2 45 25 17 59 104 3.03 1.155
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
  Zack Thompson* 25 5 7 4.48 25 9 0 66.1 69 33 25 72 97 3.87 1.417
  Matthew Liberatore* 23 3 6 5.25 22 11 0 61.2 66 36 25 46 83 4.28 1.476
  Jake Woodford 26 2 3 6.23 15 8 0 47.2 61 33 22 29 70 6.61 1.741
  Jordan Hicks 26 1 6 3.67 40 0 8 41.2 39 17 24 59 119 2.99 1.512
  JoJo Romero* 26 4 2 3.68 27 0 3 36.2 29 15 10 42 119 2.22 1.064
  Drew Rom* 23 1 4 8.02 8 8 0 33.2 51 30 19 32 55 5.75 2.079
  Génesis Cabrera* 26 1 1 5.06 32 0 0 32.0 32 18 18 38 87 5.01 1.563
  Team Totals 29.9 71 91 4.79 162 162 36 1428.1 1549 760 530 1215 90 4.43 1.456
  Rank in 15 NL teams   13 2 12     11 12 14 12 8 14      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/26/2023.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

先発投手では、モンゴメリーとフラハーティの2人を、TDL前にトレードで放出し、再建モードに入りました。ウェインライトも今年で引退しますので、来季はローテーションが刷新されます。そんな先発投手陣の中で、マイルズ・マイコラスは、1シーズンローテーションを守り、200イニング登板を果たしました。

マイルズ・マイコラス↓↓↓

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救援投手も、ヒックス、ストラットン、カブレラの3人をTDL前にトレードで放出ることになりました。救援投手陣ではライアン・ヘルズリーが、右腕の故障で6月~8月の3か月間離脱しましたが、9月に復帰してからは、11試合に登板し、わずかに自責点1点で7セーブをあげるという安定した投球を披露しました。

ライアン・ヘルズリー↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

打撃成績においては、打率が昨年のリーグ6位からリーグ7位へと1つ順位を落としたでしたが、得点数がリーグ3位からリーグ10位と大きく下落したため、今年は打てなかったという印象が残りました。投手成績は、リーグ中ほどの成績になるだろうと予想していましたが、ウェインライトの成績の下降、フラハーティ、ハドソンはWHIP1.500を超えるなど、期待通りに先発投手陣が活躍できず、リーグ下位の成績となってしまいました。

まとめ

野手はジョーダン・ウォーカーの活躍があり、今年も新戦力が出現しました。アレナドとゴールドシュミットの年齢が気になるところですが、20代の選手も多く、問題ないでしょう。投手陣の整備が来季の課題です。

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