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大谷 9勝目 & 43号本塁打【MLB2021】9月3日~9月5日(レギュラーシーズン)

9月3日~5日のシリーズで注目した試合やプレーを振り返ります。日本人選手が活躍した試合や、接戦の白熱した試合を中心に取り上げます。

目次

注目の試合

OAK 10, TOR 11 (Sep.3 @TOR)

TORブルージェイズが大逆転した試合です。ワイルドカード2位の座を争っているため、両チームともに負けられない試合でした。

8回表を終了して、8対2とOAKアスレチックスが6点リードしていました。

8回裏、アスレチックスは、好投していた先発のマネイアから、トリビーノに投手交代しました。トリビーノは、今季21セーブをあげているアスレチックスのクローザーですが、8月21日から3試合連続で敗戦投手となっており、6点差のある試合で、調整させる意味合いでの登板だったと思われます。6点もリードしているので、勝利間違いなしと思われましたが、これが誤算でした。トリビーノは、この日もピリッとせず、2アウトは取ったものの、3つの四死球とヒットで、1点を奪われ、満塁としてしまい、ペティットに交代。ペティットは、カークに押し出し四球で1点を奪われ、8対4と4点差まで追い上げられます。なおも2アウト満塁で、グリエルJrに、8対8の同点となる満塁ホームランを打たれました。

しかし、続く9回表、アスレチックスは、すぐに反撃し、カナがレフトスタンドへ、2ランホームランを放ち、10対8と再び勝ち越しました。

9回裏、アスレチックスはロモに投手を交代しました。2本のヒットでノーアウト2,3塁として、昨年までアスレチックスに在籍していたセミエンを打席に迎えます。この場面で、サヨナラ逆転3ランホームランを打ち、11対10でブルージェイズが勝ちました。

勝ったブルージェイズですが、ワイルドカード争いで、まだ5ゲームも差があるので、この勢いをシーズン最後まで続けなければ、ポストシーズン進出は叶いません。アスレチックスは、3ゲーム差なので、まだ進出する確率は高いですが、最近のブルペン投手陣の不振が解消されないと厳しいでしょう。それにしても、ポストシーズンを争っているチーム同士の対決では、負けられない試合ばかりなので、接戦の面白いゲームをしてくれます。

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LAD 2, SF 3 (SEP.3 @SF)

今週末の注目は、ナ・リーグ西地区首位争いの、この2チームの対戦でしょう。初戦から接戦となりました。
LAドジャースは、ローテーションの谷間で、小刻みな継投で、9回までスレーターのタイムリーヒットによる1点に抑えました。

SFジャイアンツは、先発のデスクラファニーが6回を無失点、その後を、7回表はワトソン、8回表はロジャースが0点に抑え、9回表に、クローザーのマギーが登板しました。これで1対0で勝負ありかなと思ったら、9回2アウト1,3塁から、クリス・テイラーのタイムリーヒットで、1対1の同点に追いつきました。

延長10回は、両チームが1点ずつを取り合い、2対2となって、11回を迎えます。11回表、ドジャースの攻撃では、シーガーがヒットを打ち、ノーアウト2,3塁とします。そこで、スミスがショートゴロを打ち、3塁ランナーのジャスティン・ターナーがホームを狙いましたが、タッチアウトに。結果的に、この守備で失点を防いだことが勝利に繋がりました。

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11回裏、ジャイアンツの攻撃では、敬遠を含む2四球で、2アウト満塁として、ポージーが、セカンドゴロを打ちます。セカンドのトレイ・ターナーがファーストに送球しますが、送球が少し高く逸れ、ファーストのスミスの足がベースから離れてしまいセーフに。これが決勝点。トレイ・ターナーのエラーでジャイアンツが初戦を制しました。トレイ・ターナーはショートが本職ですし、スミスもキャッチャーが本職です。不慣れなセカンドとファーストを守っていたことが、このプレイに出てしまったように思います。

今季も延長戦は、ノーアウト2塁からスタートするので、10回以降は、内野ゴロ、エラーなどで、得点がし易い状況となります。そうすると、守備、走塁などのちょっとしたミスが勝敗を決することになります。

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SEP.3 注目の選手

大谷翔平 LAA 9勝目

大谷翔平が9勝目をあげ、二桁勝利に王手をかけました。前回のゲリット・コールとの対決となるNYヤンキース戦を回避したのが、却って良い結果になりました。チームのポストシーズン進出は、ほぼ絶望ですので、大谷選手を勝てる試合に登板させてほしいです。
この日の大谷は、7回を8奪三振、2失点に抑え、チームは3対2で勝利しました。

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CLE 3, BOS 4 (SEP.4 @SF)

熾烈なワイルドカード争いをしているBOSレッドソックスの試合です。

両チームの先発投手が好投し、0対0のまま試合が進み、7回裏にレッドソックスのデバースの3ランホームランで、3対0と均衡を破りました。これで、デバースは今季100打点。1位のアブレイユを3打点差で追いかけています。

3対0のまま試合は9回表まで進み、レッドソックスは、オッタビーノが登板。クローザーがいない影響がここで出ました。オッタビーノが、CLEインディアンスのブラッドリーに二塁打を、レイエスに2ランホームランを浴び、土壇場で3対3の同点とされます。

しかし最後は、9回裏2アウト満塁から、ベルドゥーゴが、外野の頭上を越えるタイムリーヒットを打ち、レッドソックスがサヨナラ勝ちしました。

レッドソックスは、何とかサヨナラ勝ちし、ワイルドカード1位のヤンキースに0.5ゲームと迫り、追いかけられているOAKアスレチックスにはゲーム差を4.0に広げました。この日はサヨナラ勝ちしましたが、クローザーの不在は、ポストシーズンの戦い方に大きく影響します。故障者リスト入りしているバーンズの早い復帰が望まれます。

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SEA 8, ARI 5 (SEP.4 @ARI)

ベテランのシーガーの活躍が目立った試合です。

1回表、SEAマリナーズのシーガーが3ランホームランで先制します。

ARIダイヤモンドバックスも、1回裏ケリーのホームランなどで4点を入れて逆転し、その後、両チームが追加点を入れ、4回を終えて5対5の同点となりました。

6回表、2アウト1,2塁の場面で、またもやシーガーが3ランホームランを打ち、8対5と勝ち越しました。

8対5と3点差のまま、9回裏を迎え、マリナーズは、TBレイズから移籍のカスティージョが登板し、最後はシーガーがサードゴロを素早くさばいて、2塁、1塁と送球し、ダブルプレイを完成させて勝利。

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ワイルドカード2位のBOSレッドソックスに4ゲーム差と苦しい状況ですが、何とか離されずについていっています。西地区では、ついに2位のOAKアスレチックスをとらえ、同率2位となりました。

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SEP.4 注目の選手

ペレス KC 1試合2ホームラン。今季40号。

KCロイヤルズのペレスが、1試合で2本塁打。今季39号と40号ホームランを打ちました。

大谷翔平 LAA 43号ホームラン

大谷翔平が43号の3ランホームラン。2位のペレスに3本差として、単独トップです。前日は投手で勝利し、翌日は打者としてホームランという、異次元の活躍が続いています。

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STL 5, MIL 6 (SEP.5 @SD)

この日は、MLB全試合で6本も満塁ホームランが出た日でしたが、この試合の満塁ホームランが一番感動的だったのではないでしょうか。

5対1と、オニールの本塁打などでSTLカージナルスが4点リードして迎えた8回裏、MILブルワーズは2アウト満塁のチャンスで、代打でイエリッチが打席に立ちました。一塁線を抜く当たりと思われましたが、ゴールドシュミットがジャンプ一番ナイスキャッチ。チームを救うファインプレイでした。

9回裏、メイリーのタイムリーヒットで、1点を返し、尚も1アウト満塁とし、カージナルスは投手をクローザーのレイエスに交代しました。その場面で、ブルワーズのボーゲルバックに、逆転サヨナラ満塁ホームランが飛び出して、サヨナラ勝ち。

4点差を跳ね返すサヨナラ勝ちで、地区首位を不動のものにしました。

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HOU 3, SD 4 (SEP.5 @SD)

ア・リーグ西地区首位アストロズと、ナ・リーグで熾烈なワイルドカード争いしているパドレスの一戦。

SDパドレス先発のパダックが、6回まで無失点の好投で、6回を終えてパドレスが3対1とリードしていました。しかし7回表、パダックは、HOUアストロズのグリエルとコレアに2打者連続でホームランを打たれ、3対3の同点とされました。

9回表、パドレスは、クローザーのマランソンが登板しますが、連続四球でランナーを出しますが、コレアをダブルプレイにとり、2アウト。しかし、また四球を与え、2アウト1,3塁とピンチを招きます。その場面で、ディアスを見逃し三振に打ち取り、ピンチを脱しました。

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9回裏、アストロズは、同点の場面なので、クローザーのプレスリーではなく、スタネックが登板。1アウトを取った後、パドレスのクローネンワースが、サヨナラホームラン。

パドレスは、ア・リーグ西地区首位のアストロズとのインターリーグ3連戦を、2勝1敗と勝ち越しました。何とかワイルドカード2位を守りました。しかし、9月は、SFジャイアンツ、LAドジャースという同地区の強豪との対戦が多くあり、厳しい戦いが続きます。

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SEP.5 注目の選手

筒香 PIT 7号ホームラン

PITパイレーツの筒香が、7号ホームラン。PITパイレーツに移籍後、12本のヒットを打っていますが、11本が長打で、13打点もあげています。来年もMLBで活躍できそうです。

ペレス KC 41号ホームラン

KCロイヤルズのペレスが、2試合連続本塁打で、今季41号ホームランを打ちました。これで、大谷に2本差に迫りました。

順位(9月5日時点)

アメリカンリーグ:

①東地区:首位TBレイズの地区優勝は確実です。3位BOSレッドソックスが、ワイルドカード1位のNYヤンキースに0.5ゲーム差に迫りました。BOS vs NYYは、9/24-9/26に3連戦があります。4位のTORブルージェイズは、OAKアスレチックスに3連勝で、BOSレッドソックスに4.0ゲーム差まで迫りました。TBレイズやNYヤンキースを多く残しているので、それらを勝ち越せば、逆転のチャンスがあります。

②中地区:首位ホワイトソックスの地区優勝は確実です。

③西地区:SEAマリナーズが、ついにOAKアスレチックスを逆転し2位となり、ワイルドカード争いでは、BOSレッドソックスとの差を、3.0ゲーム差に縮めました。OAKアスレチックスは、ワイルドカード争いで4.0ゲーム差と、まだ逆転できますが、厳しい状況になってきました。

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ア・リーグ順位表 9/5時点(MLB公式サイトより)

ナショナルリーグ:

①東地区:首位のATLブレーブスは、2位のPHIフィリーズに2.0ゲーム差、3位NYメッツと3.5ゲーム差に縮まりました。NYメッツは脱落したかと思われましたが、息を吹き返しました。ATLブレーブスは、9月最後にPHI3連戦、10月にNYM3連戦が控えており、それまでに3ゲーム差以内になっていると、この3チームのどこが優勝してもおかしくありません。

②中地区:首位MILブルワーズの地区優勝は確実です。2位CINレッズは、ワイルドカード争いで、SDパドレスを0.5ゲーム差で追いかけ、3位STLカージナルスは、パドレスを3.0ゲーム差で追いかけています。

③西地区:LAドジャースとSFジャイアンツの直接対決は、ジャイアンツが勝ち越して、1ゲーム差の単独首位に立ちました。週末の直接対決が楽しみです。3位のSDパドレスは、ワイルドカード争いでCINレッズに0.5ゲーム差を付けましたが、日程・対戦相手が厳しいです

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ナ・リーグ順位表 9/5時点(MLB公式サイトより)

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