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㊗BAL ミーンズ & CIN マイリー ノーヒットノーラン【MLB2021】5月5日~7日(レギュラーシーズン)

今回は、5月5日~7日のシリーズで注目した試合やプレーを振り返ります。

目次

 

注目の試合

BAL 6, SEA 0 (May.5 @SEA)

SEAマリナーズの先発投手が菊池雄星、BALオリオールズの先発投手がミーンズで、試合が始まりました。日本人投手の試合でしたので、見ていた人も多かったのではないでしょうか。菊池投手も7回を3失点とクォリティースタートでしたが、この日は相手が上でした。オリオールズのミーンズが、9回を12奪三振のノーヒットノーラン、さらに無四球で、エラーもなく、打者27人で終わったのですが、三振振り逃げがあり、完全試合とはいきませんでした。ノーヒットノーランは、今季3人目です。

また、この試合8回表にダメ押しの3ランホームランを、マンシーニが打ちました。大腸がんの手術から、今年復帰したマンシーニが、この試合に花を添えました。がんサバイバーに、勇気を与える存在です。

ノーヒットノーランを達成したミーンズは、今季7試合に先発し4勝0敗と、オリオールズを支える存在になっています。ちょっと気が早いですが、サイヤング賞を、コール、ビーバーと争う存在になりそうです。

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LAD 5, CHC 6 (May.5 @CHC)

9回を終わって3対3の同点で、延長戦に入ってからのシーソーゲームが、非常に面白い試合でした。

10回表、CHIカブスは投手がミルズに代わります。2アウト1,2塁から、LAドジャースのマンシーが左中間に二塁打を放ち、二塁ランナーのラックスがホームインし、一塁ランナーのターナーもホームを狙いますが、タッチアウトに。これでドジャースが4対3で1点リードします。

10回裏、ドジャースはクローザーのジャンセンが登板します。この試合10回の守備から途中出場のリゾが四球で出塁し、ノーアウト1,2塁。ジャンセンのワイルドピッチで2,3塁となり、ピーダーソンの犠牲フライで4対4の同点にカブスが追いつきます。ジャンセンは敬遠2つで1アウト満塁としますが、コントレラスをダブルプレーに打ちとります。

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11回表、 ドジャースのスミスがヒットで、ノーアウト1,3塁に。そしてテイラーが三振で1アウト1,3塁。続くベイティがファーストゴロを打ちます。ダブルプレイでチェンジと思われましたが、カブスのファーストのリゾが、一塁ベースを踏み損ね、セカンドフォースアウトの1つのアウトだけでとどまり、1点が追加され、ドジャースが5対4と1点リードします。エラーは記録されませんが、リゾの痛いミスでした。

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11回裏、 ドジャースの投手はジャンセンからクレービンジャーに代わります。クレービンジャーが三振2つを奪い、2アウトを取ります。2アウトからカブスのダフィーのセンター前ヒットで、5対5の同点に。

ダフィーが2塁へ盗塁し、ウォルターズが四球で、2アウト1,2塁となり、先ほど守備でミスをしたリゾが打席に入ります。リゾが守備シフトの間を抜く三遊間のヒットで、カブスが6対5でサヨナラ勝ちしました。リゾは守備のミスを取り返しました。

4時間23分の長いゲームでしたが、見応えのある面白いゲームでした。ドジャースのクレービンジャーは、今季4イニングしか投げていないのに、もう3敗目を喫しました。お祓いが必要なくらい貧乏神がついているというか、勝利の女神から見放されています。

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HOU 7, NYY 4 (May.6 @TB)

NYヤンキース先発コール、HOUアストロズ先発マッカラーズがともに、ホームランを2本打たれながら、クオリティスタートで、7回を終えて、ヤンキースが3対2と1点リードして8回を迎えます。そこからゲームが動き出します。

8回表、ヤンキースの中継ぎ投手グリーンが、四球と安打で1アウト1,2塁という状況になり、アストロズのアルトゥーベを打席に迎えます。ヤンキーススタジアムのファンは、2年前のサイン盗み事件のことから、アルトゥーベに強烈なブーイングをします。大ブーイングの中、高めの球を見逃さず、3ランホームランを放ち、5対3とアストロズが逆転します。この日は、アルトゥーベの31歳の誕生日で、自らのバットで誕生日を祝いました。

逆転されたヤンキースですが、8回裏に滅多に見られないプレーが出ます。ショートへの内野安打の間に、一塁ランナーが、一気にホームインして得点します。ランナーのトーレスが状況をよく見た良い走塁でもあるのですが、極端な守備シフトの弊害でもあります。ショートがゴロを捕球し損ねたのを見たトーレスが、三塁に向かいます。ところが、守備シフトを敷いているので、三塁ベースカバーが誰もおらず、捕手が三塁ベースカバーに走りました。すると今度はホームベースをカバーする人が誰もいなくなり、それをトーレスは見逃すにホームインしました。これでヤンキースは4対5と1点差に迫りました。

9回表には、アストロズのマルドナードに2ランホームランが出て、7対4とアストロズの3点リードとなります。 

9回裏は、ヤンキースのスタントンが打った強烈なサードゴロを、ブレグマンがダイビングキャッチし、ダブルプレイでゲームセット。アストロズが7対4で勝利しました。

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アストロズは、ヤンキースにスウィープされるのを免れ、ヤンキースの連勝を5で止めました。 

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CIN 2, CLE 0 (May.7 @CLE)

CINレッズの秋山翔吾が故障者リストから復帰して9番レフトで先発出場し、この試合が今季MLB初出場の試合となりました。秋山選手は残念ながら3打数ノーヒットでした。

その試合でレッズの先発投手マイリーがノーヒットノーランを達成しました。今週2人目のノーヒットノーランです。各チームがまだ30数試合しか消化していない中で、今季は既に4人もノーヒットノーランを達成しました。近年「フライボール革命」で長打か三振という単調な野球になっていたのを帰るために、MLB機構は今季から低反発球を導入したのですが、その影響もあるようです。

レッズは2試合連続、相手打線を0点に抑えています。4月は打ち勝つ野球をしていましたが、5月は守り勝つ野球を見せるのでしょうか。

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LAD 2, LAA 9 (May.7 @LAA)

LAドジャースとLAエンゼルスのフリーウェイシリーズです。エンゼルス打線が、ドジャース先発のウリアスと、中継ぎのケリーを打ち崩して大勝しました。中でも大谷翔平選手は、2塁打2本で2打点を挙げました。この日を終わって、本塁打10本で、J.Dマルティネスと並んでア・リーグ本塁打1位タイ、26打点で。J.Dマルティネスに次ぐア・リーグ打点2位という好成績に位置しています。また、この日の1本目の二塁打は、左投手のウリアスから打ったもので、左投手も苦にしていません。2本目の二塁打は、右手の片手で打ったにもかかわらず、外野の壁まで届く飛距離の打球を飛ばし、パワーを見せつけました。

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今年は打者としてのタイトルを十分に狙えそうです。そのうえ投手として勝利したら、MVPを取れるのではないかと今から期待が膨らみます。

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順位(5月7日時点)

アメリカンリーグは、東地区でNYヤンキースが勝率5割にまで成績を上昇させました。1位のBOSレッドソックスから4位のNYヤンキースまで、どこが首位に立ってもおかしくないほど強豪チームぞろいです。中地区は、CLEインディアンスがKCロイヤルズとの4連戦をスイープしたことで、ロイヤルズが3位に転落し、上位3チームが混戦状態となりました。西地区は、LAエンゼルスの投手陣の不甲斐なさが露呈し始め、5連敗したことで、最下位に転落しました。西地区は、3強2弱という状況になりつつあります。

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ア・リーグ順位表 5/7時点(MLB公式サイトより)

ナショナルリーグは、東地区は1位から5位まで2.5ゲーム差しかなく混戦状態が続いています。中地区は、CHIカブスがLAドジャースに3連勝したことで、カブスが順位を上げました。1位から4位まで2.5ゲーム差と混戦で、PITパイレーツ以外は首位争いに絡む状態です。西地区は、LAドジャースがCHIカブスに3連敗したことで順位を落とし、上位3チームで高いレベルの首位争いが展開されそうです。

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ナ・リーグ順位表 5/7時点(MLB公式サイトより)

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