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澤村初勝利&ダルビッシュ2勝目【MLB2021】4月22日~25日(レギュラーシーズン)

今回は、4月22日~25日のシリーズで注目した試合やプレーを振り返ります。

目次

注目のシリーズ

SEA vs BOS  @BOS 4連戦 

打撃好調のBOSレッドソックスと、好守備を連発し、西地区で首位争いをしているSEAマリナーズとの4連戦を取り上げます。結果はイーブンの2勝2敗でした。

第1戦は、マリナーズが7対3でレッドソックスに延長戦の末勝利しました。ヒット数を見ると、マリナーズは3本、レッドソックスは8本と、レッドソックスの打撃好調は継続しています。わずか3本のヒットで7点をマリナーズが取れたのは、レッドソックスが8個も四球を与えたことが理由です。試合を決定づけたのは、延長10回表にでた、今年故障から復帰したミッチ・ハニガーの3ランホームランです。ハニガーは打率3割を超え、既に5本のホームランを打っており、今季は本来の姿に戻ってきました。チームの好調を支えている1人です。

第2戦は、レッドソックスが6対5で勝利。レッドソックスは主力打者のボガーツとJDマルティネスにホームランが出て快勝です。澤村投手も1回1/3を3奪三振と好投。澤村は、レフトのベルドゥーゴの守備にも助けられました。↓↓↓

この試合で澤村拓一MLB初勝利。日本のメディアでは大谷、ダルビッシュばかりが注目されていますが、澤村は、今季ここまで9試合10イニングを投げて、WHIP1.10と、メジャーの中継ぎとして合格点の働きをしています。

マリナーズは、シーガーが5打数2安打4打点の活躍。9回に3ランホームランを打ちましたが、4点差を追いつくことができず敗退。 

第3戦は、マリナーズが8対2で勝利。先発のフレクセンが7回を、被安打4、7奪三振1失点の好投で、今季2勝目。

野手で目立ったのは、サム・ハガーティ。今季2号ホームランに加え、ファーストゴロでアウトになると思われる打球を打ったあと全力疾走してセーフに。今年のマリナーズは、各選手に勝利への執念が見られます。

第4戦は、レッドソックスが5対3で勝利。マリナーズ先発のマーゲビチウスが4四球を与え、1アウトしかとれずに降板し、初回に4失点して、試合が決まってしまいました。

開幕前は、レッドソックス、マリナーズともに前評判は高くありませんでしたが、それぞれ、東地区1位、西地区2位と好調です。レッドソックスは打撃好調で、東地区の首位を堅持しそうです。マリナーズは、西地区1位のアスレチックスに勢いがあるので、引き離されないようについていって欲しいです。

SD vs LAD  @LAD 4連戦 

前週と同じ対戦ですが、今度はドジャースタジアムでの対戦です。ナ・リーグ西地区同士のライバルでもあり、MLB全体でも12を争う強豪チーム同士の対決です。

第1戦は、SDパドレスの好守備がチームを救いました。クローネンワース⇒タティスJr.⇒ホズマーのダブルプレイ。SDパドレスが3対2でLAドジャースに勝利。このダブルプレイが無ければ、パドレスは1点差で勝利できなかったでしょう。非常に大きなプレイでした。

第2戦は、ダルビッシュとカーショウの投げ合いとなり、先週と全く同じ先発投手の対戦となりました。今回は、パドレスがドジャースに6対1で勝利しました。パドレスの目立ったプレーは以下の通りです。

ダルビッシュが7回を被安打4、9奪三振、1失点の好投。雄叫びをあげ、いつになく気合が入っている様子でした。

ファムのスライディングキャッチからの、1塁送球でダブルプレイという好守備。

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 タティスJr.の2本のホームラン。

マチャドのダイビングキャッチ。2アウト、ランナー1,2塁の場面だったので、ダルビッシュは多いに助かりました。

第3戦は、ドジャースがパドレスに5対4で勝利しました。勝敗を分けたのは、ブルペン投手でした。

パドレスのタティスJr.は、この日も2本塁打。

しかし、試合終盤には、ドジャースのブルペン投手陣が立ちはだかりました。7回表、1アウト、2,3塁の場面で、ドジャースのトレイネンが、タティスJr.とグリシャムを連続三振に抑えて追加点を許しませんでした。

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最後は、クローザーのジャンセンが、8回2アウト、ランナー1,2塁の場面で登板し、1回1/3というイニングまたぎの登板を、無安打、2奪三振と、完璧に抑えて、ドジャースが勝利しました。ジャンセンは、今季5セーブ目を挙げました。

第4戦は、パドレスが8対7でドジャースに勝利しました。この試合も1点差の接戦になりました。6回裏終了時点でドジャースが7対1と6点リードしていましたが、7,8,9回と毎回2点ずつパドレスが得点し、9回終了時に7対7の同点で、延長戦に入り、延長11回表に、タティスJr.とグリシャムのダブルスチールの後、ホズマーが犠牲フライで1点を挙げ、11回裏はクローザーのマランソンが抑え勝利しました。6点差を大逆転という試合でした。日曜夜のアメリカ全国放送にふさわしい試合でした。

前回のサンディエゴでの3連戦は、ドジャースが2勝1敗と勝ち越しましたが、今回のロサンゼルスでの4連戦は、パドレスが3勝1敗と勝ち越し、リベンジを果たしました。実力差が近い、ライバルチーム同士の戦いで、今年のナ・リーグ西地区は、今後も面白そうな展開が期待できます。 

注目の試合

MIA 0, SF 3 (Apr.22 @SF)

SFジャイアンツのカサリ捕手が、先発出場した5試合連続でチームが無失点で勝利という記録を作りました。1900年以降では5人しか達成していない記録で、5試合とも異なる先発投手による無失点勝利というのは、初めての記録だそうです。

いつも思うのですが、こういう記録って、どうやって探し出すのでしょう。

ジャイアンツは、この試合を終えて12勝7敗で、首位ドジャースに2ゲーム差と、開幕当初の予想とは異なり、ドジャースと首位争いをできる位置についています。先発投手の好投もありますが、カサリのリードも勝利に大きく貢献しています。

NYY 5, CLE 3 (Apr.23 @CLE)

NYヤンキースで活躍が目立ったのは、スタントンのホームラン2本と、オドーアのホームランと好守備です。テキサス・レンジャーズいた頃のオドーアは、ヒゲ面でしたが、ヤンキースはヒゲ禁止なので、ヒゲを剃ったら、別人みたいな容貌になってしまいました。意外と童顔。

オドーアのファインプレー↓↓↓

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クローザーのチャップマンが、100マイルの速球を連発し、セーブを挙げました。これで今季は7試合に登板し、未だ自責点0、1勝、4セーブと安定した投球をしています。

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NYY 2, CLE 1 (Apr.24 @CLE)

今日も注目の試合は、NYヤンキース vs CLEインディアンスです。両チームのエース同士の対決で、緊迫した投手戦になりました。ヤンキースがインディアンスに2対1で勝利しました。

NY コールが被安打3、11奪三振、自責点1の好投。

CLE ビーバーが被安打4、9奪三振、自責点2と好投しましたが、ソロホームラン2本による2失点で、敗戦投手となってしまいました。

ヤンキースでホームランを打ったのは、ヒックスとオドーアの2人です。オドーアは今シーズ初めに、TEXレンジャーズで「40人枠」から外れましたが、ヤンキースがトレードで獲得し、最近は完全に戦力として活躍しています。打率はまだ2割に届きませんが、ホームラン3本を放ち、守備でも好守備を見せています。

LAA 4, HOU 2 (Apr.25 @HOU)

LAエンゼルスの先発バンディと、HOUアストロズ先発のマッカラーズが好投しました。マッカラーズを攻略できずにいたエンゼルス打線でしたが、フレッチャーが打ったファーストゴロが、一塁ベースに当たってイレギュラーバウンドするというラッキーで、2対0と均衡を破りました。

アストロズのグリエルの2ランホームランで同点に追いつかれた後の8回表に、大谷が7号ソロホームランで勝ち越し、これが決勝点となりました。大谷はホームラン7本で、ネルソン・クルーズ、J.D.マルティネスという強打者と並んで、現在ア・リーグトップタイです。本塁打王も期待できそうです。MLBで長距離打者として活躍する日本人選手が出てくるとは、以前は夢にも思いませんでした。

エンゼルスは、主力打者のトラウトとレンドンを故障で欠いていて、4連戦をスイープされる可能性もありましたが、大谷がチームのピンチを救いました。トラウトもレンドンもケガの程度は重くなく、数日中には試合に復帰できる見通しのようです。

順位(4月25日時点)

アメリカンリーグは、東地区では打撃好調なレッドソックスが唯一勝率5割を超えて2位以下に2.5ゲーム差をつけています。中地区は、先発投手の活躍が目立つ、ロイヤルズとホワイトソックスが2強を形成しつつあります。西地区はアスレチックスが13連勝した結果、首位に立っています。徐々に強いチーム、弱いチームの差が見え始めてきました。

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ア・リーグ順位表 4/25時点(MLB公式サイトより)

ナショナルリーグは、東地区は混戦ですが、4位のマーリンズ以外、失点の方が得点より多いチームばかりで、高いレベルでの混戦ではありません。中地区も混戦状態です。打撃好調だったレッズが7連敗し最下位になってしまいました。そのレッズも僅差で負けている試合も多く実力はありそうなので、中地区は今後面白い展開になりそうです。西地区は、ドジャースにジャイアンツが1ゲーム差でついてきています。パドレスもドジャースとの4連戦を3勝1敗と勝ち越し、非常に面白い展開となってきました。西地区は全てのチームで、得点が失点を上回り、東地区は4チームが失点の方が得点より多いという、西高東低の状況となっています。

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ナ・リーグ順位表 4/25時点(MLB公式サイトより)

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